2016年7月11日から7月31日まで、島根大学附属図書館で、桑原羊次郎・相見香雨研究会と同館の主催により、「松江が生んだ美術史家・相見香雨「自筆調査録」」展が開催されます。 研究会は、松江出身の著名な美術史家である相見香雨が長年にわたって書き綴ってきた「自筆調査録」全240冊(42帙)を所蔵者である九州大学文学部から借り受けて資料のデジタル化作業を行ってきており、今回、その作業が一段落したことから展示されるもので、同資料の地元での初公開になるとのことです。 展示では、「自筆調査録」から、琳派研究など代表的な日本美術調査記録、雲州松平家や八重垣神社など地元ゆかりの名品鑑賞記、そして松江に疎開し地元有志と美術サークル「審美会」を主催していた昭和20年代前半の日記などが、関連資料とあわせて展示されます。また、『雲州餘彩』(大正11年刊)をはじめ相見の貴重な著作を多数紹介するとのことです。 展示