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ブックマーク / synodos.livedoor.biz (6)

  • SYNODOS JOURNAL : 南相馬市の内部被曝はどうなっているか? 上昌広

    2011/11/2511:15 南相馬市の内部被曝はどうなっているか? 上昌広 わたしは東日大震災以降、福島県・浜通りの医療支援をしている。これまで現地で、被災地の健康診断や放射線の相談会、医師派遣といった活動をしてきた。 現地の状況は時々刻々と変化しているが、現在、問題となっているのは、放射線対策と、被災地で長期的に勤務してくれる医師の確保だ。 ■ホールボディーカウンター(WBC)による内部被曝調査 10月28日、南相馬市は、小児を対象としたホールボディーカウンター(WBC)による内部被曝調査の結果を公表した。この検査は、南相馬市立総合病院で行われたもので、8月1日から10月11日までに2884人の小児(6才〜15才)が受診した。 特筆すべきは、9月以降に検査を受けた小児 527人のうち、268人(51%)にセシウム137の内部被曝が認められたことだ。マスメディアが大きく取り上げたため

    TurkoisYu
    TurkoisYu 2011/11/25
  • SYNODOS JOURNAL : 科学技術の公共的ガバナンスに向けて 平川秀幸

    2011/1/227:0 科学技術の公共的ガバナンスに向けて 平川秀幸 ◇アポロと万博、人類の進歩と調和◇ 1964年に僕は生まれた。東海道新幹線と首都高速が開通し、東京オリンピックに日中が沸いていたころだ。 日は高度経済成長の真っ只中。戦後の焼け跡もとうの昔、社会は活気に満ち、国の経済も個人の家計も右肩上がりでグングン上昇。頑張れば頑張った分だけ豊かになれる。それがどこまでも続くと信じられた時代。 そして69年7月20日、アポロ11号が月に着陸した。僕は5歳。そのニュースをテレビで観た後、母親と買い物に行ったとき、月を見上げて「あそこに今人が立ってるんだなぁ」と思った気持ちは今でも鮮明だ。 そして翌70年。6歳の僕は、家族で大阪の親戚宅に泊まり、大阪万博にでかけた。数多くの建築家や芸術家が未来的なイメージでデザインした各国のパビリオンは、どこも長蛇の列。なかでも群を抜いていたのがアメ

    TurkoisYu
    TurkoisYu 2011/11/13
  • SYNODOS JOURNAL : 週刊誌との付き合い方――放射能の人体への影響を読む 佐野和美

    2011/9/2111:10 週刊誌との付き合い方――放射能の人体への影響を読む 佐野和美 東日大震災、およびそれに伴って発生した福島第一原子力発電所の事故発生から半年がすぎた。先日放送された、NHKの「サイエンスゼロ」という番組内で、1号機核燃料のメルトダウンからメルトスルーまでが、ほんの数時間のうちに進行していたという、東京電力のシミュレーション結果にもとづくCG映像が公表された。 官公庁からの放射能測定データは毎日更新されるが、そのデータの解釈は市民の側に求められている。数値が高いのか低いのか、健康に影響があるのかないのか。データの解釈に必要な科学的な知識を、市民一人ひとりがもたなくてはいけない事態になっている。そのための知識や情報を伝える大きな役割を担っていると思われるのがメディアだ。メディアがどのような情報発信をしているのかは、充分に検証する必要がある。 筆者は、科学コミュニケ

  • SYNODOS JOURNAL : あやしい放射能対策 片瀬久美子

    2011/7/199:15 あやしい放射能対策 片瀬久美子 原発事故で放出された放射性物質による被害を避けるための対処法として、”放射能を分解除去できる”とか”放射能の毒出しができる”などと宣伝されている疑わしい方法が、雑誌などのメディアや放射線の害を警告する活動をしている一部の団体などから紹介されて広まりつつある。しかし、体内の放射性物質除去という効果に疑問が大きいだけでなく、かえって健康を害する恐れがあったり、効果が期待できないのに高額な商品であるなど、問題視すべきものが多い。その代表的ないくつかを紹介する。 ■マクロビオティック まずは、マクロビオティックである。これは独自の陰陽思想にもとづくトンデモ栄養学のひとつである。(マクロビオティックの詳しい解説は、ブログ「とらねこ日誌」を参照。http://d.hatena.ne.jp/doramao/ )  もともとはマクロビオティックに

    TurkoisYu
    TurkoisYu 2011/07/19
  • SYNODOS JOURNAL : 現代労働問題の縮図としての原発 ――差別の批判から、社会的基準の構築へ 今野晴貴(NPO法人POSSE代表)

    2011/6/109:40 現代労働問題の縮図としての原発 ――差別の批判から、社会的基準の構築へ 今野晴貴(NPO法人POSSE代表) ■はじめに 福島第一原子力発電所での事故を受けて、原発における被曝労働に、かつてないほどの注目が集まった。ひとたび事故が起こると、誰かが命をかけてしか止めることができないという非人間的な装置。「対処」を求めることが、誰かの「被曝」を要求することと同義となってしまうジレンマ。原発が惹起する残酷な現実に、多くの人がとまどわずにはいられなかったのではないだろうか。 3月11日からの数日間、原子炉の冷却作業が一進一退するなかで、私自身は、事例の研究と運動の支援のために派遣・請負労働問題の裁判に出向いていた。派遣労働問題はこの数年来もっとも注目を集めた労働問題の一つであり、POSSEが課題として取り組む中心的なイシューでもある。 私は出身が仙台であることもあって、

  • SYNODOS JOURNAL : 「脱原発」はなぜ可能になったか 吉田徹

    2011/6/918:56 「脱原発」はなぜ可能になったか 吉田徹 3月上旬に訪れたベルリンでは、史上最大規模と言われた反原発デモが繰り広げられていた。参加者らが掲げたプラカードには「チェルノブイリ=フクシマ」とあった。そのわずか2か月後、ドイツのメルケル首相は、2022年までに同国の原子力発電所を段階的に停止することを発表した。 いうまでもなく、脱原発の直接的なきっかけは、日の福島原発崩壊とつづく放射能危機にある。もちろん、スウェーデンの事例がそうであったように、ドイツの原子力政策も紆余曲折を経てきたことは確かだ。スウェーデンでは1980年の国民投票で脱原子力を決定したものの、その後のエネルギー確保が不十分だったために、完全停止をずるずると先延ばしにしてきたという経緯がある。 脱原子力への道はどのような条件によって選ばれることになったのか―ドイツのエネルギー市場の構造を確認しながら、そ

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