富士通は台湾の中央気象局からスーパーコンピューター「京」の商用機を受注した。海外からの受注は初めてで、同局は気象予報のほか、地震や津波のシミュレーションを日本と共同で進める。富士通は台湾での実績をてこにアジアを中心とした海外需要を開拓。スパコン事業の売上高を2015年に1千億円に拡大し、世界シェア10%を目指す。受注したのは計算能力が毎秒1京(1兆の1万倍)回を超える「京」の商用機「プライムH
昨日、米国シアトルで開催中のスーパーコンピューター学会SC11にて発表された世界スパコンランキングTOP500の中で、日本の「京」が、今年の6月に引き続き第一位に輝いた。性能も、その名のとおり毎秒1京回以上の演算能力を発揮、命名に恥じない性能を出すことができた。今でこそ、多くの国民の方々に祝福される快挙となったが、ここまでに至る道は苦難の歴史であった。毎年、米国で開かられるSCXXには、そう何年前からだろうか? SC06、SC07からSC09位まで毎年参加してきたが、かつて、NECが開発した地球シミュレーターで世界を驚かせた日本の勢いは既になく、IBM、クレイなど米国勢一辺倒の中で大変寂しい思いをした記憶がある。 そんな中で、もう一度、日本勢として世界一のスーパーコンピューター開発に挑戦してみようという機運を最初に作られたのは財務大臣、科学技術庁長官を務められた尾身幸次先生であった。尾身先
京速コンピュータ「京」がTOP500で2期連続の世界最速に。2位となった中国の天河1A号に対しては演算回数で約4倍となった。 富士通は11月14日、理化学研究所と共同で開発している京速コンピュータ「京(けい)」がスーパーコンピュータの速度を認定する第38回TOP500リストにおいて世界最高速を記録したと発表した。前回に引き続き、2期連続の1位獲得だ。 TOP500におけるベンチマークプログラム「LINPACK」が示した京の演算回数は1万510テラフロップスで、その実行効率93.2%。2位を記録した中国の天河1A号は2566テラフロップスであるため、演算回数で約4倍の差を付けての首位となった。 関連記事 スパコン「京」が“京速”達成、LINPACK性能で10.51ぺタフロップスを記録 理研と富士通が共同開発を進めるスーパーコンピュータ「京」が、LINPACKベンチマークで10.51ぺタフロッ
富士通が2011年度から、約10年ぶりに最先端スーパーコンピューターの輸出を再開することが25日、わかった。 現在世界で最速のスパコンよりも5〜6倍も演算速度が速い次世代スパコンで、海外からの評価も高いためだ。日本のスパコンは、00年代前半までは米国などを脅かす存在だったが、開発競争に敗れて輸出市場から事実上撤退していた。輸出再開が日本のスパコンが復権する足がかりになることが期待される。 富士通が輸出するのは、独立行政法人・理化学研究所と共同開発中の次世代スパコン「京」の同型機だ。800台以上の小型コンピューターを組み合わせ、毎秒1京回(1兆の1万倍)の計算ができる。一般的パソコンの約20万倍の性能で、演算速度は世界最速クラスのスパコンはもちろん、各国が開発中の次世代機の中でも最高水準という。日米欧など7か国・地域の国際共同による熱核融合実験炉(ITER)のフランスにある運営機構への輸出に
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