スーパーコンピューターをはるかにしのぐ計算能力を発揮すると期待されている 「量子コンピューター」 。その実現は、今世紀後半になるとも言われていましたが、6年前、カナダのベンチャー企業D-Wave Systems社が、世界に先駆け実用化モデルを発売。一部の専門家の間からは、本物かどうか懐疑的な見方が出たものの、グーグルやNASA=アメリカ航空宇宙局など世界のトップ企業・研究機関が購入し、従来の高性能コンピューターの1億倍のスピードが確認されたことで、世界に衝撃を与えました。スーパーコンピューターをもってしても解けない複雑な問題を解決できると期待される量子コンピューターは、人工知能や画期的な新薬の開発などへの応用を通じて世界をどう変えていくのか。今月、東京で開かれた量子コンピューター国際会議を取材しました。(科学文化部・斎藤基樹記者) 量子コンピューターをめぐる世界最先端の研究成果が報告される
誰でもアクセスできる量子コンピュータをIBMが公開。あなたも使えるよ2016.05.06 16:157,022 塚本 紺 ジワジワと進歩してます量子コンピュータ。 量子コンピュータというと、ずっと研究室の中で専門家だけが扱うものでした。しかしIBMはこの度、誰でもインターネット経由でアクセスできる量子コンピュータのプロトタイプを発表しました。ほんとに誰でもアクセスできるんです。つまり、この記事を読んでらっしゃる皆さんも試せるということ! IBMが公開した量子コンピュータは5量子ビット(qubit)のコンピュータであり、実機はニューヨークの研究室に設置されているとのこと。こちらの特別なソフトウェアを使うことで誰でもアクセスができるのです。が! インターフェースの見た目は使いやすそうでも量子デバイスの仕組みを理解していないとまず使えないようです。 「え? 量子コンピュータって何ができるの?」と
実現は遠い未来のことだと考えられていた「量子コンピュータ」。それが突然、従来とは異なる方式で実現した。カナダD-Wave Systemsが開発し、米グーグルや米航空宇宙局(NASA)が導入した量子コンピュータ「D-Wave」だ。 D-Waveが期待通りの性能を出すことができれば、現在のビッグデータ活用が子供の遊びに思えてくるほどの、計り知れないビジネス上のインパクトがもたらされる。そんなD-Waveに、日本の研究や技術が大きく寄与していたことを知っているだろうか。 それだけではない。現在、日本の国立情報学研究所(NII)が、D-Waveのさらに上を行く日本独自の量子コンピュータの開発を進めている。 次なるIT革命の中心地は、実は日本だ。知られざる量子コンピュータの真の姿に迫る。
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