新社会人世代が直面する「効率を無視した謎のビジネスマナー」の数々。これって本当に必要なの?「礼儀1.0」世代のマナーは、今となっては非効率で、場合によってはむしろ相手に“迷惑”になっているのでは? 「目上の人を奥に」謎ビジネスマナー体験「上司と行く飲み会でどこ座るか問題」は常に悩みの種だ。Business Insider Japan編集部の会議で、一番若い筆者(西山)が一番奥に座ると、「そこ上座」と言われてしまう。ある日、会社のメンバーと居酒屋に飲みに行った時のこと。 大人数の飲み会ではよくあることだが、座席が決まらない。みんなテーブルの端っこでもじもじしながら空気を読みあっていた。 「座っちゃって、座っちゃって」と後ろから急かされたので、私はサッと奥の席に着いた。すると、 「そういう時は目上の人に奥に座ってもらうんだよ」 そう先輩から言われて、ちょっとムッとした。 だったら最初からそうい
木部さんは、「消滅危機方言の調査・保存のための総合的研究」という共同研究のプロジェクト・リーダーだ。 この研究を国立国語研究所が各研究機関と連携して行う背景には、やはり、2009年のユネスコ発表の影響がある。なにはともあれ国連機関が国際的スタンダードとして示した危機言語の中に、日本国内で話されているものがいくつも含まれていたのだから。 目下のところ年に1~2カ所のペースでフィールドワークをして、危機言語の記録を作っているのだそうだが、そこに行く前に「方言か独立言語か」という問題に軽く触れておこう。 ユネスコの危機言語の発表が報道されたとき、多くの人が「八丈語や奄美語」って方言じゃないの? と感じたようで、木部さんもよく質問されたという。この素朴な疑問の背景には、純粋に言語学的というより、歴史、社会、文化、政治などが複雑に絡まった複合的な事情が横たわっている。 木部さんによると──
はじめに: 2011年3月。日本人は史上最悪の原子力事故を福島県で起こしました。 2023年1月現在、「原子力緊急事態宣言」は解除されていないのです。 意外ですか? 知ってましたか? 臭い物に蓋をして、不都合な現実から目をそらすための努力をしたがる日本人。 最悪の事故を風化させないために、良質の情報を得るのは有効です。 福島原発事故やその背景について、重要な情報を30分弱で、しかも、分かりやすくまとめている番組を紹介します。 日本人だけでなく世界中の人に観てもらいたいビデオです。 上記ビデオを観れない人のために、文字書き起こしを転載します。 転載元は、下記のリンクです。 放射能メモ:ドイツZDFテレビ 「フクシマのうそ」書き起こし ビデオの書き起こし紹介: 転載始め ********************* 我々は放射能から身を守り、警察から外人と見破られないよう防護服を着こんだ。 汚染
今回のTREND EXPO TOKYO 2016で異色のセッションとなったのが、お笑いトリオのグランジと一緒に、東京大学大学院特任研究員の久保友香氏が提唱する「シンデレラ・テクノロジー」について学ぶものだ。 「シンデレラ・テクノロジーって何? ガラスの靴をつくる技術?」というグランジのボケから講義はスタート。もちろんガラスの靴がつくれるようになるわけではない。 久保氏が提唱するシンデレラ・テクノロジーとは、シンデレラの魔法に例えられる。シンデレラが魔法によってきれいになり、舞踏会にあがったように、現代の女性はテクノロジーを駆使して自分を美しくしている。メイクもそうだが、最近ではプリクラや「SNOW」のようなスマホアプリを使うことで、誰もがより簡単に自分の顔を「盛れる」ようになっている。 盛った顔をプロフィールに使用することで、「SNSで理想の自分になっている」と久保氏は説明する。 「今はタ
徹底した裏付け取材により、大きな評価を得たドキュメンタリー『南京事件 兵士たちの遺言』(日本テレビ)に対し、「『虐殺』写真に裏付けなし 日テレ系番組『南京事件』検証」なる批判記事で襲いかかった産経新聞。 本サイトでは先日、その産経記事の内容が、事実誤認に嘘、いいがかり、詭弁、デマゴギーだらけであることを詳しく解説したが、産経はそれまでも歴史修正主義を「歴史戦」と言い換えて、“南京事件は中国のプロパガンダだ”とがなりたててきた。 たとえば、14年2月16日付「『大虐殺なかった』は正論だ」(論説委員の持ち回りコラム「日曜に書く」)では、作家・百田尚樹の「南京大虐殺はなかった」という発言が朝日新聞などで批判された件について〈ほとんど間違っていない〉と全面擁護し、NHKが01年に慰安婦問題などを題材に放送した『ETV特集 問われる戦時性暴力』を「偏向番組」と批判。こう主張している。 〈「南京大虐殺
