予想をはるかに超える見物客が詰めかけ、パレードの一部を中止するなど大混乱した仙台市の「東北六魂祭(ろっこんさい)」。 気温が30度を超え、26人が熱中症の疑いで搬送された。東日本大震災の被災地を元気づける狙いがあったが、運営や準備の不十分さから多くの人が憤る結果となった。 2日間の開催期間の初日、六つの祭りが結集する場面を一目見ようと、会場の定禅寺通(青葉区)周辺はすでに昼には見物客で埋め尽くされ、わずか4~5メートル進むのに数分かかるほどの混雑ぶりとなった。 同通を6県の踊り手が練り歩くパレードは祭りの目玉。しかし、開始予定の午後5時には車道に人があふれ、踊り手の進路が確保できなくなり、20分遅れで開始した。それでも踊り終えた踊り手の退路が人でふさがるなどし、度々中断した。 仙台七夕、福島わらじ、盛岡さんさ、山形花笠の4祭りのパレードはなんとか行われ、踊り手があでやかな舞を披露すると、観