東日本大震災で大きな被害のあった人間国宝・濱田庄司(1894~1978)ゆかりの益子参考館(益子町益子)を復旧するため、福田富一知事ら県内の政財界トップや、全国の民芸関係者ら50人が発起人となり「益子参考館震災再建基金」を設立する。 9日に宇都宮市内で発足式を行い、基金運営委員長には大塚朋之益子町長が就任する予定。県民にも寄付を呼び掛け、今後1年をめどに展示館2棟の建て替えなどに必要な費用約8千万円を集める。2年後の完全復旧を目指す。 発起人代表は日本民芸館(東京都目黒区)の小林陽太郎館長。県内では福田知事、神谷幸伸県議会議長をはじめ、県経済同友会など経済5団体の代表、足利銀行、栃木銀行、コジマ、TKC、下野新聞社の頭取、会長らが名を連ねる。 同参考館の呼び掛けで、小林代表が全国の民芸関係者らに発起人への賛同を要請。地元の益子町でもNPOや益子焼販売店の関係者が事務局を立ち上げ、陶芸
濱田さんゆかりの登り窯 復元へ基金設立 社会 2011年7月7日 12時12分Tweet 【栃木】日本初の人間国宝で、民芸運動や沖縄の陶芸発展に尽くした世界的な陶芸家濱田庄司さん(1894~1978年)ゆかりの益子参考館=栃木県益子町=が東日本大震災で展示棟などが大きな被害を受けた。地元や全国の民芸運動の関係者ら50人が発起人となり、全半壊した展示棟や登り窯などを立て直す費用8000万円を目標に「益子参考館震災再建基金」を設立する。 参考館は濱田さんの作品のほか、沖縄の壺屋焼など世界各国の陶磁器、漆器、木工などの工芸品を展示・公開するため濱田邸の一部を活用し77年4月に開館した。展示・収蔵品は3千点以上に上る。 大震災で益子町は震度6強と揺れ、石造りの展示棟2棟に亀裂が入ったほか、壁や天井の崩落、屋根瓦の落下、登り窯の全半壊と大きな被害が出た。同町指定文化財の濱田さんの大皿や人間国宝で壺屋
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