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ブックマーク / sumita-m.hatenadiary.com (330)

  • 露西亜から群馬へ - Living, Loving, Thinking, Again

    亀山郁夫*1「耳の実力」(in 『わたしと「名著」』NHK出版、pp.22-23) 曰く、 (前略)ドストエフスキーの『罪と罰』*2と『カラマーゾフの兄弟』*3。十九世紀のロシアで書かれたこの二作が、私の読書人生のアルファにしてオメガである。そこで改めて自問してみる。二十一世紀の今を生きる私にとって、「名著」に値する小説とは何か、と。まばゆい後光に包まれた文豪たちの名がたちどころに思い浮かぶが、私はさほど迷うことなく宮部みゆき『模倣犯』を挙げるだろう。9・11事件が起こった二〇〇一年の刊行。意外なセレクト、奇を衒いすぎ、と驚きの声が聞こえてくることも覚悟のうえでの選択である。『模倣犯』にはたしかに、伝統的な小説作法を突き崩す何かがある。スティーヴン・キング譲りの多視点の方法がすばらしく魅力的に感じられた。また、ドストエフスキーばりともいえる「多声性」の原理が縦横を貫いていることにも驚かされ

    露西亜から群馬へ - Living, Loving, Thinking, Again
    kojitaken
    kojitaken 2023/12/03
    亀山郁夫の感性って独特だよね。『模倣犯』のほか、村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』も最近「聴いた」らしい。群馬といえば10月末に『模倣犯』の舞台の赤城山に登ってきた。4年ぶりの登山。
  • 森村誠一 - Living, Loving, Thinking, Again

    『読売新聞』の記事; ベストセラー作家の森村誠一さん死去、90歳…「人間の証明」「悪魔の飽2023/07/24 15:19 訃報 「人間の証明」「悪魔の飽」などで知られるベストセラー作家、森村誠一(もりむら・せいいち)さん*1が24日死去した。90歳だった。 埼玉県生まれ。青山学院大卒業後、ホテルマンとして働くなかで、サラリーマン向けのエッセーを手掛けるようになる。1967年、「大都会」で作家デビュー。69年に「高層の死角」で江戸川乱歩賞、73年には「腐蝕の構造」で日推理作家協会賞を受けた。ホテルや新幹線などを舞台に、現代社会の疎外感や虚無感を掘り下げ、社会派的なテーマとトリックを融合した作品でサラリーマン層の支持を集めた。 76年には西條八十の詩をモチーフに、証明三部作の第1作「人間の証明」を発表。翌年には角川書店が行った映画版とのメディアミックスで、森村誠一ブームを巻き起こし

    森村誠一 - Living, Loving, Thinking, Again
    kojitaken
    kojitaken 2023/08/05
    "『赤旗』の森村誠一訃報の素っ気なさが一部で話題になっていたけれど、どんんな背景があるのだろうか。森村氏は代表的な日本共産党シンパだと思っていたのだけど。" 赤旗の記事の件は知らなかった。何があったんだろ
  • 鈴木邦男 - Living, Loving, Thinking, Again

    一水会顧問・鈴木邦男は、令和5年1月11日午前11時25分、療養先の病院にて79歳で逝去しました。葬儀は親族で執り行われ、訃報はご親族を通じ、1月26日にお知らせ頂きました。ここに生前のご厚誼に深謝申し上げます。ご親族への、ご香典、ご供花等は一切ご遠慮願います。問合せ先は、一水会03-3364-2015— 一水会 (@issuikai_jp) 2023年1月27日 『東京新聞』の記事; 鈴木邦男さん死去 79歳、「一水会」元代表 2023年1月28日 07時55分 民族派団体「一水会」の元代表で、イデオロギーの枠を超えた言論活動を展開した評論家の鈴木邦男(すずき・くにお)さん*1が十一日、誤嚥(ごえん)性肺炎のため死去した。七十九歳。福島県出身。葬儀は近親者で行った。後日お別れの会を開く予定。 早稲田大在学中に民族主義運動に没頭し、新聞社に入社。作家三島由紀夫の自決に影響され一九七二年に一

    鈴木邦男 - Living, Loving, Thinking, Again
    kojitaken
    kojitaken 2023/01/28
    "露西亜のウクライナ侵略戦争を巡って、一水会は一貫してごりごりのプーチン支持であり、この点において、鈴木氏とは全く相容れない。" リベラル左派で無邪気に故人を礼賛している人たちはこのことを知らないのかな?
  • 要するに、かまってちゃん? - Living, Loving, Thinking, Again

