新型コロナの感染拡大に伴い、子どもの入院を受け入れている大阪府内の病院では、重症患者用のベッドが満床に近い状態が続いていて、病院の医師は「対応できる医療機関を増やさないと、重症の子どもたちが入院できなくなるおそれがある」と訴えています。 大阪府内には、新型コロナに感染した重症の子どもを受け入れるベッドが、31日の時点で6つの医療機関に合わせて13床あります。 このうち半数近い、6床のベッドがある大阪 和泉市の大阪母子医療センターでは、7月から入院が増え始め、8月上旬からは満床に近い状態が続いています。 子どもは重症化しにくいと言われていますが、感染者数の増加に伴って、入院が必要な子どもがこれまでより増えていて、入院患者の多くは、発熱によるけいれんを起こした子どもや、もともと重い病気などがあり、医療的なケアが必要な子どもだということです。 新生児の入院が多く、だっこしたり、数時間おきに授乳し