おかげさまで前回の記事がホッテントリになりました。 ibenzo.hatenablog.com はてブが300を超えたのは初めてだったので、皆様どうもありがとうございます。 さて、そのときいくつかご指摘いただいたのが、「地震で瓦が落ちる云々の話は、樋口清之の『梅干と日本刀』が初出ではないか」というようなことでした。いやあ、知ってる人は知ってるんですね。 本当は前記事の追記で書こうと思ったのですが、調べ始めたら追記にするにはちょっと長くなったので、別記事にさせていただきました。参考にしてください。 *** 1.樋口先生の「瓦と地震」理論について 樋口清之先生は、明治生まれの考古学者・民俗学者で、世間的に有名になったのが、この『梅干と日本刀』などによる、「日本人論」であるとされています。 件の『梅干と日本刀』(1974)を読むと、確かに該当する箇所がありました。1章の「日本には古来、すごい”科