    尾中香尚里「メディアの注目を集められるならバッジも外す…政治を「選挙ゲーム」に変えた野党とマスコミの大罪」https://president.jp/articles/-/58217 尾中さん*1は元毎日新聞記者で、最近は安倍晋三と菅直人を比較したを上梓しているのね。 彼女によると、半年足らずで衆議院議員を辞職し参議院選挙出馬を表明するといった、山太郎*2の奇策或いは〈奇行〉は、要するに山が〈かまってちゃん〉だということの表れ、ということになる。 実のところ、筆者には山氏が、一衆院議員としての立場に「飽きた」ようにしか見えない。 俗に「れいわ旋風」と呼ばれた2019年の参院選の直後は、重度障害を持つ2人の議員の当選によって、参院に車いす用のスロープが取り付けられるなどバリアフリーが進むさまが大きく報じられた。「れいわの『躍進』によって国会が変わる」さまが可視化されたとも言えた。 しか

    要するに、かまってちゃん? - Living, Loving, Thinking, Again
    kojitaken
    kojitaken 2022/06/15
    メディアが2016〜17年に小池百合子をどう扱ってきたのかの検証もリクエストしたい。しかし、角栄、石原、小泉、小池、山本と見てくると、懲りないもんだなあとため息が出る。
  • 独裁制のリスク - Living, Loving, Thinking, Again

    「山太郎と×××新選組の最大の問題点は、党が独裁制で運営されているために党に「集合知」が有効に作用せず、支持者の集団が「衆愚」と化してしまうところにある。」https://kojitaken.hatenablog.com/entry/2022/05/22/081543 曰く、 山太郎*1と×××新選組の最大の問題点は、党が独裁制で運営されているために党に「集合知」が有効に作用せず、支持者の集団が「衆愚」と化してしまうところにある。独裁者である山太郎が間違ってしまった時に、それを修正するチェック機能が党に備わっていないのだ。 他の政党を見ても、民主集中制の共産党や実質的に宗教団体に支配されている公明党はもちろん、寡頭制の維新、今世紀に入ってから党執行部の権力ばかりが肥大してしまった自民党や旧民主系諸政党など、「集合知」の効力を低下させる悪しき流れにどの政党も支配されているが、×××新選

    独裁制のリスク - Living, Loving, Thinking, Again
    kojitaken
    kojitaken 2022/05/26
    "以前、池田信夫が橋下徹を称賛する文脈で「独裁」の効率性を論じていた" ノビーと橋下といえば最近は喧嘩ばかりしてる印象が強いですけど、蜜月時代もあったんでしたっけ。東電原発事故より前の2008〜10年頃かな。
  • スターリン主義を懐かしむ? - Living, Loving, Thinking, Again

    安藤直樹氏曰く、 珍論発見。てか、ソトンだった(笑)。 https://t.co/yDLw5R8bQp— 安藤☮直樹(Ando Naoki) (@torapocodan) 2022年3月4日 NATOを応援している共産、立憲は当にダメだ。国際的な常識がある国政政党は、れいわ新選組だけ。共産党は、野坂参三や徳田球一がいた時代は、少なくも国際的であったが、宮顕治以降、ガラパゴス政党になった。 https://twitter.com/thoton9/status/1499731462173892611 と言っているThoton Akimotoって、プロフィールに「Unity, Python, C++, Physics, Math, History, Politics, Journalism, Taro Yamamoto」と書いてあるので、れいわ新選組*1のシンパということなのだろう。それにし

    スターリン主義を懐かしむ? - Living, Loving, Thinking, Again
    kojitaken
    kojitaken 2022/03/09
    ああ、「そとんさん」か。こいつはオザシンだったがヤマシンに転じたんだな。この系列には民族主義系極右とこいつみたいな極左が入り交じっているようだ。
  • 久々の孫崎享 - Living, Loving, Thinking, Again

    露西亜のウクライナ侵略は、私に予期せぬ効果を及ぼした。それは、孫崎享*1という人名を度々見かけるようになったことだ。すっかり忘れていたぜ。 2月25日に曰く、 『オリバー・ストーン オン プーチン』はプーチンの音が出ているですが、ウクライナNATO拡大はロシアの安全を大きく左右すると強い懸念を持っています。隣国に”敵対的政権”のできるのも懸念してますが、通常いう”領土拡大野心”も”大国野心”もない。 https://twitter.com/magosaki_ukeru/status/1497004779805224960 ウクライナ国民の大誤算はアメリカが軍事的に助けてくれると信じ込まされたこと。信じた事。そしてロシアに喧嘩腰でもいいと思ったこと。軍事的な助けになんか来やしません。 フレディタン「ウクライナのゼレンスキーみたいな米国のポチじゃ駄目だということをしっかり学ぶべきだと思

