国内最古級のキリシタン信仰画「ご聖体の連祷と黙想の図」と、「神奈川の記憶」展の企画元となっている連載記事を担当した朝日新聞記者の渡辺延志(のぶゆき)さん=22日、横浜市歴史博物館(横浜市都筑〔つづき〕区)で 今月19日に発表された国内最古級のキリシタン信仰画「ご聖体の連祷と黙想の図」の一般公開が、23日から横浜市歴史博物館(横浜市都筑〔つづき〕区)の「神奈川の記憶」展で始まった。信仰画は、多数のキリシタン遺物を展示する澤田美喜記念館(神奈川県大磯町)が所蔵していた。展示では、記念館が所蔵する他のキリシタン遺物に加え、フィリピンで日本軍に殺害された関東学院(横浜市金沢区)元教師のジェームズ・コベル宣教師に関する資料など、キリスト教関連のものも複数展示されている。 現存する最古級の信仰画 西暦表記も? 「ご聖体の連祷と黙想の図」は、長さ320センチ、幅22センチの薄手の和紙に、墨で文字と絵が描
イスラム教の預言者ムハンマドを侮辱したとして、冒瀆(ぼうとく)罪により下級審で死刑判決を受けていたパキスタン人女性キリスト教徒、アーシア・ビビさん(47)に対し、同国の最高裁は31日、無罪を言い渡した。ビビさんの裁判をめぐっては同国内で世論が二分し、国際的にも冒瀆罪に対してや、8年以上収監されているビビさんへの人道的観点から非難の声が上がっていた。 ビビさんは2009年、同じ農場で働いていたイスラム教徒の女性たちから、キリスト教徒であることを理由に、ビビさんの使った器は「汚れている」と言われ、その器で水を飲むことを拒否される嫌がらせを受けた。それに対してビビさんは、「私は私の宗教と、人類の罪のために十字架で死んだイエス・キリストを信じます。あなたがたの預言者ムハンマドは人類を救うために何をしたのですか」と応じたという。しかしこの発言がムハンマドを侮辱するものだとし、ビビさんは逮捕され、翌1
人口世界最大の国における、人口世界最大の宗教の歴史 現代の中国のキリスト教徒の人口がどれくらいいるかは、調査によって様々な説があります。 Katharina Wenzel-Teuber氏の調査によると3%にも満たないそうです。と言っても13億の人口の3%なので、4千万人もいるのですが。 今後中国ではキリスト教徒の人口が増えていくことが予想され、2030年には中国は世界最大のキリスト教徒を抱える国になることが予想されているそうです。 これに対し、中国政府は「中国政府の支配下での信仰」を強化すべく、様々な規制や干渉をしていると言われています。今も強く国家の干渉を受けているように、これまでの中国のキリスト教の歴史は、 時の権力者や対外関係などの影響をモロに受ける非常に不安定なものでした。 1. 唐の時代・大秦景教の流行 シルクロード経由でやってきたネストリウス派キリスト教 中国に最初にキリスト教
週刊ダイヤモンド特集セレクション 「週刊ダイヤモンド」の特集バックナンバーから、タイムリーな記事を再編集してお届けします。 バックナンバー一覧 『週刊ダイヤモンド』10月13日号の第1特集は「新宗教の寿命」です。今特集では、現代の新宗教界を象徴する3教団、創価学会と立正佼成会、そして真如苑に加え、存亡の危機にある主要教団のビジネス(布教)戦略を明らかにし、そのカネと権力、政治のタブーに迫ります。その特集から、宗教界全体が直面する“構造不況”とも呼べる状況を解説した記事を、ダイヤモンド・オンラインで特別公開します。 創価学会の実権は、原田稔会長や谷川佳樹主任副会長ら「四人組」と呼ばれる執行部が握っている。執行部は例年、池田大作名誉会長の誕生日の1月2日に、池田氏が療養中とされる東京・信濃町の学会施設に“池田詣で”を行うのが慣例だ。 ところが今年、かつてない異変が起きた。「執行部の面会が初めて
