「創造性は、一握りの幸運な人々だけが持っているまれな才能などではない。人間の思考や行動の自然な一部なのだ。創造性にフタをしてしまっている人はあまりにも多い。でも、そのフタを外すことはできる。そして、一旦想像力を解き放てば、あなた自身、あなたの組織やコミュニティに、大きな影響を及ぼせるかもしれない」IDEO創業者のデイヴィッド・ケリーと共同経営者トム・ケリーによる著書『クリエイティブ・マインドセット(原題:Creative Confidence)』にはこんな言葉が記されている。 IDEOはこの“創造性の解放”と向き合いながら事業を展開してきた。それはここ日本でも変わらない。2011年に設立された日本支社・IDEO Tokyoがミッションに『デザインとクリエイティビティを通じて、日本の変化に貢献する』を掲げているのにも、その一端が伺える。 ではこの10年で、日本の“創造性”はどう変化したのだろ