    久々の孫崎享 - Living, Loving, Thinking, Again
    kojitaken
    kojitaken 2022/03/03
    "今回の伏線として、孫崎が岸信介を評価していたことが挙げられるのでは?" そうだった! すっかり忘れてました!!w
  • 麒麟児 - Living, Loving, Thinking, Again

    『スポーツニッポン』の記事; 元関脇・麒麟児さん死去 67歳 多臓器不全 「花のニッパチ組」として人気誇る 4/13(火) 17:52配信 スポニチアネックス 大相撲の元関脇で、猛烈な突っ張りで知られた麒麟児(きりんじ、名垂沢和春=たるさわ・かずはる)さん*1が3月1日、多臓器不全のため自宅で死去した。67歳。千葉県出身。日相撲協会が13日、発表した。葬儀・告別式は家族葬で執り行われた。 糖尿病と腎臓を患っていた。相撲協会関係者によると、2015年夏ごろに頭部の腫瘍摘出手術を受けた影響で顔面にまひの症状が残り、体調が悪かった。 北の湖、2代目若乃花ら実力派がそろった昭和28年(1953年)生まれ。「花のニッパチ組」の一角として人気を誇った。 67年夏場所で二所ノ関部屋から初土俵を踏み、74年秋場所で新入幕。幕内に通算84場所在位した。三賞受賞は11度。感情豊かな人柄も人気を呼んだ。88

    麒麟児 - Living, Loving, Thinking, Again
    kojitaken
    kojitaken 2021/04/17
    私も「麒麟児」と聞いて大麒麟しか思い出さなかった。麒麟児和春の方は存在すら忘れていた。そういえば大麒麟のあと同じ醜名を使った力士がいたかもしれないなという程度の記憶。誰しも思うような人生は送れません。
  • 阪急電車にて - Living, Loving, Thinking, Again

    Via neanderthal yabuki*1「「大阪の人は電車の中で、平気で子供に小便をさせる人種である」(谷崎潤一郎)」https://nean.hatenablog.com/entry/2015/04/20/212305 東京紅團「谷崎潤一郎の西宮・芦屋・神戸を歩く」http://www.tokyo-kurenaidan.com/tanizaki-kobe1.htm 谷崎潤一郎*2ってこんなこと書いていたんだ! 関東大震災の後、一時京都に滞在しますが、大正12年12月から昭和19年4月まで関西に住居をかまえます。谷崎潤一郎が大正14年の文藝春秋「阪神見聞録」で大阪の人について書いています。「大阪の人は電車の中で、平気で子供に小便をさせる人種である、――と、かう云つたらば東京人は驚くだらうが、此れは嘘でも何でもない。事實私はさう云ふ光景を二度も見てゐる。尤も市内電車ではなく、二度とも

    阪急電車にて - Living, Loving, Thinking, Again
    kojitaken
    kojitaken 2020/11/14
    阪神間で過ごした少年時代に阪急と阪神の客層の違いはさほど感じなかったが、約40年前上京して国鉄中央線と常磐線の客層の違いに驚いたことがある。平日の昼間、常磐線の国電車内でおっさん数名が酒盛りをやってた。
  • 知っていることによって知らない - Living, Loving, Thinking, Again

    seiranzan*1「知る事の悲しみ」https://seiranzan.hatenablog.com/entry/2020/10/31/091759 曰く、 じゃあ中世以前のスタイルを用いて作曲する事が何故難しいのかというと、たとえば中世以前の人々には、旋律に和音をつけて歌うなどという発想はなかった。今、現代は?そうさ、そこらのあんちゃん、姉ちゃんだって小粋にギターを抱え、じゃんじゃんじゃかじゃかとコードを掻き鳴らしながら声を張り上げているじゃないか。誰もが旋律にはコードがくっついていて当たり前だと思っている。でも実は、人々が思っている以上にコードの力は強いんだ。コードってのはいつの間にか旋律さえも軽々と支配してしまうが、その事に気づいている人は殊の外少ない。 おっと、話がなんだかややこしくなってしまったね。率直に言うと、要するに私はコード進行というものを知っている。そんな私がコード進