清義明 @masterlow 中国の各地域別の「日本」の発音。 このうちの一つの発音「ズーペン」「ザパン」「ジープン」「ジャポン」が、「ジパン・グ(国)」や「ジャパン=JAPAN」に転訛した。 youtube.com/watch?v=rd2acL… 2016-10-26 05:13:03 清義明 @masterlow 最初に「日本」という国号を中国にお披露目したのは、701年出発の遣唐使。この時点では「日本」と書いて「やまと」と遣唐使側は読んでいたはずなのだが、もちろん中国側は出された文書見てそうは読まない。ジッポンとかリーペンとか読んでいたはず。 2016-10-26 05:17:18 清義明 @masterlow そもそもこの時の遣唐使の使者は、倭だった国が何故「日本」と国号を変えたのかをうまく説明できていない。倭から使者が来たと思ったら、なぜか「日本」というのがやってきたということで
日中戦争時、日本軍が中国で捕虜虐殺を行ったとされる「南京事件」。本書は「あった/なかった」をめぐり、今なお激しく論争が続くこの事件を素材に放映されたドキュメンタリー番組の取材回顧録だ。 事件そのものに関心がなくても本書は面白い。独自取材にもとづく「調査報道」を標榜する著者は戦中に書かれた日本軍兵士の日記や編者への直接取材をもとに、事件に関する「事実」を積み重ねていく。当初中国に飛んだ折には、虐殺記念館の様子にうんざりし帰国した著者。しかし取材が進むにつれ、自身の中国に対する負の感情をも徐々に「発見」してゆく。「政治的」な「過去の」出来事と捉える限り、事件の話題は日常から敬遠され続けるだろう。本書からは、歴史を「自分に関わる」「現在の」出来事として捉え直す視点を教えられる。
縄文時代に日本列島で狩猟採集生活をしていた縄文人の遺伝的特徴は、東アジアや東南アジアの人たちとは大きく離れていることがDNA解析でわかった。縄文人のルーツを考えるうえでの手がかりになりそうだ。総合研究大学院大学や国立科学博物館などのチームが、人類学の専門誌ジャーナル・オブ・ヒューマン・ジェネティクスに1日発表した。 福島県北部の三貫地貝塚で出土した約3千年前の縄文人2人の歯から、細胞核のゲノム(全遺伝情報)解読を試みた。約30億個ある塩基のうち、約1億1500万個の解読に成功した。縄文人の核DNAの解読は初めて。 世界各地の現代人のDNAと比較したところ、中国南部の先住民や中国・北京の中国人、ベトナム人などは互いに近い関係にあるのに対し、縄文人はこれらの集団から大きく離れていた。 現生人類ホモ・サピエンスは、…
あなたは「縄文時代」にどんなイメージを持っていますか? 「狩猟採集で生活し、自然と共生していた」「貧富や身分の差がなかった」「日本文化の原点」……。でも、それは「つくられた幻想」だと、先史学が専門の山田康弘さんは主張する。いつ、なんのために「つくられた」のか。「縄文」の真の姿とはどんなものなのか。 ■「貧しい」「自然と共生・平等」…世相映してイメージ180度変化 ――縄文時代は「つくられた」と主張していますね。 「『縄文式文化』『弥生式文化』という言い方は戦前からありました。ただ、石器時代の中に狩猟採集の文化と、米を栽培していた文化があったということで、時代のくくりは、弥生の一部を除いて石器時代でした」 「戦後になって、アメリカの教育使節団の勧告などで、これまでの神話にもとづく歴史教科書ではダメだ、新しい歴史観で教科書をつくれということになった。当時最も科学的な歴史観と考えられていた『発展
「ディストピア」とはユートピアの反対語。理想郷じゃない場所のことだ。「日本スゴイ」ならユートピアなんじゃないの?と思いながら読みはじめると、戦時下に行われたプロパガンダによって洗脳された日本人の姿に戦慄させられる。言葉の力は強大だ、プラスに働いてもマイナスでも。 本書には昭和初期から終戦までに出版された、当時の「日本スゴイ」本の中から「日本主義」「礼儀」「勤労」など、現代にも通ずる日本礼讃キーワードごとに、膨大な本を吟味していく。こんなことが大真面目に語られていたかと驚くばかりである。 そもそも「日本スゴイ」のネタの原型はどこにあるのか。探っていくと見つかったのは週刊新潮の版元、新潮社が出していた月刊総合雑誌「日の出」であったのだ。 満州事変を契機とする日本の国際連盟脱退を受けた「日の出」1933年10月号には「世界に輝く日本の偉さはこゝだ」という特別付録が付いていた。地球上に全く孤立無援
ロシアのプーチン大統領とトランプ米大統領が19日に行った電話会談の中で、ウクライナ停戦の時間的な枠組みについては協議しなかった。ロシア大統領府(クレムリン)のウシャコフ大統領補佐官(外交政策担当)が明らかにした。ただトランプ氏は、早期の合意達成に関心があると強調したという。 マーケットcategory米金融大手JPモルガン・チェースのジェレミー・バーナム最高財務責任者(CFO)は19日、貸し出しの利息収入と預金者に支払う利息の差である純金利収入(NII)が2025年に10億ドル増える可能性があるとの見通しを明らかにした。25年12月期のNII見通し945億ドルを変更するのは時期尚早だとも述べた。 前 ワールドcategory欧州首脳ら、ルーマニア大統領選の中道派勝利歓迎18日に投開票されたルーマニア大統領選の決選投票で、親欧州連合(EU)を掲げる中道のニクソル・ダン氏(55)がEU懐疑派の
