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ブックマーク / akihitok.typepad.jp (247)

  • 【書評】『データを正しく見るための数学的思考』

    日経BPさまより、『データを正しく見るための数学的思考――数学の言葉で世界を見る』を頂いてしまいました。原著"How Not to Be Wrong"(間違わないための方法)をキンドル入れっぱなしで読んでいなかったので、大変ありがたいです(笑)。ということで、簡単にご紹介を。 データを正しく見るための数学的思考――数学の言葉で世界を見る ジョーダン・エレンバーグ 松浦 俊輔 日経BP社 2015-07-02 売り上げランキング : 5938 Amazonで詳しく見る by G-Tools 範疇としては「数学読み物」という部類に入る一冊でしょうか。テーマは数学ですが、たとえばデータ・サイエンティストを養成するための教科書のような雰囲気ではなく、あくまで一般の人々に「数学的思考」を身につけてもらい、それによって「間違わないための方法」を身につけてもらうことが目標。そのため複雑な数式は登場せず、

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    nkoz 2015/07/14
  • 残酷なアルゴリズム

    なんとなく個人的にも引っかかるところがあったので。 Facebookユーザーの方はご存知だと思いますが、いまFacebookの公式アプリとして、「今年のまとめ」機能が提供されています。ユーザーが今年1年に投稿した内容を自動で整理して、「○○さんの一年」のようなタイトルをつけて記事にしてくれるというアレです。記事生成は公式URLをクリックするだけで自動的に行われるため(最初はカギ付きで、その後カスタマイズするか/シェアするかを決められる)、念のためきちんとリンクを明示しておきたいと思います: ■ Your Year in Review | Facebook (https://www.facebook.com/yearinreview) 確かに自分の1年を振り返り、友人たちとシェアできるというのは楽しい機能です。僕も自分のタイムライン上でいくつも投稿されているのを見かけました。ただすごく気にな

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    nkoz 2014/12/27
  • 「情報はタダになりたがる」(Information want to be free)の全文って知ってた?

    「情報はタダになりたがる」(Information want to be free)の全文って知ってた? クリス・アンダーソン氏の最新作"Free: The Future of a Radical Price"を読んでますよ、っていうのを先日から宣言してますが、その中に面白いエピソードが紹介されているのでちょっとご紹介。ずばりタイトルに書いた通りなのですが、有名な言葉「情報はタダになりたがる(Information wants to be free)」の全文ってご存じでしたか? ……いやそんなの常識でしょ、と言われてしまうと辛いのですが、CNNの記事でも紹介されていたぐらいですから知らない人が多いものとして話を進めましょう。この言葉、米国の作家 Stewart Brand 氏が1984年の Hackers' Conference で語ったものとされていますが、実はこういう発言だったそうです

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    nkoz 2013/02/10
  • 主観的意見

    「傘を持って行かないの?」 出かけようとする僕に向かってが言った。思わず空を見上げたが、雲一つない晴天で、うっすらと星座まで見えている。の考えすぎだろう。 「いやだ、天気予報モードにしてないのね」 と彼女は言い、僕のかけているグーグルグラスに向かって「モード変更、天気予報」と素早く呟く。すると空からは星が消え、あっという間に暗雲が広がると、大粒の雨が降り出した。もちろん現実ではなく、グーグルグラスに映し出された6時間後の予測映像だ。 最近はグーグルグラスをかけっぱなしで生活することが当たり前になり、同じ部屋で生活していても、と僕とで話がかみ合わないことがしょっちゅうある。テレビですら、グーグルグラスを通して一人ひとり違う番組を観ることができるほどだ。今朝僕が観ていたのは経済ニュースの速報で、が観ていたのは海外ドラマの再放送だった。 「ごめんごめん、昨日は流星群の日だったから、天体観

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    nkoz 2012/10/28
  • POLAR BEAR BLOG

    竹書房文庫から11月に発売されたSF小説『ダリア・ミッチェル博士の発見と異変』を読み終えたので、感想を少し。 この作品は「2028年に出版されたノンフィクション」という体裁を取っていて、内容もさまざまな関係者へのインタビューや公的記録、個人が記した日記など(を装った文章)で構成されています。その目的は、2023年に起きたある事件の顛末を描くこと。映像作品の世界には、フェイクでありながらあたかも物のドキュメンタリーのように映像を綴る「モキュメンタリー」という手法がありますが、それを文章で表現したような体裁になっています。 では2023年に起きたのはどのような事件だったのか。前述の通り、書は2028年に出版されたという体になっている、つまり読者はみなその事件についてある程度の知識を持っている前提になっているため、冒頭で全容がネタバレされます(あくまで2021年を生きている私たちにとっての

