中国発の新型コロナウイルスをめぐり、麻生太郎副総理兼財務相が核心を突くような「麻生節」を炸裂(さくれつ)させて注目されている。中国当局の情報発信に疑問を投げかけ、集団感染が発生したクルーズ船の船籍がある英国にも怒りを込めた。ネット上では拍手喝采が送られている。 「あの国の言っている数字はよく分からない。どれくらいコントロールできているのか、分からないのが正直なところだ」「(中国代表は)当然、『大丈夫』と言うが、そのまま信用するほど皆、人は良くない」 麻生氏は23日、サウジアラビアの首都リヤドで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議後の記者会見で、こう語った。 中国当局が公表する感染者や死者の数とともに、ウイルスの感染拡大阻止に向けた取り組みについて、疑義を投げかけたのだ。 帰国後、25日の衆院財務金融委員会では、横浜港に停泊する大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に