30年のキャリアを誇る経営戦略コンサルタント。情報分析や業界分析に強く、未来予測やイノベーション分野が得意領域。一方で雑学にも強く、経済エンタテナーとして各方面に寄稿。経済クイズ本『戦略思考トレーニング』シリーズは20万部を超えるベストセラー。マスコミ関係者の地下クイズ集団『夜会』のメンバーとしても活躍。 今週もナナメに考えた 鈴木貴博 経済誌をにぎわすニュースや日常的な経済への疑問。そのときどきのトピックスについて経済の専門知識を縦軸に、社会常識を横軸において、ナナメにその意味を考えてみる。 バックナンバー一覧 在庫圧縮か機会損失か ユニクロの難しい選択 日本一の小売業はどこか。おそらくユニクロかセブン-イレブンが候補に挙がるはずだ。そのユニクロの業績が、ひょっとすると今よりもさらによくなるかもしれない。それを実現するためのツールをユニクロが手に入れたという話をしてみたい。 「日本一」と
マクドナルドの二の舞か? なぜだ! ユニクロが突然、売れなくなった 「飽きた」「高くなった」「もう欲しい物がない」…… ——何の前触れもなく、客にソッポを向かれる恐怖 世界各地に次々と店を出し、右肩上がりに伸びてゆくジャパンブランドの筆頭格。しかし足元の日本では、異変が起きていた。訳知り顔の人々は「大したことじゃない」と言う。本当にそうだろうか。 中国人には売れるけど ユニクロの歴史は、成長の歴史に他ならない。 柳井正社長が、前身の衣料品店「小郡商事」の社名を「ファーストリテイリング」に変えた'91年、ユニクロの店舗数は30足らず、売り上げも約70億円だった。それが今や、全世界で3000店を営み、1兆6500億円を売り上げる。25年で200倍以上、まさにジャパニーズ・ドリームそのものである。 しかし、毎年のように2桁成長を続けてきたこの「奇跡の企業」が、突如として壁にぶち当たった。6月の国
ユニクロがモバイル決済サービス「Square(スクエア)」を導入する。2013年10月11日(金)に「ユニクロ銀座店」12階にオープンする「ウルトラライトダウン スペシャルストア」にて、モバイル決済サービス「Square(スクエア)」が導入される。この導入は、大手小売りチェーンとして、日本国内初の導入となる。 「ウルトラライトダウン スペシャルストア」では、担当スタッフがiPad端末を用い、フロア内で接客を実施。来店した顧客は店頭に並んだ商品を見るだけではなく、商品の詳細情報をも、スタッフの手元のiPad端末で確認することが可能になる。さらに商品を購入する場合は、Squareを利用してスタッフが持つiPad端末がその場でPOSレジへと代わり、その場でクレジットカード決済を行うことが可能になる。 この店舗での体験はアップルストアに足を運び、商品を購入したことのある人であればイメージがしやすい
衣料品チェーン「ユニクロ」などを運営するファーストリテイリングが10日発表した2013年8月期の通期連結決算は、売上高が前期比23.1%増の1兆1430億円と過去最高となり、初めて1兆円に乗せた。日本の衣料品業界でも初めてとなる。 営業利益は5.1%増の1329億円、最終利益は26.1%増の903億円だった。 増強中の海外売上高が国内事業の伸び率10%を大きく上回る64%増の2511億円と大幅に伸びたことが好決算の要因となった。海外事業の営業利益も183億円で66.8%もの大幅増となった。国内の売上高は6833億円だったが、営業利益は5.4%の減益だった。海外店舗はこの期に154店増えて446店舗となった。 円安の影響により、外貨建て資産などの為替差益155億円を計上したことも増益要因となった。 新年度(2014年8月期)は、さらに売上高、利益とも積み上げる。売上高は16.4%増の
激務の割には低賃金。過大なノルマと軍隊的社風に支配され、離職率は常に高止まり――。劣悪な労働環境の企業が、ネット上で「ブラック企業」と呼ばれ始めたのは、10数年前からだという。匿名掲示板の隠語の1つとして生まれた言葉はその後、若年層に急速に浸透していった。厳しい社員教育や猛烈営業をモットーとするスパルタ系企業、さらには若者の目に「時代遅れ」に映る古い体質の企業までもが、今では「ブラック」呼ばわりされている。 企業が「ブラック」と呼ばれないためには、採用や教育をどう変えるべきなのか。日経ビジネス4月15日号特集「それをやったら『ブラック企業』~今どきの若手の鍛え方~」では、「ブラック」と呼ばれないための、企業の新人教育、採用方法などについて紹介している。 日経ビジネスオンラインでは、同特集との連動連載をスタート。初回は、ここ数年で突如として「ブラック企業」と言われ始めたファーストリテイリング
印刷 関連トピックスファーストリテイリング就職活動について語る柳井正氏=18日、東京都港区、松本敏之撮影 カジュアル衣料最大手のユニクロを展開するファーストリテイリングは、来年にも大学新卒の一括採用を見直す検討に入った。従来の慣行にとらわれない採用方式が、企業に広がる可能性がある。柳井正会長兼社長が朝日新聞のインタビューで明らかにした。 現在、同社は国内では年1回採用を行っている。新しい方法では、採用時期を通年とし、選考する学年も問わない方式を検討している。柳井氏は「一括採用だと、同じような人ばかりになる。1年生の時からどういう仕事をするか考えて、早く決められる方がいい」と話す。 具体的には、1年生の時点で採用を決め、在学中は店舗でアルバイトをしてもらい、卒業と同時に店長にするといったコースが想定されるという。 関連記事百貨店の模索(4) カジュアル化と高級化(7/30)
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