誰もが助け合いながらともに生きていける社会。そんな社会を実現するために、近年は「障害者差別解消法」の施行や「インクルーシブ教育」の普及など、多くの取り組みが行われています。 これらの取り組みの基本的な考え方には、「社会での<生きづらさ>を抱えた人がより良い生活を送るためには、その人自身の変化だけではなく、社会全体のサポート体制を構築していくことが欠かせない」というものがあります。 今回ご紹介する「ICF(国際生活機能分類)」は、生活機能や障害の状況の分類分けを提供すると同時に、「障害」のある状態を、本人を含めた社会全体でよりよくするための重要な要素をたくさん盛り込んでいます。 お医者さんや学校の先生、介護など様々な分野で働いている人たちが、より充実したサポートを提供していくのに重要となるICF(国際機能分類)について、詳しく見ていきましょう。 ICFはInternational Class