大げさなタイトルですが、別に私はクリスチャンではありません。念のため。 ブレイディみかこによる「花の命はノー・フューチャー: DELUXE EDITION」(ちくま文庫)の感想をちょっと。 この本に、以下のような話があります。著者と友人が、その友人宅で酒を飲んでいるときのことです。二人とも、それぞれ鬱々とするような状況だったのです。 「あああ。アタシの人生の夜は、いつか明けることがあるのかしら」 と友人が漏らした。 「でもさあ、どうしてそんな真っ暗な人生なのに、鬱にもならないで、そん な風に健やかでいられるの?」 冷えてきた胴体にコートを巻き付けながらわたしがそう訊くと、友人が答 えた。 「うちの一番上の兄貴がよく言ってたんだけども。ジーザスが十字架にかかっている本当の理由を知ってる?」 「本当の理由?」 「そう。知ってる?」 「知らない。わたし酔ってるし頭も回らない」 「何も期待するな、
「フランチェスコ像」(イタリア・ピエモンテ州) フランシスコの平和の祈り(ふらんしすこのへいわのいのり)は、13世紀にイタリア半島で活動したフランシスコ会の創設者、アッシジのフランチェスコ(聖フランシスコ)に由来するとされた祈祷文。実際にはフランシスコの作ではないが、そのように広く信じられて愛唱されており、マザー・テレサやヨハネ・パウロ2世、マーガレット・サッチャーなど著名な宗教家や政治家が演説の中で引用や朗誦を行い、公共の場で聴衆と共に唱和するなどして有名。 誕生から誤解までの経緯[編集] 今日、広く世界で「聖フランシスコの平和の祈り」として知られる祈祷文は、1912年、第一次世界大戦前夜のフランスのカトリック信徒団体「聖ミサ連盟(Ligue de la Sainte-Messe)」の発行部数8000部の月次報告書『鈴(Le Clochette)』の中に「ミサにおける美しい祈り(Bell
「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧
現在、ヨルダンの首都アンマンで難民生活をするイラク人のファディルさん(仮名、右)(写真:リード・ザ・ウェイ) 視聴覚障がいのあるイラク人男性が、オーディオ聖書を用いて、聖書を87章も暗記したという。 聖書の87章を暗記したのは、現在、ヨルダンの首都アンマンで難民として暮らしているファディルさん(仮名)。重さわずか約65グラムと、スマートフォンよりも軽くて小さい太陽光発電式のオーディオ聖書「ナビゲーター」を愛用している。 米国の伝道団体「リード・ザ・ウェイ」(LTW)が贈ったもので、ファディルさんの元を訪ねたLTWのデイビッド・ボトムズさんは、ファディルさんと話すことで謙虚な気持ちにさせられたと言う。 「とても頭が下がりました。私たちが暗記するのはせいぜい2つか3つの節ですが、ファディルさんは聖書を何章も覚えていたのです。ファディルさんは、明けても暮れても聖書を黙想しているのです」 またLT
仏ダッソーのジェット機「ファルコン7X」(2018年2月28日撮影)。(c)AFP PHOTO / ERIC PIERMONT 【5月31日 AFP】「イエス・キリスト(Jesus Christ)が現代で宣教していたら、ロバには乗らないだろう」──。そんな考えから、米国のテレビ伝道師が5400万ドル(約59億円)のビジネスジェット機を購入しようと信者に寄付を募っている。 募金を始めたのは、ジェシー・デュプランティス(Jesse Duplantis)牧師(68)。公開した動画で、フランスのダッソー(Dassault)製ジェット機「ファルコン7X(Falcon 7X)」を買いたいと訴えた。 ルイジアナ州に本拠を置く自身の教会「ジェシー・デュプランティス・ミニストリーズ(Jesse Duplantis Ministries)」は既に自家用機3機を所有。「主イエス・キリストのために使用している」(
