ニューヨーク(New York)のニューヨーク近代美術館(Museum of Modern Art、MoMA)で、ピカソ(Picasso)のブロンズ彫刻に触れるバーバラ・アペル(Barbara Appel)さん(2013年3月19日撮影)。(c)AFP/Don Emmert 【4月6日 AFP】彼女の目は何も見えていない──だが、バーバラ・アペルさんはピカソ(Picasso)の彫刻の顔に指をなぞらせて、ニューヨーク近代美術館(Museum of Modern Art、MoMA)で満足のため息をついた。 大半の人々は展示を見るために美術館を訪れる。だが、MoMAを訪れる一部の人にとっては文字通り、芸術への「愛は盲目」だ。 毎月、さまざまな度合いの視覚障害がある人の少人数のグループが、ニューヨーク・マンハッタン(Manhattan)にある名高い美術館を専門のガイドと共に巡っている。 10年ほど