午後の衆院予算委員会に臨み、菅直人首相(右)に言葉をかける仙谷由人官房長官=10日午後、国会・衆院第一委員室(酒巻俊介撮影) みんなの党の渡辺喜美代表は10日午後、中国漁船衝突事件の映像が流出した問題で第5管区海上保安部職員が「自分が流出させた」と話していることについて「命をかけて海上保安行動に出ていた記録がいつの間にか政府に封印されてしまったことに義憤を感じて出したものではないか」と流出の意図を述べた。 その上で「本来公開すべきものを公開しなかったところに最大の問題がある。担当閣僚、公開しないよう政府の中で主導した官房長官は非常に罪が重い」と述べ、馬淵澄夫国土交通相と仙谷由人官房長官の責任を追及する考えを示した。 また「このたぐいの情報が本物の国家秘密に当たるのか。刑罰をかけて守る秘密なのかといったら、まったく違う。裁判になれば大議論を巻き起こす」と指摘した。