新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、多くの大学が2020年5月初旬ごろからオンライン授業を本格的に始めた。一方、様々な大学で学内サイトへのアクセスが増大しサーバーにつながりにくくなったり、不正アクセスによって学生の個人情報が流出したりするトラブルが発生した。 そうした中、東京大学は2020年4月以降の授業をすべてオンラインで実施し、問題なく講義を開けている。全国に先駆けて4月3日からオンライン授業を始められた秘訣はどこにあるのか。 迅速なポータルサイトの作成で学生や教員への情報提供を実現 「学生向け情報発信の場であるポータルサイトを早期に作成できたのが大きい。ポータルサイトで一括して学内のツールの使い方やオンライン授業の方法を発信したほか、早めに説明会を開くことで、教員や学生に『こうすればオンライン授業ができそうだ』というイメージをもってもらえた」。東京大学での遠隔授業の準備を進めてきた
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