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この白書では,現在の購読型科学雑誌の集合体をオープンアクセスのビジネスモデルへ大規模に転換することについて,事実に基づいて強力に論証する。現存する雑誌は十分にテストされた機能をもっているので,維持され,かつ21世紀の研究のための需要に応えなければならないが,同時にその裏にある支出の流れは大幅に再構築される。オープンアクセスへ向けたこの決定的な前進は,十分な勢いをもっている。今ある多様なイニシアティブは,この明確な目標にまとまってゆくために協調するものでなくてはならない。研究の国際的な性質は,世界の一流の研究機関のコンセンサスを通じたものでなくては,この転換が真に世界的な規模で達成されることはないだろうということを暗示している。全ての状況を勘案すれば,すでに学術出版システムに投下されている資金は,未来へ向けて持続可能な転換を可能とするために十分なものである。現在雑誌購読システムの中に封じ込め
先週のエントリでも紹介した、SPARC Japanセミナー:「OAメガジャーナルの興隆」に行ってきました! 国際学術情報流通基盤整備事業 │ イベント情報 │ H23 │ 2011年度第5回「OAメガジャーナルの興隆」 2003年,ブダペストオープンアクセスイニシャチブ(BOAI)はオープンアクセス実現のためのふたつの方策を提案しました。ひとつは,研究者が執筆論文をみずからインターネット公開する「セルフ・アーカイビング」です。 大学・研究機関が設置する機関リポジトリや,PubMedCentral 等の政府系アーカイブなどの形で発展してきています。もうひとつは,無料で利用できる電子ジャーナルを創刊し,そこに論文発表を行うというものです。そうした電子ジャーナルは「オープンアクセスジャーナル」と呼ばれ,現在世界で7300誌を数えます(スウェーデン・ルンド大学調べ)。 オープンアクセスジャーナルの
プロローグ:10年後のブダペスト・オープンアクセス・イニシアティヴ 10年前、ブダペスト・オープンアクセス・イニシアティヴ(BOAI)は、今後すべてのピアレビューされた研究成果へのオープンアクセス(OA)を求める世界的運動を始めた。BOAIはオープンアクセスの概念を初めて考案したわけではない。むしろ、既存のいくつかのプロジェクトを慎重にまとめ、「より広く深く速く成功を収めるため」にこれらのプロジェクトがどのように「協力し合える」かを探ったのである。しかし、BOAIはこの目的のために「オープンアクセス」の用語を用いた初めてのイニシアティヴ(改革運動)であり、また、定義を明確に公表し、オープンアクセスを実現するための相互補完的な複数の戦略を提案し、オープンアクセスの必要性をすべての分野と国に対するものとして一般化し、十分な資金提供を伴っていたのもBOAIが初めてだった。 今日我々は、この世界的
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