昨日防衛省から示された「愛宕山用地における施設配置(案)」の主な事項は次の通り。 1.基本的な考え方 ① 愛宕山用地については、在日米軍再編に関連した施設の用地として取得 ② 米軍住宅については、できる限り岩国基地内に整備 2.施設配置 ① 米軍住宅(1,060個程度)の内、4分の1(270個程度)を愛宕山に建設。残りの4分 の3(790個程度)は岩国基地内に建設 ② 野球場、400メートルトラック等の運動施設を整備し、住民の利用も可能 ③ 運動施設エリアへの立ち入りは、開門の間、原則自由 米軍住宅は西地区に、運動施設は東地区に配置される予定。 冷静にこの配置案の中身を検討する必要がある。 まず第1に、計画の内容は当初より少し変化しているかもしれないが、依然として愛宕山用地全体100ヘクタールの約半分を占める西地区に広大な米軍住宅ができること、そして運動施設と合わせて約75ヘクタール、東
民間空港と愛宕山の米軍住宅化に関する岩国市と県や防衛省との裏取引の様子を克明に記録した「密約」(市長協議報告書)の公開を求めて、昨年9月、市民グループ「岩国を守る会 風」が訴訟を提起していたが、昨日5回目の口頭弁論を持って結審し、10月6日には判決が言い渡されるとのこと。 行政の持つ情報は原則公開であり、仮に拒否するのであれば、公開することにより市民に与える不利益を岩国市の側が具体的に証明する必要があるが、この間岩国市は、意思形成過程の情報、想定問答などと次々に主張を変えるものの、市民にどのような不利益が生じるのかという肝腎な点については何の説明もしていない。最後は、原告の開示請求はその所持する資料との照合を目的としているので「権利の濫用」だと、信じられないような議論を持ち出す始末。全体として法律論と言えるものではなく、次々にへ理屈を持ち出してきて、市民の知る権利を妨害しようとするその姿勢
「見直せ!米軍再編5・23岩国大集会」(同実行委員会主催)が23日、山口県岩国市で開かれ、参加者は、「怒」と書かれた紙を頭の上にかざし、「艦載機いらん“怒(ど)”、米軍住宅いらん“怒”」と声をあげました。 降りしきる大雨の中開かれた集会には、中国地方をはじめ四国や関西から4000人が参加しました。 壇上には「来るな!艦載機 いらない!愛宕山米軍住宅 連帯しよう!沖縄・全国と」の大看板が掲げられました。 参加者は「沖縄をはじめ全国と連帯してたたかいつづける」との集会宣言を採択しました。 日本共産党の仁比そうへい参院議員がかけつけ、「鳩山首相は沖縄県民に基地を押しつけるのではなく、基地のたらい回しはごめんだという県民、国民の総意をアメリカにつきつけるべきです」とのべました。 地元岩国市の男性(70)は「再編見直しと言っていたのに、計画通りだと言う。新滑走路が運用され、59機もの艦載機が来るよう
愛宕山開発は、良好なまちづくりを目的としたものであり、単に収支の見込みが厳しくなったからと言って、その4分の3、東京ドーム15個分にも相当する広大な土地を、防衛省に売却し米軍住宅や米軍施設を作ることは、都市計画に関する法律の趣旨に反するだけでなく、周辺住民、ひいては市民に対する裏切り行為であり、絶対に許されないことである。さらに、市街地の真ん中に治外法権の米軍基地ができてしまえば、将来のまちづくりに大きな障害になる。 従って、当初の目的とその後の情勢変化を踏まえ、住み良い岩国市を作るために、次のような「愛宕山まちづくりプラン」(私案)を提案する。 1.全体の半分については、環境配慮型エコ住用地として売り出す。 2.残りの半分に、福祉の里、スポーツ施設(野球場、サッカー場など)の整備を行う。 3.愛宕山全体の電力を供給するため、太陽光発電の基地を建設 開発の手法と財源は、次の通り。 1は、地
「岩国を守る会“風”」(岡田久男代表)は9日、市議会議長と副議長に対して、愛宕山開発の後処理に関する事実関係の全容の解明を求める要望書を提出した。 一部公開された「市長協議報告書」には、民間空港と愛宕山の米軍住宅化に関する裏取引の実態が記録されており、先般防衛大臣もその事実を認めているにもかかわらず、岩国市は、想定問答だとしてあくまでしらを切る。このままでは、市民の知る権利が奪われ、我々の代表である議会においても、十分な議論が行われないままに岩国の未来が決まってしまう恐れがある。 もはや、米軍再編が是か非かという政策の選択の問題ではなく、民主主義の根幹、議会や議員の存在意義に関する重大な問題である。いわゆる米軍再編の容認派とわれる議員の皆さんにも言いたい。君たちがないがしろにされているのだぞと。ここは、党派や政策の違いを超えて、一致して真相の解明に努め議会の良識を発揮してもらいたい。議会の
各地で開催してきた「草の根ネットワーク岩国」の地域集会も、ようやく終盤に近付いてきた。会員を中心にして幅広くチラシを配布し、さらに電話でお知らせし他ので、どこも会員以外の方も含めて大勢参加していただき、実り多いものとなっている。 意見交換を通じて、米軍再編や愛宕山問題に関する考え方にばらつきがあると感じたので、私なりに整理してみる。 ○ 空母艦載機部隊の移駐 (防衛省)旧政権の計画に変更なし。 (岩国市)施政方針で、従来通りの協力姿勢を表明。 (山口県)未定(岩国市の方針を尊重する?) ○ 愛宕山問題 (防衛省)米軍再編関連施設用地として買い取り、米軍住宅も含め米軍施設を建設するこ とを明確にした。一部市民利用の方法は、市民の意見を聞く。 (岩国市)施政方針で、防衛省の買取予算化を歓迎。但し、防衛省の具体的な土地利用計 画は不透明として、市民に対する説明責任を果たすよう求める。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く