理論物理学者スティーブン・ホーキングは、ヒッグス粒子の研究が進むことで、時空の完全なる崩壊というシナリオの引き金を生んでしまうのではないかと危ぶんでいる。粒子に膨大なエネルギーを与えるこの実験が、この宇宙を飲みこんでしまうほどの「壊滅的な真空の崩壊」を引き起こすかもしれないというのだ。 人類が神の領域に入り込んでしまったことで、「審判の日」はすぐそこまで迫っているのだろうか?
![スティーブン・ホーキングの予言。ヒッグス粒子の研究が地球の終焉を招くだろう : カラパイア](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e119618d1503a4d7c1c000879f4740823892b608/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Flivedoor.blogimg.jp%2Fkarapaia_zaeega%2Fimgs%2F3%2F6%2F36aff738.jpg)
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta 遠藤高帆・理化学研究所統合生命医科学研究センター上級研究員がSTAP細胞やFi幹細胞の遺伝子配列データを再解析した結果を,日本分子生物学会誌の英文誌 「Genes to Cells」に発表。 onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/gt… 2014-09-22 19:25:57 古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta Quality control method for RNA-seq using single nucleotide polymorphism allele frequency(一塩基多型のアリル頻度を用いたRNA-seqのクオリティコントロール手法)Takaho A. Endo 2014-09-22 19:39:10
東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構(カブリIPMU)は9月18日、最近発見された、鉄が検出されなかった星は、宇宙の最初期にできた星が一生を終えたときの超新星爆発で放出した元素から生まれたと発表した。 同成果はカブリIPMUの石垣美歩 研究員らの研究グループによるもので、9月10日付(現地時間)の「Astrophysical Journal Letters」に掲載された。 宇宙で最初にできた星は初代星とよばれ、その質量を知ることは、その次の世代の星形成・銀河形成メカニズムを明らかにするうえで重要な課題とされている。しかし初代星の多くは寿命が短く、現在までほとんど生き残っていないため、その質量については、いまだにはっきりしたことは分かっていない。 したがって、初代星の質量を計算するためには、初代星の超新星爆発によって生み出されたと考えられる古い星の元素組成を調査する。古い星は太陽に比べて鉄など
By Trey Ratcliff アメリカ・カリフォルニア州のデスバレー国立公園では、100kg以上もある巨大な岩が人知れずずるずると移動するという不可思議な現象が起こっています。これまで岩が動く瞬間を目撃した人はいなかったのですが、2年間かけてこの「さまよう岩」を研究したチームによって、岩が動くメカニズムが解明されました。 PLOS ONE: Sliding Rocks on Racetrack Playa, Death Valley National Park: First Observation of Rocks in Motion http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0105948 岩が動く瞬間をカメラで捉えた映像や、岩が動く理由を説明しているムービーは以下から見ることができます。 H
本日、NHKアーカイブスでNHK BSスペシャルの『史上空前の論文捏造』が再放送されました。 論文不正の事例研究として、とても参考になります。 この番組のディレクターである村松秀さんが取材内容をまとめた著書『論文捏造』(中公新書ラクレ)からも引用させて頂き、ヘンドリック・シェーン事件の経緯をまとめました。 <ヘンドリック・シェーン事件の経緯> 1970年8月 ドイツの小さな町に生まれる。 1988年 コンスタンツ大学入学 「シェーンは研究熱心で、いつも夜遅くまで実験をしていた。科学論文をよく読む勉強家だった」 1997年11月 26歳 博士の学位をとる 1998年 27歳ドイツのコンスタンツ大学で博士の学位をとった後、ベル研に契約研究者として勤める。 ベル研は、それまでに11名のノーベル賞を受賞していた名門研究所。 上司のバートラム・バトログ博士は、ベル研の固体物理学研究部門のトップで超伝
福島の原子力発電所事故をきっかけに、技術やその根底にある科学との向き合い方が問われている。「日本の社会には科学リテラシーがない」。京都大学大学院総合生存学館(思修館)の山口栄一教授は、この問題意識から新著『死ぬまでに学びたい5つの物理学』(筑摩選書)を執筆した。同書に記したような天才物理学者たちの知の創造プロセスを知ることが、科学リテラシーを高めるための第一歩になると山口教授は語る。(取材・構成は、片岡義博=フリー編集者) ――『死ぬまでに学びたい5つの物理学』という本は、物理学の入門書でありながら、文系の読者も面白く学べることを目指しています。そして、序章のタイトルは「強く生きるために物理学を学ぶ」。一般的な物理学の書籍とは一線を画していますが、この本を書くきっかけから伺いたいと思います。 山口 私は1990年代の終わりまで永らくフランスに住んでいました。ところが帰国したら日本は大変なこ
