宿泊先のホテルで女性従業員の体を触ったとして、奈良県警橿原署は11日、囲碁・将棋用品製造販売会社「めぐみ堂」(本社・大阪市)社長、西本誠一郎容疑者(72)(大阪府羽曳野市羽曳が丘)を強制わいせつの疑いで逮捕した。 西本容疑者は、日本刀の刃を使って碁盤や将棋盤にマス目の線を入れる「太刀目盛(たちめも)り」と呼ばれる伝統技術の継承者で知られる。 発表によると、西本容疑者は、10日午後8時5分頃、同県橿原市内のホテルの客室で、部屋に案内した女性従業員(21)にいきなり抱きつき、下腹部を触るなどした疑い。調べに対し、「好みの女性だった」と容疑を認めている。 西本容疑者は、全国各地で太刀目盛りの実演会を開催。11日は橿原市内で行う予定だった。