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    nkoz 2012/09/24
  • POLAR BEAR BLOG: 「やる気」は後からついてくる

    「やる気」を出すための最高のテクニックは、実は「やる気」を出そうと思わないこと、なのかもしれません。 ITmedia さんから『「なまけ心」に効くクスリ プロカウンセラーが教える「ダメな自分」の救い方』という新刊書をいただいて読んでいるのですが、これがなかなか面白い。Q&A形式で様々な悩みにアドバイスが提示されるようになっていて、モチベーションを上げるためのライフハック集といったところです。 例えば「家事をする気が起きず、なまけてしまう」という悩みに対する回答で、以下のようなアドバイスがされています: それでも「やる気が出ない」というなら、「やる気にならないとできない」と思っていること自体が間違いだと言いたいです。こういった悩みを抱える人に対する代表的な心理療法で、『森田療法』というのがあります。1920年代に精神科医の森田正馬先生によって提唱されたもので、分かりやすく言えば、「感情を意識

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    nkoz 2011/11/02
  • 0655の「たなくじ」に一本取られた件。

    なんか貧しいテレビ画面ですみません。いや、自室用なので……。 まぁウチのテレビはさておき、教育テレビあらためETVの朝のミニ番組「0655(ゼロロクゴーゴー、放送時間は月曜日~金曜日の朝6:55~7:00)」で今朝から新コーナーが始まりました。月曜日のみのコーナーで、その名も「たなくじ」。爆笑問題の田中さんが登場し、クジを出してくれるというものです。 このコーナーが始まることは先週から告知されていて、いったいどんなものだろうと待っていたら。突然「携帯電話のカメラ機能を起動して、テレビ画面に向けて」という指示が流れたではありませんか。もしかしてQR?それともAR?あれ、専用アプリとかインストールしなくちゃいけないんだっけ!?とスゴイ先端技術を使ったコーナーを期待したら…… 何のことはない、田中さんが持ったクジの中身が高速で変化するので、適当なタイミングでテレビ画面を撮影する=その瞬間に表示さ

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    nkoz 2011/07/13
  • http://akihitok.typepad.jp/blog/2011/01/%E3%83%91%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%E9%A8%92%E5%8B%95%E3%81%AB%E5%B7%BB%E3%81%8D%E8%BE%BC%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%A7%E4%BE%BF%E4%B9%97%E3%81%97%E3%81%A6%E5%AE%A3%E4%BC%9D%E3%81%259

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    nkoz 2011/01/13
  • Google、検索結果画面からのPDF閲覧がちょっと楽に。

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    nkoz 2009/10/08
  • 妻が Twitter 上で脅迫を受けて、アカウントを削除した件

    個人的な話で恐縮ですが、怒りと悔しさで書かずにはいられません。この先、読んで楽しい気分になる文章が続く確率は0%ですので、申し訳ありませんが嫌な気分になりたくないという方はここで読むのをお止め下さい。 ***** 以前もこのブログで書きましたが、僕のTwitter を始め、フォロワーが100人を超えるぐらいにまでなってきたところでした。人も「楽しさが分かってきた」ということで、順調に進んでいたのですが……今日の夜、脅迫状めいたDMを数通受信。不気味なので、アカウントごと削除するという結果になってしまいました。個人的には徹底抗戦したかったのですが、は非IT系の一般人で、僕のように短気でもないので「大事にしたくない」という結論に。 ご存知のように、Twitter のDMは自分をフォローしている相手にしか送れません。そこでに脅迫文を送った相手は何をしたかというと、わざわざ捨てアカウン

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    nkoz 2009/09/19
  • iPhone の政治アプリ"Elections"を入れてみた

    オバマ大統領が選挙戦中に iPhone アプリを配布していたことをご存知の方も多いと思いますが、米国では政治に関する iPhone アプリも充実しているわけですね。Twitter ですら選挙活動に使えない日では「夢のまた夢」といったところで、うらやましい限りです。で、うらやんでばかりいてもアレなので、どんなアプリがあるのか試しにインストールしてみることにしました。参考にした記事はこちら: ■ 5 of the Best iPhone Apps for Political Junkies (Mashable) Mashable が「政治ジャンキー」にお勧めする iPhone アプリ5つ。ちなみにどんなものかというと(※価格は日確認したものです): 1. asap - Politics New York Times や Reuters など、主要ニュースサイトの政治コーナー記事をまとめてく