【2014年8月15日 NASA/カリフォルニア大学バークレー校】 NASAの探査機「スターダスト」が地球に持ち帰ったサンプル採取器から、太陽系外からのものとみられる7個の微粒子が見つかった。今後の確認が待たれる。 星間塵とみられる微粒子のX線画像(提供:Anna Butterworth image, UC Berkeley, from STXM data, Berkeley Lab.) サンプル採取器のエアロゲルに飛び込んできた微粒子の痕跡(赤)。惑星間塵に比べて相対速度が速い星間塵は、こうした軌跡を手がかりに取り出され分析される。画像の痕跡を残した微粒子は秒速15kmと特に高速だったために蒸発した。クリックで拡大(提供:UC Berkeley/Andrew Westphal.) 探査機スターダスト(CG)。うちわのような形のサンプル採取器表面のエアロゲルで微粒子をキャッチする。星間塵の
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は12日、宇宙望遠鏡「NuSTAR」で、超巨大ブラックホールの重力に周辺のX線が引き寄せられる現象をとらえたと発表した。 NuSTARは2年間にわたってブラックホールや消滅する恒星からのX線の観測を続けており、今年に入ってブラックホール「マーカリアン335」の観測を開始した。このブラックホール周辺では以前から劇的に明るさが増す現象が観測されていたという。 宇宙望遠鏡で観測した結果、X線を放出していたコロナがマーカリアン335に向かって落ち込み、コロナの光がマーカリアン335の重力に引き寄せられていた。まるで誰かが懐中電灯で照らしてくれたかのようだとNASAは表現している。 この現象について専門家は、アインシュタインの相対性理論に示された光の屈折作用が最も顕著に現れた事例と解説する。さらに、マーカリアン335は「超高速で回転しているため、周辺の空間と時間が
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鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog 今回は、各学術分野別の論文数の推移を、論文絶対数および人口当り論文数で列挙していきます。日本の「強み」「弱み」を知ることが目的だったのですが、前回のブログで、日本はすべての学術分野で弱くなっており、すでに効果的な「選択と集中」ができるような状況にはないことをお話ししましたが、今回の検討でも、同じ感想を持ちました。 特に、日本のお家芸と言われた「物理・化学・物質科学」分野の論文数が、2004年の国立大学法人化を契機に、明確に減少しているカーブは、何度見ても衝撃的です。もう、そんなカーブを見せられても慣れっこになって、何も感じない人もいるかもしれませんが・・・。 そして、韓国、台湾、中国などの新興国が、日本が過去に優位性を保っていた産業競争力を凌駕したことについて、技術の流出や経営戦略
マサヤさんおめでとう!*1 さて。 今回は、今週の木曜日(12月8日)の松浦正浩さんのセミナー「マルチステークホルダー状況下における合意形成と科学的情報の接続」の宣伝も兼ねて、なぜリスク研究者である私が「共同事実確認」に興味があるのかについて整理してみたいと思います。 そもそもこの「共同事実確認」とは何かというと、「共同事実確認方式による原子力発電所の地震リスク」のシンポのこちらのHPから説明文を引用すると: 多様な、時には結論が対立する科学的情報を吟味し、背後にある前提条件、モデル、感度分析等を含めて公開した上で、関係者がある程度納得できる科学的情報と、現在の科学の限界を整理することで、社会的意思決定をできるだけ科学的情報に基づくものとする取組みが共同事実確認である。 というもの(らしい)です。共同事実確認の方法論的な特徴としては、ほぼ全てのステークホルダー(利害関係者)が納得できる科学
「ニセ科学」批判者として、一部の人には依然として高く評価されているらしい菊池誠氏がこんなツイートをした: なぜ左翼はトンデモに弱いのかと残念な気分になるけど、ルイセンコの昔からそうなのよね。日本の左翼科学者は軒並みころっとルイセンコに騙された ( https://twitter.com/kikumaco/status/423788159189536768 ) 当選、批判を受ける:「なぜ左翼はトンデモに弱いのか」? 「左翼がニセ科学に弱いのが残念なのよ。」? - Interdisciplinary。メタブでヤロビ農法の支持者が広範に及んでいたことも指摘されてる:はてなブックマーク - はてなブックマーク - 「なぜ左翼はトンデモに弱いのか」? 「左翼がニセ科学に弱いのが残念なのよ。」? - Interdisciplinaryのリンク先。 ちょうどいい(悪い)タイミングで有用微生物利活用推進議
執筆者 白井 洋一 1955年生まれ。信州大学農学部修士課程修了後、害虫防除や遺伝子組換え作物の環境影響評価に従事。2011年退職し現在フリー 農と食の周辺情報 白井 洋一 2014年6月25日 水曜日 キーワード:バイテク 添加物 発がん物質 農薬 科学者や研究者が他人の論文の図や表を引用する際にはルールがある。たとえば白井(2012年)の論文の図や表をそのまま引用するときは、「白井(2012)を引用」でよいが、図や表の一部を抜き出して改変したり、表で示されたデータを図に書き換えたときは(その逆もおなじ)、「白井(2012)を改変」とか「白井(2012)をもとに筆者が作成」と断らなければならない。これは科学の世界では常識で、ルール違反はイエローカードになる。即一発退場(レッドカード)ではないが、ルールそのものを知らないのか、知っていて違反をくり返すような科学者はまず信用できない人物と考え
5月末、理化学研究所研究ユニットリーダーの小保方晴子(30)が久しぶりに、発生・再生科学総合研究センター(神戸市、CDB)に姿をみせた。向かった先はC棟にある応接室。ここで待機し、STAP細胞の作り方をアドバイスする。ムーミンの絵柄で飾られた自分の研究室に立ち寄ることは許されなかったが、検証実験への参加は事実上、始まった。A棟の4階で実施されている検証実験は難航していた。STAP細胞どころか、
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