この渋滞緩和のために、鉄道用のボスポラス海峡トンネルが建設中であり、第3ボスポラス大橋の建設計画も進行中である。ボスポラス海峡トンネルは日本の大成建設が施工している。 政府は建国100周年の2023年に照準を合わせて、地下鉄の延伸やそれに伴う郊外での住宅建設、道路整備、橋梁等の耐震対応、発電プラントなどの大型インフラの整備に力を入れており、今後もインフラ整備の必要性は続く。 課題のひとつとしてのインフラ整備は、日本企業にとっては、ビジネスチャンスである。特に、日本と同じ地震国であるトルコでは、日本の耐震技術を含めたインフラ建設の技術力が高く評価されている。トルコは中進国であるが、パッケージ型インフラ案件受注に有効であると判断される場合には競争力ある円借款の活用もできる。 貿易赤字をどうするか また、トルコは構造的な貿易赤字に苦しんでいる。日本と同じく非産油国であるため、原油や天然ガスの輸入
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