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    nkoz 2009/07/11
  • 日本の Twitter にもハッシュタグが定着すれば、と思った話

    ■ 「北朝鮮のミサイル発射」のニュースを、Twitterでリアルタイム追跡してみた (メディア・パブ) を読んで。 並行して、「ロケット」、「ミサイル」あるいは「北朝鮮」のキーワードでTwitter Searchの日語検索も行ってみた。発射後、20分を過ぎてもニュースに関する投稿が見つからない。調べ方が間違っているのかな? ニュースソースが日なのに、日語のTwitterは静まり返っている。12時5分頃にようやく、次に示すように数少ない投稿が現れたぐらいである。 と書かれているのですが、個人的に昨日お昼12時前後はこの問題で盛り上がっていた印象がありました(盛り上がる、という表現は不謹慎かもしれませんが)。例えば以下は、buzztter の昨日PM12:05の Twitter 投稿です: ご覧のように、単語の全てがミサイル発射がらみのものとなっています。「スープカレー」は違うだろって?

    日本の Twitter にもハッシュタグが定着すれば、と思った話
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    nkoz 2009/04/07
  • おじぎ広告

    ネタです。インドで行われた日文化紹介イベント(石川啄木がフィーチャーされたらしいです)において、エントランスにこんな仕掛けが施されたとのこと: ■ Japan Association: Greeting (Ads of the World) 入り口の横にある真っ赤な垂れ幕。その真ん中から少し下のところに、何やら小さい文字で文章が書かれています: The Japan Association welcomes you Japan Association が皆様を歓迎いたします。 と、実は文章の中身は問題ではなくて。それを読むときの人々のポーズの方が重要です。画像を見ていただければ分かると思いますが、腰を曲げて、上半身を傾ける格好――そう、「何が書かれているんだろう?」と興味を向けるだけで、日式のおじぎをしてしまうという仕掛けなわけですね。 「こうして下さい」「ああして下さい」とアレコレ指示

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    nkoz 2009/04/05
  • 「計画」が創造性をつぶす

    先日取り上げた『凡才の集団は孤高の天才に勝る 』から小ネタを1つ。 ビジネスにおいて、計画というのは重要な存在です。いままさに何らかの計画を立てさせられていたり、計画に基づいて行動することを求められている方々が数多くいらっしゃるでしょう。しかし変化の激しさが盛んに指摘される現代において、計画を立てる・守るということはどこまで重要なのでしょうか。『凡才の集団は~』の中に、こんな箇所が登場します: 1990年代初頭、スタンフォード大学のキャスリーン・M・アイゼンハートとベナム・N・タブリージは、年間売上5000万ドルを超えるアメリカ、ヨーロッパ、アジアのコンピューターメーカー36社が手がけた72の製品開発プロジェクトに関する調査を行った。 この結果、最もイノベーティブなチームは、計画段階にかける時間が少なく、実施段階にかける時間が多いチームであることが判明した。計画を立てる代わりに、即興で仕事

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    nkoz 2009/04/03
  • ブログの「質」って何だろう。

    ■ 書くことの難しさ ネットの言論はなぜ質が低いか (IT-PLUS) を読んで少し。 はてブでは若干批判が強いようですが、個人的には納得するところがあって、「マスメディアのジャーナリズムを批判する『だけ』はそろそろ終わりにして、ネット上のジャーナリズム自体の改善も図ろうよ」という意見だと理解しました。また掛け声だけではなくて、具体的な取り組みを行われている藤代さんを偉いとも思います。ただ「ネット上の言論」とは何か、「コンテンツの質」とは何かという定義が曖昧だったので、納得できない部分を感じた方がいらっしゃったのではないでしょうか。 仮にここでが批判されているのが、僕のような個人ブロガーだとして。それではブログの「質」とは何で、それを高めるにはどうすれば良いのでしょうか?1つの尺度となるのは、やはり既存のジャーナリズムにおけるやり方でしょう。僕は残念ながらジャーナリズムの教育というものを受

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    nkoz 2009/03/28
  • あなたの Twitter 上での友達は?

