** P2Pの技術的位置付け 技術者の多くは、世の中に次から次に現れる新しい技術用語を冷めた目で見ていると思います。些細な差に新しい用語を当てることが多いからです。本誌の読者の中にも、P2Pなんて用語には技術的に何の意味も無いと否定している人もいると思います。今から、P2Pという用語の技術的な位置付けを行います。読んで賛同してくれる人もいると思います。こんな分類に意味が無いと感じる人もいるかもしれません。賛同できない場合でも、本記事の範囲では、P2Pをこう位置づけて書いている、と理解して読んでください。 P2Pという用語で最も誤解を招きやすい表現は、P2Pは個人のPCが直接通信するネットワークです、という言い方です。個人のPCが直接やりとりするので、yahooのWebサーバにアクセスすることとは訳が違う、と言われても、普通の技術者であれば反発を覚えるのが普通でしょう。そもそもPCの定義とは