車内から前方を撮影・記録し、交通事故の「目撃者」となるドライブレコーダー(DR)。タクシーやバスだけでなく一般車にも浸透し、全国の販売台数はここ数年で倍増している。業界関係者は「市場規模はまだまだ拡大する」と見込む。ネットで共有して交通安全に役立てるなど活用方法も広がる一方、プライバシー保護などの課題も見えてきた。 「当て逃げされました」。5月下旬、愛知県警昭和署で2人の男性が訴えていた。名古屋市昭和区の道路で停車中、追い越し車両に当て逃げされ、右のドアミラーが壊れたという。車のDRには、道路中央を走り抜ける車が映っていた。 男性は事故を経験した知人から「DRを付けていたら、もめることはなかった」と聞き、約2年前から取り付けていたという。 現時点で逃走車の特定には至っていないが、ある捜査幹部は「車種は分かるので初動捜査が全然違う。どちらが青信号だったか争うような事故では特に役立つ」と話す。
![運転のお供にドライブレコ一ダー 販売台数、2年で倍増:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/36f56a3f0b2a441426a0c30a48311dc5ad9310d7/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2FAS20160713001099_comm.jpg)