2012/9/149:0 新しい生命の哲学/社会 檜垣立哉×粥川準二(後半) ■何が善で何が悪か、境目の曖昧さについて 檜垣 僕は結構若い頃から、躁鬱が激しくて、20代の半ばから30代の頭にかけてひどい鬱状態になったときが数回ありました。 粥川 そうだったんですか! 檜垣 40代になるとそれこそ、フーコーの『自己のテクノロジー』ではないですけれども、気分が落ちてくるとどうすれば良いのかが大体分かるようになりました(笑)。 若い時はダメになるとがんばるだけがんばるんですよね。そしてがんばるとどんどんダメになる。ところが、もうすぐ50という年齢までくると、落ちてくればとりあえず寝てればいいんだということがだんだん分かってきて、そうするとそんなに悪くならないんですよ。だから、今までありとあらゆる抗うつ剤を飲んできましたが、これが最新の薬ですと言われて飲んでも、大体効いた試しがない。いろんなものを
2012/9/139:0 新しい生命の哲学/社会 檜垣立哉×粥川準二(前半) 檜垣立哉氏 粥川準二氏 21世紀、それはいうまでもなく「生命」の世紀です。臓器移植、遺伝子医療、脳科学からES細胞・iPS細胞といった言葉はいまや新聞で目にすることも多くなり、私たちにとっても身近なものになっています。 そのような20世紀後半からの著しい「バイオテクノロジー」の進歩は、医療技術や生命科学といった領域を変貌させるだけでなく、私たちの「生のかたち」そのものを変えようとし、またこれまでにない多くの問題とともに優生学などの問題も再び提示しています。そう、いま私たちは生とは何か、そして人間とはいかなる存在なのかを、あたらしい枠組みで思考する必要にせまられているのです。 生のありようについて哲学的に考察し続けてきた檜垣立哉氏と生命科学の最先端と向き合いながらジャーナリスティックな視点からもア
この存命人物の記事には検証可能な出典が不足しています。信頼できる情報源の提供に協力をお願いします。存命人物に関する出典の無い、もしくは不完全な情報に基づいた論争の材料、特に潜在的に中傷・誹謗・名誉毀損あるいは有害となるものはすぐに除去する必要があります。 出典検索?: "佐々木健一" 美学者 – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2011年7月) 佐々木 健一(ささき けんいち、1943年1月26日 - )は、日本の美学者、東京大学名誉教授。 人物[編集] 東京出身。1965年東京大学文学部フランス語フランス文学専修課程卒業。1971年同大学院人文科学研究科美学藝術学博士課程満期退学。1971年同助手、1974年埼玉大学専任講師、1976年助教授、1980年東大文学部助教授、1989年教授。
大浦康介先生による一晩だけの講演会!! 草食家男子に向けて、京大・人文科学研究所教授がレクチャーするナンパ講習会! 近年インターネットの普及などで生のコミュニケーション力不足が問題視されている。そんな中で人と人とがつながる心のあり方と、他者へ働きかけるアプローチ「誘惑」について、また専門分野であるフランス文学にからめて究極のナンパ方法、口説きのレトリックを講義する。 大浦康介(おおうらやすすけ) 京都大学人文科学研究所教授。専門はフランス文学、文学・表象理論。 近著に『共同研究ーポルノグラフィー』 『フィクション論への誘い』 訳書に、ピエール・バイヤール『読んでいない本について堂々と語る方法』 ●「誘惑論・実践編~草食男子にお勧めする目からウロコのナンパ哲学~大浦康介先生による一晩だけの講演会」 日時/ 5月25日( 金) 時間/ 19:00 ~21:00(18:30
死にたくなったらというのはちょっと大げさなのだが、二つの意味がある。生きる実感が得られないときに読んでもいいかもしれないし、行き詰まった状態を抜け出すために一度昔の自分を消し去るためにも有効かもしれないと思うのだ。 ウィリアム・ジェイムズ入門―賢く生きる哲学を読んだ。この本を読むまで「ウィリアム・ジェイムズ」という哲学者を知らなかったし、彼の本も読んでみたのだが、それほどピンとこなかった。にも関わらず、あえてご紹介しようと思う。 ウィリアム・ジェームズは、当初家族の期待に応えるべく医学を学ぶ。M.D.を取得する。彼はその過程で「魂の病」にかかっていた。どうやら自分で納得して医者になろうと思ったわけではなかったようなのだ。さまざまな身体症状が出た後、神経衰弱になり、鬱を経て、最後に自殺を図った。結局、医者にはならず、ハーバードで心理学を教えながら、最終的に哲学者として知られるようになった。
先日、「美学を一から勉強しようとするひとは何読めばいいですか?」って聞かれました。 これまでは「美学研究者なら誰に聞いても同じような答え返ってくるんじゃね?」と思ってて、わざわざ参考文献リスト作ってなかったのですが、昨日amazonで「美学」で検索したら中井正一の『美学入門』とか出てきたんで、やっぱ公の場に出しといたほうがいいかな、と。 では以下、わたしのオススメ本です。 ちなみに、日本語文献です。 英米系分析美学の入門書については、以前書いたので、こちらを見てください⇒★。 はい。 とりあえず、最初はこれ読んで下さい。 西村清和『現代アートの哲学』 現代ア-トの哲学 (哲学教科書シリーズ) 作者:西村 清和 産業図書 Amazonまぁ教科書として書かれてますので、読みやすいですし、素朴な日常的関心から専門的な議論への持って行き方が上手いので、読んでて面白いと思います。 練習問題もついてる
→紀伊國屋書店で購入 中公版『哲学の歴史』の第三巻である。このシリーズは通史だが各巻とも単独の本として読むことができるし、ゆるい論集なので興味のある章だけ読むのでもかまわないだろう。 本巻はキリスト教神学の基礎となった2世紀のアレクサンドリアの哲学からルネサンス直前の14世紀のマイスター・エックハルトまでの1400年間をあつかう。中世というくくりになるが、年代的に長大なだけでなく、ギリシア哲学を継承し西欧近代に伝えたビザンチンとイスラムの哲学、さらにはユダヤ思想までカバーしている。これだけ多彩な思想の営みを一冊に詰めこむのは無茶であるが、従来の哲学史だとまったく無視するか、ふれても普遍論争に言及する程度だったことを考えると、中世の巻を設けてくれただけでもありがたい。 このシリーズは編集がゆるく執筆者を選んだらまかせきりという印象があるが、本巻はその傾向が特に強く出たように思う。後半ではラテ
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