    SNS内での行動を分析するサービスというものは、これまでにも様々なものが登場しているわけですが、Twitter も例外ではないことはご存知の通り。で、その中に新しいサービスが1つ加わりました: ■ Top Twitter Friends 誰かの Twitter アカウント(ID/パスワードは要求されませんので、公開アカウントであれば誰でもチェックできます)を入力して実行すると、そのユーザーが Twitter 上で誰と主に交流しているかが分かる、というもの。早速自分のアカウントで確認してみました: フムフム、なるほど……って、自分のアカウントだとあんまり驚きはないのですが、誰かお近づきになりたい方のアカウントをチェックして、自分が既に知り合いになっている方に紹介してもらえるかどうか確認してみる、なんて使い方もできるかも。 ちなみに左横に表示されているアカウント名にカーソルを合わせると、そのユ

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    nkoz 2009/03/23
  • 「テレビの、これから」の中でテレビ関係者側にノスタルジーを感じた件

    昨夜のNHKの番組『日の、これから』、テーマは「テレビの、これから」でした。既にシロクマの方で感想を書いたのですが、長くなってしまったので削った部分をこちらで改めて。 NHKの関係者だけでなく、民放各局のプロデューサー・ディレクター、さらには糸井重里さんや夏野剛さん(ドワンゴ取締役)などを招き、一般人代表も含めて討論するという形式で行われた「テレビの、これから」。若干議論が分散してしまい、面白いポイントが深まらなかった感もあるのですが、民放でありがちな「ネット不審論」に終わらない意欲的な番組だったと思います。ちなみにテレビ関係側の参加者は以下の通り(公式ページ上でも確認できるのですが、パーマリンクではないですので念のため転載しておきます): 【スタジオ生出演】(敬称略) 民放連会長 広瀬 道貞 ジャーナリスト 嶌 信彦 コピーライター 糸井 重里 慶應義塾大学特別招聘教授・ドワンゴ取締役

    「テレビの、これから」の中でテレビ関係者側にノスタルジーを感じた件
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    nkoz 2009/03/22
  • すぐにフォロー返ししてくれる Twitter ユーザー237人

    別に友達が多ければ重要な人、というわけではないですし、SNS系サービスの「友達」関係なんてほとんどがごく軽いものなわけですが。とはいえ、Twitter で「この人って何か有名な人なのかな?」を判断する際、被フォロー数(followers 数)が1つの重要な指標になったりします。ということで、何でもいいからとにかく被フォロー数を増やしたい……という邪な健気な方のために、こんなリストが公開されています: ■ Top 237 Twitter Users Who Will Follow You Back (Social News Watch) フォローすると、すぐにフォロー返ししてくれる Twitter ユーザー237人のリストです(人だけでなく組織のアカウントも含まれているので、正確には237「個」ですが)。しかもフォローされるならなるべく有名な人がいい……というわけで、現在の follower

    すぐにフォロー返ししてくれる Twitter ユーザー237人
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    nkoz 2009/03/16
  • FedEx Kinko's が履歴書無料印刷サービスを実施

    FedEx Kinko's 改め FedEx Office にて(って改名してたの初耳だったのですが、日ではまだ「フェデックス キンコーズ」ですね)、履歴書を25枚まで無料で印刷するというサービスが行われていたようです: ■ FedEx offers free resume printing (Springwise) このサービスを実施したのは、米国内にある1,600以上の FedEx Office 店舗。白黒のみで25枚まで、という制限付きですが、履歴書を無料で印刷してくれたそうです。と少し説明が必要だと思いますが、日と異なり、米国の履歴書は市販の定型用紙に記入するという方式ではなく、自分で一からワープロで作成するという方式になります(もちろんある程度決まったパターンや、必須の要素というものはあります)。そのため仕事を得るには、必ず「履歴書の印刷」というステップが必要になるわけですね

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    nkoz 2009/03/14
  • リアル?

    昨年「Google でヒトはバカになる」という記事も書いていた、お馴染み Nick Carr 御大が面白いことを言ってたのでちょっと紹介。 ■ Realtime kills real space (Rough Type) 最近 Twitter のような、自分のいまの気持ちをリアルタイムで発信できるサービスが流行りだけど、それってリアルスペース(現実世界)を犠牲にしてるんじゃないのって話です。同じ席にいる知り合い同士が、お喋りをするでもなくケータイでメールを打っている(もしくは Twitter に書込みをしている)……なんて光景は、使われるサービスは時代によって違えど、かなり前から日でも指摘されていたことですよね。 Realtime, you see, doesn't just change the nature of time, obliterating past and future.

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    nkoz 2009/03/12