1月16日、「スイスフランショック」の余波が世界的に広がっている。写真は同硬貨など。ベルンで16日撮影(2015年 ロイター/Thomas Hodel) [ロンドン 16日 ロイター] - スイス国立銀行(中銀)が一転してフランの対ユーロ上限を撤廃した「スイスフランショック」の余波が世界的に広がっている。個人投資家が多額の損失を被り、仲介していた為替業者が破綻に追い込まれるなど、当局も対応に乗り出した。 影響は銀行大手にも及んでいるもようで、関係筋によると、英銀バークレイズは、数千万ドルの損失を被る恐れがある。 個人向けブローカーのアルパリUKは16日、顧客の損失を肩代わりせざるを得ない状況に追い込まれたとして破産を申請。 ニューヨーク市場に上場する外為取引プラットフォーム運営のFXCMは顧客の損失が約2億2500万ドルに上り、この結果、自己資本に関する一部規制に抵触した可能性があるとの見