プロなら知っておきたいデザイン・印刷・紙・加工の実践情報誌『デザインのひきだし』の制作日記です。書いているのは編集・津田です。ご意見、ご感想などあれば、hikidashi@graphicsha.co.jpまで。 by design_hikidashi 今回の震災で、紙や印刷業界にも、いろいろな影響がでています。ここではWebに掲載されたものや、編集部が見聞きしたものを、少しずつまとめたいと思います。 【紙関連】 ●王子製紙 日光クラフトボールなどの板紙をつくっている王子板紙日光工場が、設備被害により操業停止していたものの現在は、通常通りの操業を開始。その他の板紙工場は震災の影響はない模様。ダンボール関係は、王子チヨダコンテナー仙台工場が現時点でも操業停止中で、復旧の目処は立っておらず。震災直後は操業停止していた王子チヨダコンテナー福島工場、森紙業グループ仙台森紙業、森紙業グループ常陸森紙業
No.10499 (2009.7.22) サントリー美術館 「美しの和紙 ― 天平の昔から未来へ ―」展 開催 会期:2009年9月19日(土)〜11月3日(火・祝) サントリー美術館(東京・六本木/館長:佐治信忠)は、朝日新聞社と共催で、9月19日(土)〜11月3日(火・祝)まで、「美(うるわ)しの和紙 ― 天平の昔から未来へ ―」展を開催します。 現在手にする紙の殆どは、機械を用いて作られる西洋式の紙、すなわち洋紙です。 近代、この洋紙の流入に対して、日本に自生する楮(こうぞ)や雁皮(がんぴ)などの植物の繊維を利用して、手漉きにより作り出された紙を和紙と称するになりました。それまでの長い時代、和紙は文字や絵を表わす素材として重要な役割を担うとともに、そのしなやかで丈夫な特性から多様なすがたに加工されて、暮しの隅々にまで深く浸透して用いられてきました。この和紙を育み表現
昨日の土曜日に印刷博物館で行われた、表題のセミナーに行ってまいりました。 印刷博物館自体が久々で、終わった後はしばらく見て回れるかと思ったんですが見通しが甘かったです。うう。 2009年8月29日セミナー関聯告知」(トップから辿るには「図書外装設計」より)に記されているので省略しますが、とりあえずざっくりと、当日起きたことなどを以下に箇条書き(覚え書きともいう)。 事前に資料印刷必須、とのことでしたが、会場に用意されてました。というか、なんか用意していった資料より明らかに分厚いので頂戴せざるを得なかった。字游工房の鳥海さん直々に配られてました。 司会はその鳥海さん。あくまで司会だったので何か語られる、ということはなかったです。なんだか府川さんに振り回されてたという感じもしましたが 14時わずか手前で開始。終了時間の記載がなかったので16時くらいまでかなと思ってたものの、そんなことはなく17
印刷産業は今、市場全体のIT化の波に加え、昨今の経済危機に伴う経費削減の中で、厳しい経営を迫られています。全国に散らばる中堅・中小の印刷企業の集まりである、全日本印刷工業組合連合会(「全印工連」)では、こうした事態への対応を先取りするべく、業態変革実践プランを作成し、その普及を急いでいます。 その業態変革実践プランを勉強させていただいて、「印刷業を変えるヒントは、印刷業の中にある。」ということが、自分の中で強く印象に残りました。 印刷産業、というと何やら唐突ですが、実は、印刷は、ポスプロや音源制作などと同じように、コンテンツ産業、もっといえば、コンテンツ制作の現場そのものではないでしょうか。今回は、その印刷をネタに、自分の中に自分を変えるヒントを探す、という話を整理してみたいと思います。 1.印刷産業とは まず最初に、印刷産業の現状について、少し。 印刷産業の出荷額は、現在約7兆円です。平
過去の日記 2008年10月(6) 2008年09月(30) 2008年08月(30) 全て表示 日記内を検索 お気に入り ABA 版元ドットコムNEWS publishersweekly 出版にかかわる職場で働く人々のアンテナ booplog 版元ドットコム 全国書店新聞 出版ニュース 文化通信 新文化 さるさるおすすめ こだわりショッピング 無料日記を借りよう! メニュー プロフィール メールを送信 お友達に知らせる 携帯へURL送信 更新お知らせ GET XML New! 管理者ログイン パスワード 店舗の在庫状況と実売がわかる時代というのは書店周りの営業にとっては怖ろしい時代だ。 あちこちの在庫状況、徐々に回復。だがしかし、まだ道は半ば。どこがネックになっているのかについては見えてきたところもある。ミクロで判断すべきこと、ミ
多くのお客様にご利用、 ご満足をいただいております。2023年4月現在で、86万人の法人・個人会員登録、97万人の方にご利用を頂いております。
お探しのページは移動、削除もしくはURLの入力間違いの可能性があります。 まぐまぐ!トップページの検索機能でもう一度お探しください。
用紙の専門用語で「A列」と呼ばれるA判は「A0」から始まる。A0は縦の長さが1189mm、横が841mmだ。計算してみれば分かるが、面積は0.999949m2。要するに1m2になる。きわめて絶妙な数字である。このA0を基点として半分にしてゆく数列を編み出したのは、色彩理論で有名なドイツの化学者、ウィルヘルム・オストワルトである。彼は1909年にノーベル化学賞を受賞しているが、哲学者でもあった。オストワルトの考案したA判は、後にドイツ工業院の規格となる。(pp.48-50) 結論から書くと、A判を考案したのはFriedrich Wilhelm Ostwaldではない。Ostwaldが『Börsenblatt für den Deutschen Buchhandel』1911年10月18日号に発表した紙のサイズは、1cm×1.41cmを基本として、1.41cm×2cm、2cm×2.83cm、2
印刷用紙の種類と特性 一般に印刷用紙は、木材パルプを原料として作られます。紙と一口に言っても、和紙や化学合成樹脂を原料に用いている紙、セラミック繊維を使用したものなど、さまざまな種類の紙が用途によって使い分けられています。 ここでは、印刷用紙として使用されている代表的な紙に絞って話を進めます。印刷用紙は、洋紙と板紙に大別されますが、前者は薄い紙、後者は厚い紙です。洋紙は抄紙された層が一層なのに対して、板紙は多層にすることで厚みを出しています。 製紙原料の半分以上は古紙 古紙回収率が世界トップクラスのわが国では、製紙原料の半分以上を古紙が占めていて、残りは国産材や輸入材を主体とする木材チップから作られるパルプと、輸入パルプになります。 製紙用木材チップの多くは国産材、輸入材ともに、製材時に出る残材や製材に不向きな低質材(細い木、曲がった木、芯の腐った木)を使用しています。熱帯地方からも木材チ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く