    知っていることによって知らない - Living, Loving, Thinking, Again
    kojitaken
    kojitaken 2020/11/03
    引用先のブログ記事はとても面白い。本当にその通りだと思う。日本なら江戸時代以前、ヨーロッパなら中世以前の人たちは「和声進行」など存在しない世界に住んでいた。現代の作曲家はこの壁を破ろうとして破れない。
  • 筒美/近藤/太田 - Living, Loving, Thinking, Again

    承前*1 最近亡くなった筒美京平と近藤等則のどちらにも縁があったのが太田裕美さん; トランペッターの 近藤等則さんが亡くなった… ジョン・ゾーンの繋がりで 一緒にお仕事を… とてもエネルギッシュで ユニークな人でした。 またご一緒したかったな… 心からご冥福をお祈りいたします。— 太田 裕美 (@ohtahiromi1974) 2020年10月18日 また、 「筒美先生...」https://ameblo.jp/hiromi-ohta/entry-12632508442.html *1:https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/10/14/085620 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/10/19/091524

    筒美/近藤/太田 - Living, Loving, Thinking, Again
    kojitaken
    kojitaken 2020/10/21
    ジョン・ゾーンと太田裕美といえば「狂った果実」を思い出すけど、あの曲トランペットなんか使ってたっけか? CD引っ張り出して調べてみるかな。輸入盤だけど。
  • 黒川から混沌へ? - Living, Loving, Thinking, Again

    承前*1 伊藤広剛「れいわヘイト・トンデモ・陰謀論政党確定、陰謀論者高橋アト氏を衆議院東京7区に公認 政治家としての山太郎 \(^o^)/ #ヘイト政党 #政治家レイシズム」https://note.com/bobby_shibaki/n/n7e5a1dfdc3a0 この中で「黒川敦彦」という人名を見つける。「陰謀論者」で「差別主義者」だが、山太郎が「選挙でガンガン応援」したのだという。 黒川って、たしか以前に古寺多見氏のblogで名前を見たような感じがするけど*2、よくわからない。 取り敢えずWikipediaを見てみる*3。「モリカケ」追及をウリにしてきた人。その一環として、2017年の総選挙に安倍晋三のシマである山口4区から立候補して落選している*4。山太郎が「ガンガン応援」した「選挙」というのはこの選挙だったようだ。さらに、2019年の参議院選挙に際して、天木直人*5や小林興

    黒川から混沌へ? - Living, Loving, Thinking, Again
    kojitaken
    kojitaken 2020/09/12
    黒川敦彦については私もよく知りません。ただ、日頃ヲチしている方面でひところよく名前を見掛けたので、何度か言及したことはあると思います。
  • カフカと「コロナ」(姜尚中) - Living, Loving, Thinking, Again

    姜尚中*1「新しい「中世スタイル」を楽しむ」『私のまいにち』(毎日新聞社)725、pp.18-19、2020 曰く、 (前略)プラハのユダヤ人家庭に生まれながら、ドイツ語で孤独と夢、ユーモアと残酷さが混然一体となった小説を残したカフカ。中でも彼の代表作である「変身」(1915年)*2は、まるで未知のウイルスの蔓延に翻弄される、現在の人間の姿を予見しているかのように考えさせられる。 突然、ある朝気づいたら醜悪な虫に変身していた善良な主人公の青年、グレゴール・ザムザ。彼は家族からも忌み嫌われ、失意のうちに命を落とすことになるのだが、ザムザを、ウイルス感染の果てに重症化し、詩を余儀なくされる患者に置き換えることは、あながち強引なこじつけとは言えないはずだ。実際、感染しているのかさえ分からないのに、偶さかマスクをしたアジア系の人間というだけで、忌み嫌われ、石もて打たれるような差別や迫害が起きている

    カフカと「コロナ」(姜尚中) - Living, Loving, Thinking, Again
    kojitaken
    kojitaken 2020/06/19
    カフカといえば今年の1〜3月に池内紀が訳した白水社のuブックス版全集だったかを図書館で借りて読んでたら、コロナ禍によって現実が急速に不条理化していったことに唖然とした。それ以来なかなか本が読めなくなった。
  • 「大阪」だった - Living, Loving, Thinking, Again

