“新規参入組”のイー・アクセスが、本格的に動き始めた。 5月31日、イー・アクセスとニフティがHSDPA方式でのモバイルブロード分野でMVNOのビジネスモデルを共同研究すると発表(5月31日の記事参照)。6月2日にはトーカイ・ブロード・コミュニケーションズもイー・アクセスのインフラを用いる形で、MVNOでの協業を検討すると発表した(6月2日の記事参照)。非公式情報なので名前は記せないが、他にも複数のISPがイー・アクセスとMVNO分野でモバイル参入の協議を行っている。 これまで多くのニュース記事で触れられたとおり、イー・アクセスはMVNO市場の活性化に積極的だ。ドコモやKDDIなど既存キャリアは、「インフラ」「サービス」「課金プラットホーム」「端末」を垂直統合するビジネスモデルを取っており、一部のモジュールビジネスを除けば、MVNOには消極的にならざるを得ない。イー・アクセスの登場でMVN