トネ・ミルン[* 2](英: Tone Milne、1860年12月26日〈万延元年11月15日〉[6] - 1925年〈大正14年〉1月30日[7])は、イギリスの鉱山技師・地震学者であるジョン・ミルンの妻。旧姓は堀川 トネ(ほりかわ トネ)[* 1]。日本人の身でありながら、当時(明治時代)の日本としては珍しい国際結婚でミルンの妻となった。ミルンの東京滞在時は、日本語の文献の翻訳、日本の歴史の調査などで、ミルンの地震学研究に助力した[8][9]。結婚するまでは周囲からいわれのない差別を受け、ミルンとの出逢いの後も、結婚に至るまで様々な障害に阻まれ、永住を覚悟で日本を離れるなど、波乱万丈な生涯で知られている[6]。 経歴[編集] 少女期[編集] 蝦夷地箱館(後の函館市)で、陸奥国川内村(現・むつ市)出身で願乗寺(現在の本願寺函館別院)の僧侶・堀川乗経の長女として誕生した。堀川乗経は、水不