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【社説】中国は法よりも力を掲げる国になりたいのか 日米のメディアが27日に報じたところによると、中国が最近、日米に向け貿易面で圧迫を強化しているという。中国商務省は同日、米国産鶏肉製品に対し、向こう5年間、最大105.4%の反ダンピング関税を賦課することとした。昨年上半期に米国産鶏肉加工品の輸入が前年同期比で6.54%増え、中国国内の関連産業が1864億ウォン(約137億円)相当の被害を受けたというのが、その理由だ。また、中国・北京の税関は今月25日、日本向けの産業用航空貨物すべての包装を解いて直接検査するなど、日本の輸出入品に対する通関検査を大幅に強化したという。中国は通常、輸出入品の10-20%についてのみ、こうした形の税関検査を行ってきたことを考慮すると、異例の措置だ。 中国側のこうした措置が、政治的または経済的報復だ、という直接的な証拠はない。しかし最近、中国と日米との摩擦のことを
【コラム】1億人の塩野七生 鄭佑相・政治部外交チーム長 日本の歴史小説家、塩野七生氏の作品は、韓国でも多くの読者がいる。15巻から成る『ローマ人の物語』(新潮社)は、韓国だけで300万部以上が売れた。文庫版を除けば、日本よりも売れたと言われるほどだ。韓国では出版されていない『日本人へ リーダー篇』(2010年 文春新書)で、塩野氏は韓国、中国、日本の歴史問題の解決法について、一つの提案をした。韓国で人気の歴史小説家の話だけによく読んでみた。 彼女は歴史問題を裁判に例えた。韓国と中国を原告、日本を被告と位置づけ、陪審員は他国が担当すべきだと提案した。そして、被告は有能な弁護士を期待することが難しいため、断罪を避けるためには、徹底して証拠を集めるべきだとの論理を展開した。なぜならば、原告側(韓国と中国)は、テーブルをたたき、声を張り上げる戦法をよく使うから、日本人は沈黙しがちで、沈黙を守り続け
【萬物相】「常用漢字」を追加する日本 ソウル市内のある高校で、韓国史の時間にある出来事が起こった。教諭が、朝鮮時代の「士林(朝鮮時代中期に新興した集権勢力)の台頭」について教えようとしたときのことだ。生徒たちは「『台頭』とは何か」と質問した。「士林」を教えようとしたのに、生徒たちが「台頭」を知らないとはどうしたものか。教諭は授業の中核部分を後回しにして、「台頭」という言葉を説明するのに多くの時間を割かなくてはならなかった。 日本の高校では、このような問題はまず起こらない。日本は1981年、日常生活で頻繁に使用される漢字1945字を「常用漢字」に定めた。小学校で1006字、中学校では939字を学ぶ。教える順序も、「人」という字は小学校1年生、「新」は2年生、「進」は3年生というように、(易しい字から難しい字へと)体系化されている。そのため高校入学前には、教科書に登場する単語の基本概念を理解し
【コラム】キム・ヨナを「ユナ・キム」と呼ぶワケ(上) カナダ・バンクーバーのホテルでテレビをつけるなり、司会者がこう言った。 「カナダでも『ユナ・キム』はとてもよく知られています。『ユナ・キム』はずっとトロントでトレーニングを積んできました。今、アイスリンクの電光掲示板には『キム・ヨナ(Kim Yu-Na)』と書かれていますが、わたしたちが『ユナ・キム』と呼ぶのは…」 バンクーバー冬季五輪フィギュアスケート女子ショートプログラムの試合前だった。冬季五輪を独占中継するカナダの民放CTVが、「有力な金メダル候補」としてキム・ヨナを紹介していた。カラフルな韓服(チマチョゴリ)を着た小さいころのキム・ヨナの写真も公開された。さらに、司会者はこう続けた。 「韓国では、ユナ・キムを『キム・ヨナ』と呼びます。ファミリーネーム(姓)が先です。それでもカナダで『ユナ・キム』と呼ばれているのは、カナダ式に合わ
韓国の法律を無視するグーグル KT | SKテレコム 「グーグルのアンドロイドマーケットは、全世界で同じサービスを提供しています。ゲームの審査は開発者が受けるべきもので、マーケットが審査を受ける必要などありません」 世界最大の検索エンジン、グーグルが、韓国の法律を守らないと明言したことが問題となっています。問題となっている法律は、ゲーム産業の振興に関するもので、あらゆるゲームは、流通前に韓国のゲーム等級委員会から審査を受けるよう定められています。 ところが、グーグルがインターネット上で運営する「アンドロイドマーケット」には、韓国で審査を受けていないゲームが4400本以上あります。アンドロイドマーケットとは、携帯電話などのモバイル機器用OS(オペレーティング・システム)であるアンドロイド用のアプリケーション・プログラムをダウンロードできるサービスのことです。アンドロイドマーケットは、先月初め
訓民正音学会と共同で、ハングルで表記されたチアチア語の教科書を作成した人は、バウバウ市の高校教師アビディンさん(32)。アビディンさんは昨年12月、同学会の招待を受けソウル大言語教育院で6カ月間、韓国語の教育を受け、言語学科のイ・ホヨン教授、博士課程のファン・ヒョソンさん(26)との共同作業に臨んだ。アビディンさんは「ハングルは非常に科学的だという印象を受け、帰国後にインドネシア政府にハングルの採用を提案した」と語った。 現在、バウバウ市では15の言語が使われている。このうち唯一「ウォリオ」という言語には表記法があるが、複雑なアラビア文字が使われているため、使用する人はほとんどいない。現地の住民は「ハングルのほうがウォリオより簡単で学びやすい」と話している、とアビディンさんは語った。消滅していく種族言語を見守りつつ、歴史と伝統を失うのではないかと心配していた村の元老も、ハングル教材の発行
「ハングルを海外に普及させるのは、すべての国語(韓国語)学者や言語学者の夢です。今ようやく緒に就いたところです」 「ハングルの海外普及」への第一歩を踏み出したソウル大言語学科教授で訓民正音学会長を務めるイ・ホヨン教授は、興奮した表情を見せていた。2007年7月に70人余りの国語学者や言語学者によって作られた同学会はこれまで、中国、ネパール、タイなどでハングルを普及しようとして失敗した原因を徹底的に分析してきた。その結果、言語学的な分析をしないまま、他言語をそのままハングルで表記しようとしたこと、現地の人々とのコミュニケーションを行わず、文字だけを普及しようとしたことが原因との結論に達した。 こうした失敗を繰り返さないために、普及対象の選定から慎重を期した。7月にハングルで書かれた教材「バハサ・チアチア1」を出版したソウル大言語学科のイ・ホヨン教授(46)は、「ハングルの普及対象を初めか
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