読書体験のクラウド化

アマゾンが Kindle の発売によって実現したのは「持ち歩ける電子書籍」です。しかし実はそれよりもはるかに重要なのが、同時に行った「本のクラウド化」です。 Kindle の本が「クラウドである」理由は、購入した本をアマゾンが常にバックアップしているとともに、それにドッグイヤーをつけたり、線をひいたり、書き込みをしたりでき、その情報も保存されているという点にあります。つまり「購入した本」という本来固定化された情報を、自分で更新できるしくみがあり、その更新情報がネット上に保存されるという点です。アマゾンがバックアップしているのは「購入したときのまっさらな本」ではなく、書き込みをした（さらに書き込みができる）「自分の本」なのです。 「自分の本」のベースは、販売されている一冊の本です。だれが購入しようが、同じものと認識できる一冊の本です。その一冊の本というデータは、論理的には、世界の中でたったひ

[level-one]

人の価値観に左右されてしまいそうだし、友達が大事だと思った部分とか、あまり興味ない。/下線の共有

[andvert]

発想がすごい近い。

[fooo]

結局はコンテンツの限定されたウェブと大して変わらないのではないかと思うと、行き着くところはやはりひとつしかないのかもしれない

[tinsep19]

編集者を抱え、編集行為のアウトプットとしての「版」を作り出す組織としての「版元」は、参照の機会が莫大に増えていくであろうこれからこそ、より本質的な部分での役割が問われ、必要性は増していく

[marutathu]

読書に何を求めるかによるけど、たしかにユニークだな。

[mokkei1978]

このアイデア、科学論文を読むのにも役立ちそう。"自分が読んだ本を、ほかの人がどのように読んだのか、どこに線をひいたのか、それが分かるようになる"

[tsysoba]

こういうのは、人文系の研究の場とかで先に実現するかと思っていたけど、そうでもないかも。

[worris]

電子書籍に「下線を引いたりメモを」と言う人がいるが、紙書籍のメタファーから脱していない誤謬だと思う。「ニコニコ動画のように」と言う人もいるが、あれを最初に机上で考案するのは凄いこと。コロンブスの卵。

[kajie]

「版」を作り出す組織としての「版元」の役割は増す RT @solar1964 @magazine_k: Kindleというプラットフォームの先にある読書のスタイルは？ 「マガジン航」：読書体験のクラウド化