万一、2011年の東京電力福島第一原発事故のような巨大な原発事故が再び起きたら、誰が責任を負うのか、ひいては誰が賠償の原資を払うのか――原子力委員会の専門部会で、次の事故に備えようと、原子力損害賠償制度の「あり方」が議論されている。 経済界の委員は、電力会社の声を代弁する形で、電力会社の責任に上限を設け(有限責任論)、「あとは国で」と主張する。虫のいい話に聞こえるが、安倍政権は原発維持路線を突き進む。そこに国の責任はないのか。原発を使い続けることに伴う巨額の費用負担リスクをどう考えるべきか。 1万人が「納得できない」 企業が工場で事故を起こし、周辺住民が被害を受ければ、ふつう企業が賠償の責任を負う。だが、東電福島第一原発事故は違った。被害があまりに大きかったため、当時の民主党政権は賠償費用をまかなうのに、原発を持つ全国の電力会社に「奉加帳」を回し、電気料金に上乗せして利用者から徴収する仕組
最近はようやく心身の沈滞から脱しつつあるのか、少しは本を読めるようになってきました。そこでもっぱら、積読の本を崩していたのですが、その中で珍しく、最近出た話題の本を読んでみました。それが菅野完『日本会議の研究』(扶桑社文庫)です。 日本会議といえば、安倍政権を支える保守系市民団体として、最近メディアでも注目されるようになってきました。以前からも、例えば歴史教科書問題などで、小生の見解からすれば反動きわまりない攻撃をしかけてくる連中として、何となく存在は知っていましたが、その正体はよく分からないものでした。同書はその成り立ちと主要人物の活動について、詳細に調査した書物であり、一気に読んでしまいました。 前評判どおりたいへん面白い本で、「生長の家」系の右派学生運動関係者が、その運動を継続・組織化して「日本会議」へ至り、そんな狭いインナーサークルが現政権を左右してしまっている、そんな危なっかしい
アイヌの遺骨はコタンの土へ 北大に対する遺骨返還請求と先住権 著者:北大開示文書研究会 出版社:緑風出版 ジャンル:社会・時事・政治・行政 アイヌの遺骨はコタンの土へ―北大に対する遺骨返還請求と先住権 [編著]北大開示文書研究会 帝国主義時代の学問的研究が人権意識の定着した現代社会から厳しく糾弾されている。それに対応しえない研究空間の後進性を暴くのが本書のモチーフだ。 帝国大学医科大学(現・東大医学部)教授の小金井良精(よしきよ)が1880年代に2回、北海道を訪れて各地のアイヌ墓地から160前後の頭骨と多くの副葬品を持ち帰った。1924年に京都帝大教授の清野謙次が樺太アイヌの頭骨を収奪している。さらに北海道帝大教授の児玉作左衛門らが、道内各地、樺太、北千島から大量のアイヌ遺骨を発掘、研究に用いていた。この発掘は戦後になっても続く。 北大側の調査によっても、八雲町の241体、新ひだか町の19
戦前、戦中の研究実態 刺激的な本である。本書には、評者のような団塊の世代の者が学生のころ、東洋史や民族学、宗教学や文化人類学の 碩学 ( せきがく ) としてその名を記憶した研究者が次々と登場し、日本が帝国を名乗った時代、彼らが日本の植民地やその周辺地域で実施した調査の実態が明らかにされてゆく。 日清戦争後、清から台湾を割譲させた日本は、その後、朝鮮を併合し、南洋群島の植民統治に乗り出してゆく。1930年代には満洲に 傀儡 ( かいらい ) 国家を樹立させた。そして、各地域の古い慣わしを調査して、植民地の法律や土地制度を「整備」し、効率的な支配を模索した。台北とソウルに設立された帝国大学はそうした旧慣調査を担うだけでなく、東南アジア、満洲、蒙古、 新疆 ( しんきょう ) などで民族調査を進めてゆく。戦時中には、大東亜共栄圏建設という国策にそって設置された民族研究所が現地調査を推進し、日本
書評あり テレビが見世物だったころ 初期テレビジョンの考古学 社会一般 飯田 豊(著) 四六判 378ページ 上製 定価 2400円+税 ISBN978-4-7872-3399-8 C0036 在庫あり 奥付の初版発行年月 2016年03月 書店発売日 2016年03月18日 登録日 2016年01月27日 紹介戦前の日本で、多様なアクターがテレビジョンという技術に魅了され、社会的な承認を獲得しようとしながら技術革新を目指していた事実を照射する。「戦後・街頭テレビ・力道山」という放送史の神話によって忘却されたテレビジョンの近代を跡づける技術社会史。 解説テレビ離れが叫ばれる一方で、スマホやパソコンから屋外に遍在するスクリーンまで、多様な形式で映像コンテンツは受容されている。ニコニコ生放送やパブリック・ビューイングなどの集団的な映像視聴は「戦後の街頭テレビ」の熱狂に例えられ、新しい映像文化
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く