本年度米アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネート、ベルリン国際映画祭観客賞など、全世界60以上の映画賞を受賞したドキュメンタリー映画『アクト・オブ・キリング』の上映、記者会見が、3月20日 都内・日本外国特派員協会で行われ、ジョシュア・オッペンハイマー監督が会見に出席した。 会場にはインドネシア、米国を含む各国約100人の記者や批評家が集まり、高い関心を示した。 1965年 インドネシアで勃発した、100万人規模の大虐殺が行われたとされる、いわゆる9月30日事件の実行犯に「あなたが行った虐殺を、もう一度演じてみませんか?」と提案、虐殺の様子を演じてもらい、それを撮影するという衝撃的な内容。インタビューや資料で語られる一般的なドキュメンタリー手法を用いず、嬉々として当時の殺人の様子を語り演じる加害者を、冷めた視点で追い続けた。 ジョシュア・オッペンハイマー監督は、当初、被害者への取材を