The Vatican has opened its doors for its annual exorcism course amid increasing demand among some of the world's Catholic communities. As many as 250 priests from 50 countries have arrived in Rome to learn how to identify demonic possession, to hear personal accounts from other priests and to find out more about the rituals behind expelling demons. Exorcism remains controversial, in part due to it
ドナルド・トランプが当選した2016年の大統領選で浮き彫りになったものは大きく言って2つある。ワシントンの政治家やグローバリゼーションに対する労働者の怒りの声と、東海岸や西海岸とは異なるもう一つのアメリカだ。リベラルな大都市と保守的な南部や中西部、そこに息づくもう一つのアメリカ――。今回は米国の政治や社会に隠然たる影響力を持つメガチャーチ(巨大教会)を見ていく。 (敬称略 ニューヨーク支局 篠原匡、長野光) 進化論について話を振ると、キリスト教福音派(エバンジェリカル)の牧師、ダン・ムントンはこう答えた。 「科学者」と自身を規定したように、学生時代、ムントンは生物学の教師になろうと考えていた。だが、途中で神の存在に目覚め信仰の道に入る。その後、地元ミシガン州でスポーツを通して信仰を学ぶプロジェクトに関わり、その実績が評価されてヒューストン・ファースト・バプティスト教会のミニストリー(牧師の
ミャンマーのヤンゴン郊外にある僧院で集会に出席する仏教指導者のウィラトゥ師(2013年6月27日撮影)。(c)AFP PHOTO / Ye Aung THU 【3月19日 AFP】欧米諸国での仏教に対するイメージは、本質的に平和的な哲学として成り立っているというものだが、近年アジアの一部で小さいながらも影響力を増している強硬派の仏教徒集団らが掲げる暴力的な理念が、この寛容的なイメージを覆している。 例えばスリランカでは先ごろ、仏教徒による反イスラムの暴動が発生し、少なくとも3人が死亡、200か所以上のモスクや住宅が破壊されたばかり。 ミャンマーでは扇動的な仏教指導者、ウィラトゥ(Wirathu)師に率いられた超国家主義の仏僧たちが、少数派のイスラム教徒に対する圧力を強めながら、イスラム系民族ロヒンギャ(Rohingya)70万人近くが隣国バングラデシュに逃れざるを得なくなった政府軍による弾
「クリスチャントゥデイ」をめぐり日本基督教団総会議長が新たな声明を発表したことを受け、株式会社クリスチャントゥデイの従業員は事実を知る創立からのメンバー、矢田喬大(代表取締役社長)、内田周作(編集補佐)の両氏に説明を求め、関係者、読者、諸教会に対して誠実に自らの口で説明責任を果たすよう求めてきた。しかし、再三にわたる要請にも応じず不誠実な対応が続いたとして、編集長の雜賀信行氏以下7人の連名による声明を2月8日付で発表した。全文は以下のとおり。 クリスチャントゥデイ異端疑惑をめぐる弊社従業員声明 (株)クリスチャントゥデイ 編集長 雜賀信行 同 編集 久田雄治 同 営業 中橋祐貴 同 記者 坂本直子 同 記者 河西みのり 同 記者 池上紅実 同 記者 守田早生里 2017年12月23日付の日本基督教団機関紙「教団新報」で報じられたクリスチャントゥデイ問題、および本年1月27日付で日本基督教団
アマゾンに出品された「お坊さん便」 「私、カートに入れられました。お買い上げありがとうございます」 2015年12月、インターネット通販大手アマゾンジャパン(東京都)のサイトに「お坊さん便 法事法要手配チケット」が初出品された。京都府南部の20代僧侶は当時、“派遣仲間”と冗談交じりにスマホでやり取りした。「僧侶派遣は以前からあったが、これで知名度が一気に上がった」 お坊さん便のアマゾンでのカテゴリーは「ホーム&キッチン」。花束を持つ夫婦が僧侶と向き合う写真のサイトで、手配チケットをカートに入れて届け先を選択、注文を確定する。手続きは他の商品と同じ。車代や心付け、お布施を含む料金は定額だ。クレジットカードで決済でき、アマゾンポイントも使える。別に戒名のチケットもある。レビューに賛否を含む約200件の感想が書かれている。 出品したのは東京都品川区の葬儀関連会社。寺と付き合いがなく、お布施の相場