    福岡桃「「六甲おろし」は「阪神タイガースの歌」じゃなかった!?人にとっても「思い出の曲」の古関メロディー」https://news.yahoo.co.jp/articles/b00e3d1d89b338ded16cbb63f3d6142e9b62dee4 古関裕而作曲の「六甲おろし」*1について。「正式名称は「阪神タイガースの歌」で、もともとは「大阪タイガースの歌」として1936年に誕生した」。 当時の音源を聴いてみると、「オウ オウ オウ オウ 阪神タイガース♪」のところは、「オウ オウ オウ オウ 大阪タイガース♪」と歌われている。毎日のようにラジオで「六甲おろし」を聴いて育った関西育ちの記者には完全に「阪神」で刷り込まれているが…試しに自分でも歌い比べてみた。 「オウ オウ オウ オウ はーーんしーーんタイガース♪」 「オウ オウ オウ オウ おーおーさーかータイガース♪」 慣れ親

    「大阪」だった - Living, Loving, Thinking, Again
    kojitaken
    kojitaken 2020/06/17
    まあこのあたりの話は関西のプロ野球ファンには常識だったりする(関西を離れて長いヤクルトファンの私でも知っていた)。ちなみに正式名称が「大阪タイガース」だった時代でも、球団の略称は「阪神」だった。
  • 大澤not大岡 - Living, Loving, Thinking, Again

    最近の東大情報学環の騒動なのだけど、最初、何故今頃になって、昭和の終わり=平成の始まりも待たずに鬼籍に入った『野火』の作家*1が炎上しているんだ!? と不思議に思ったのだった。「大岡昇平」じゃなくて「大澤昇平」だったのね! さらに、いきなり〈バイトテロ〉*2を起こされた感じの越塚登先生についても、どうしてもマルクス『経済学・哲学草稿』*3の訳者(の一人)である城塚登と間違えてしまうのだ。因みに、城塚登が東大教養学部を定年退職して、その後任人事を巡って勃発したのがあの〈中沢新一騒動〉*4。また、保見光成の発句「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」も思い出した*5。 野火(のび) (新潮文庫) 作者:大岡 昇平出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1954/05/04メディア: 文庫経済学・哲学草稿 (岩波文庫 白 124-2) 作者:マルクス出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1964/03/16

    大澤not大岡 - Living, Loving, Thinking, Again
    kojitaken
    kojitaken 2019/12/21
    そうなんですよ。私も最近『事件』、『成城だより』、『成城だよりII』、『大岡昇平音楽論集』と立て続けに読んだもので、大澤昇平とかいう馬鹿の名前が目に入るのが鬱陶しくてたまりません。
  • Uko/Udaka - Living, Loving, Thinking, Again

    「「宇高航路」109年の歴史に幕へ 背景に利用客の減少(NHK)」https://kojitaken.hatenablog.com/entry/2019/11/10/132820 フェリーの「宇高航路」、最後まで残った「四国フェリー」が撤退するという。最初にこのニュースを見たとき、「宇高」の「高」は高松だけど、「宇」って何所だ? 宇野だったっけ、それとも宇部だったっけ? と考え込んでしまった。そのニュースには「岡山県玉野市」と「香川県高松市」を結ぶとはあっても、「宇」が何処なのかは言及されていなかったのだ。「宇野」ですね。「宇部」は山口県。8月に高松に行ったとき*1、「宇高航路」という表示を見て、四架橋が出来てもう30年以上経つけど、まだやってるんだ! と思った(そのときは「宇野」を憶えていた)。この廃止は、小豆島を初めとする多くの航路が収斂する高松よりも(私にも忘れられてしまった)宇野

    Uko/Udaka - Living, Loving, Thinking, Again
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    kojitaken 2019/11/17
    "小豆島を初めとする多くの航路が収斂する高松よりも(私にも忘れられてしまった)宇野のダメージの方が大きい" ダメージは1988年の瀬戸大橋開通の時がmaxでしょう。宇野は寂れ、高松(やのちの徳島)はパッシングで。
  • エリカ逮捕 - Living, Loving, Thinking, Again

    NHKの報道; 沢尻エリカ容疑者「私の物に間違いない」麻薬所持の疑いで逮捕 2019年11月17日 6時54分 女優の沢尻エリカ容疑者*1が、東京都内の自宅で合成麻薬のMDMAを所持していたとして、警視庁に逮捕されました。「私の物に間違いない」と容疑を認めているということです。 逮捕されたのは、女優の沢尻エリカ容疑者(33)です。 警視庁によりますと、16日午前、東京 目黒区の自宅マンションで合成麻薬のMDMAを含む粉末およそ0.09グラムを所持していた疑いが持たれています。 沢尻容疑者が違法な薬物を所持しているという情報をもとに、警視庁が16日午前8時すぎに自宅を捜索したところ、白い粉末が入ったカプセル2錠が見つかり、このうち1錠を鑑定したところ合成麻薬だと確認されたということです。 調べに対して「私の物に間違いない」と供述し、容疑を認めているということです。 沢尻容疑者を乗せた車は、警

