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ブックマーク / www.kajima.co.jp (2)

  • April 2011:SAFE+SAVE 支援と復興の土木・建築 | KAJIMAダイジェスト | 鹿島建設株式会社

    小学校の教室。風が抜け,天井に熱気がこもらないデザインのおかげで,夏でも涼しく学ぶことができる。 photo by Siméon Douchoud 西アフリカの国,ブルキナファソ。首都ワガドゥグーから南へ200km離れた場所に,人口3,000人のガンド村がある。この村の小学校の外観で特徴的なのは大きな屋根である。地元の職人が鉄筋をのこぎりで切断して溶接し,トラスを組み立てて鋼板の屋根を載せた。トラスの下には泥レンガを積んでつくった3つの教室が並び,その間には半屋内の空間がある。鋼板の屋根は教室内や廊下に影をつくり涼しく保つ。トラスは下部の教室と上部の屋根との間に空隙を生み,熱気を逃がす役割を果たしている。このトラス部分をジャングルジムにして遊ぶ子どもたちもいる。 建築家のディエベド・フランシス・ケレは1965年にこの村で生まれた。村には小学校がなく,両親は7歳のケレを13km離れた街の小学

  • 第9回 王滝村災害復旧

    《御嶽山の麓があたる傾斜の地勢に倚り,王滝川に臨み,里宮の神職と行者の宿とを兼ねたような禰宜の古い家が,この半蔵等を待っていた。・・・王滝は殊に夜の感じが深い。暗い谷底の方に燈火の泄れる民家・・・すべてがひっそりとしていた》 木曽路はすべて山の中である・・・に始まる島崎藤村の小説『夜明け前』の一節である。 王滝村は中山道の宿場町・木曽福島町から西へ約25km。王滝川沿いの県道に車を走らせなければならない。行く手には際限ない山の連なりが見える。木曽はまさに山の中,そんな思いを強くする。 三岳村中心部を抜け,牧尾ダムサイトを過ぎ,御岳湖を左手に見ながら緑陰の道をしばらく走ると,道は大きく右にカーブする。突然視界に幾何学模様の法枠壁が飛び込んできた。多くは緑に覆われているが,その斜面高は400m,幅は700mにも及ぶ。 道はその下を左に回りこんで,王滝村中心部に通じている。法枠壁の上部に見えるガ

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