たまたまLinuxのスリープ管理について調べることがあったのでこれについて書く。スリープ管理にはいろんなインターフェースがあるが、この記事ではLinuxカーネルが管理する低レベルなインターフェースについて書く。 Linuxのシステムスリープ管理インターフェース Linuxカーネルはシステムスリープの状態として最大4つの状態をサポートしている。この内3つはプラットフォームのサポートに依存しているので使えない場合もある。 mem standby freeze disk これらの状態は、読み書き可能な/sys/power/stateファイルにて文字列で表現される。言い換えると、使用可能なスリープ状態の一覧がこのファイルから読むことができ、またこのファイルに該当の文字列を書き込めばそのスリープ状態に入る。 実際に私のLinux上で/sys/power/stateの中身を見てみると次のようになった。