    エリカ逮捕 - Living, Loving, Thinking, Again
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    kojitaken 2019/11/17
    "植草一秀が逮捕されても大した視聴率は稼げないろう" ワロタ。
  • 吉野彰 - Living, Loving, Thinking, Again

    『京都新聞』の記事; ノーベル化学賞に旭化成名誉フェロー・吉野彰氏 京大工学部出身 2019年10月9日 18:51 スウェーデン王立科学アカデミーは9日、2019年ノーベル化学賞を、京都大工学部出身で旭化成名誉フェローの吉野彰氏(71)ら3人に贈る、と発表した。授賞理由は「リチウムイオン電池の開発」。吉野氏はコバルト酸リチウムを使い、高性能のリチウムイオン電池を開発した。リチウムイオン電池*1は携帯電話やノートパソコンのバッテリーなどIT社会に不可欠な電源となり、自動車にも利用が広がっている。太陽光や風力で発電したエネルギーを蓄積でき、地球温暖化に進める化石燃料の浪費から脱却する技術であることも高く評価された。 共同受賞は、米テキサス大教授のジョン・グッドイナフ氏(97)とニューヨーク州立大特別教授のマイケル・ウィッティンガム氏(77)。グッドイナフ氏はノーベル各賞を通じ最高齢受賞となっ

    吉野彰 - Living, Loving, Thinking, Again
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    kojitaken 2019/10/12
    私も下流側・技術系の人間だから、吉野氏の業績は昔から知ってたけど他の2人の業績は知らなかった。吉野氏の受賞で京大を云々する人もよく見かけるけど京大とは無関係。むしろ非京大の白川英樹氏からの流れを汲む。
  • 丸亀に火が点いて - Living, Loving, Thinking, Again

    果歩「「丸亀製麺」が“香川県丸亀市と関係ナシ”と炎上。丸亀市を直撃したら驚きの事実が」https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190918-01605302-sspa-soci 「丸亀製麺」*1の炎上。でも、丸亀製麺が「香川県」とも「丸亀市」とも関係のない会社だということは疾うの昔に周知の事実となっていたのでは? だから、何で今更? と思った。 でも、この記事の後半の丸亀市の「広報担当者」の話は興味深い; 「丸亀製麺様が丸亀発祥ではないことは皆さまご存じかと思います。丸亀製麺様と丸亀市はつながりが直接あるわけではありませんが、協力関係にございます。 たとえば、協力関係の一環として、全国の丸亀製麺の店舗に丸亀市のイベントのポスターを貼って頂いていますし、丸亀市の公用車には丸亀製麺様の広告を出して頂き、広告料も頂いております。 昨年、日一の高さ

    丸亀に火が点いて - Living, Loving, Thinking, Again
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    kojitaken 2019/09/22
    "8月に小豆島に行ったのだけど" 私は香川県民時代一度も小豆島に行かなかった。いつでも行けると思っていたのが失敗の原因。兵庫県民だった中学生時代の夏に行ったのが今のところ最初で最後。そうめんも食べてない。
  • Turning points? - Living, Loving, Thinking, Again

    「あいちトリエンナーレ」を巡ってはとんでもない事態になっている。後世の歴史家はこの日を、たんなる美術史に止まらない、政治史或いは国家史にも及ぶ日史上の転換点として記述するかも知れない。匿名のちんぴらが実行し、政治家が煽って・追認するという仕方で行われた。とりわけ河村たかし*1の罪は重大だと思う。 この事態に対する日ペンクラブの応答を引用しておく; 日ペンクラブ声明、企画展「展示は続けられるべきだ」 表現の不自由展・その後 2019年8月3日18時09分 愛知県で開かれている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」について、日ペンクラブ(吉岡忍会長)は3日、「展示は続けられるべきである」との声明を出した。 全文は以下の通り。 ◇ 制作者が自由に創作し、受け手もまた自由に鑑賞する。同感であれ、反発であれ、創作と鑑賞のあいだに意思を疎通し合う空間がなけ

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    kojitaken 2019/08/04
    "とりわけ河村たかしの罪は重大" これは本当にそう。"稲田はその後、李纓のドキュメンタリー映画『靖国 YASUKUNI』への文化庁の助成にいちゃもんをつけている" 私は加藤紘一邸放火事件よりこちらを先に思い出しました。