「元・久保田早紀と必ず『元』を付けてくださいね。私はもう『久保田早紀』を引退したのですから」。柔らかい口調ながらも、強いこだわりがあるようだ。自ら作詞作曲した1979年のデビュー曲「異邦人」が140万枚を超える大ヒットを記録。同時代を生きてきた人なら、誰もが知っている「久保田早紀」だが、「芸能界で音楽活動したのはわずか5年ほど。教会ではこれまで30年以上歌ってきました。今の肩書は『音楽宣教師』でお願いしますね」。 東京都国立市で生まれ、後に八王子市に引っ越した。母のすすめでピアノを習い始めたのは4歳から。短大在学中、CBSソニー(現ソニー・ミュージックエンタテインメント)主催のタレント募集のコンテストに自作の歌を録音したカセットテープを送ったところ、音楽ディレクターの目に留まってシンガー・ソングライターの道を目指すことに。
教会に通うこと絶えて久しいという年月を重ねていたが、昨年は何度か教会に通った。自分が通い慣れた教会以外へも行った。なかでもカトリックのカテドラル関口教会と聖イグナチオ教会が印象深い。正直に言えば、キリスト教的な関心よりも、パイプオルガンの音に魅せられたためである。が、結果としてごミサに参加したのも深く心に残った。 若いころ聖書やキリスト教を学んで、それなりにキリスト教には詳しいつもりでいたし、そのころは教会にも通い讃美歌などもいくつか自然に覚えたものだが、振り返ってみるとその讃美歌からして日本基督教団的であり、関連する神学も基本的にプロテスタント神学だった。海外でも教会を見て回ったりしたが、多くは正教の教会で、カトリックの教会も見学したりごミサを傍観したりもしたが、実際に参加すると随分と印象が違った。まず私はカトリックの信者ではないので、聖体を受けることはできない。でも、祝福を受けることは
12月24日、キリスト教徒コミュニティーを多く抱え「中国のエルサレム」とも呼ばれる中国南東部浙江省の都市・温州は、子ども向けの宗教教育を巡る中国指導部と敬虔(けいけん)な信者たちの対立激化の最前線となっている。写真は温州の教会。18日撮影(2018年 ロイター/Christian Shepherd) キリスト教徒コミュニティーを多く抱え「中国のエルサレム」とも呼ばれる中国南東部浙江省の都市・温州は、子ども向けの宗教教育を巡る中国指導部と敬虔(けいけん)な信者たちの対立激化の最前線となっている。 公式には無神論の立場をとる中国共産党は、キリスト教の影響力を抑制するための取り組みを強めており、信仰教育に対する制限を強化し、キリスト教の「欧米風」な思想に警告を発している。 とはいえ、温州のキリスト教社会の決意の固さから見て、国内6000万人に上る信者の子どもたちに対して共産党が統制を及ぼそうとし
英国の一部の学校が、キリスト教徒ではない他の宗教の生徒たちに配慮し、宗教教育の授業で「BC」や「AD」という歴史的に用いられてきた暦の用語を削除しているという。行き過ぎたポリティカル・コレクトネス(偏見や差別を含まない中立的な用語)だと批判する者もおり、他宗教者の中からは「誰も気にしない」という声も出ている。 英デイリー・メール紙(英語)は1日、英国内の学校で「BC」「AD」という表記が消えつつあることを伝えた。英南東部イースト・サセックスにある学校のシラバスには、「キリスト教徒ではない人たちを配慮し、現在はBCEとCEが使用されています」と書かれているという。 西暦の紀元前を意味する「BC」(Before Christ=キリスト以前)と、紀元を意味する「AD」(Anno Domini=主[イエス・キリスト]の年、ラテン語)が、それぞれ「BCE」(Before Common Era=共通紀
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