日経コンピュータ9月1日号の特集記事「答えはGEにあり」(以下、GE特集)でデスクを担当した。世界最大の重電企業である米ゼネラル・エレクトリック(GE)の「デジタル化」の動向を、正面から取りあげた内容だ。 知らない人が多いと思うので簡単に説明しておくと、デスクというのは記者を支援し、記事のクオリティに責任を持つ役割だ。最終的に良い特集記事になるように、記者と編集長の間に立ってさまざまな調整を行う。記者がやりたいテーマをどう記事の企画として成立させるかを一緒に考え、時にはアイデアも出す。編集長の意図や要望を踏まえつつ、出てきた原稿をしっかり読んで、読者に伝わりやすいように整形したり、修正したりする(査読という)。デザイン面でも記者や編集長のアイデアが最大限に具現化できるように、いろいろ努力する。とはいえ、あくまで裏方である。出来上がった記事は記者のモノだし、メディアは編集長のモノだからだ。