20年前の有害コミック騒動で指定を食らった作品の実例から範囲拡大の危険性を考える（前編） - 空中の杜

現在、ネット上に限らず「東京都青少年育成条例」の改正案の件が話題になっています。うちでも以前書きました。 nakamorikzs.net さて、ネット上での意見を見ていると「条例案はゾーニングを目的としていて、創作物を弾圧するわけではないのに、何故反対するのか」という声も聞かれます。これを反対の人が見ると、そういう人はマンガに悪意を持って規制に賛成している、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし冷静に考えてみると、それは別にマンガに悪意を持っているという人ではなくても、知らないのだったらそう考えるのはそこまで不思議ではないと考えます。たしかに条例だけ見ると、その法律における表現に関しての部分はゾーニングであり、表現自体には特に影響がない、と思われる方がいても不思議ではないでしょう。それに、拡大解釈の可能性を疑い続ければ、きりがないというのもわかります（軽犯罪法とか銃刀法の刃物規定

[nakakzs]

せっかくだからこれも出しとくか。1990年頃、今見たらありえないという基準で有害指定が行われていたという実例。後編もあり。

[washburn1975]

『傷追い人』も有害指定だったのか。どうしてエレクチオンしないのよ～ッ！の元祖なのに。

[kangiren]

過去記事

[stamprally]

典型的なフット・イン・ザ・ドア。

[asakura-t]

本当に10年周期で規制論が強くなるんだよなぁ。。。

[Dersu]

どこかのアホが表現弾圧法を作り、どこかのアホが作品をあげつらう

[parallel-world]

『ラブリン・モンロー』は動物愛護団体からの抗議という噂を聞いたことあるけど、事実なのだろうか。

[packirara]

これを焚書と言わずしてなんと言う。

[ppg-01]

このあたりの話を自分が知って憤慨したのは、昔のエロ本に必ずついてたサブカル系コラムだったな。そーいや当時中学生だったかｗｗ

[kurotokage]

これはむしろ「ゾーニングならOK」と言ってる連中に読ませたい。この辺の流れを知ってれば安易なことは言えないよ。 / 山本直樹さんの漫画が買えないなんて理解できない。

[shino-katsuragi]

当時、すでに成人で、「えっ、これも規制対象なの？」と思ったことを思い出す。そして、同じことが起こるのではないかと、やはり、危惧している。

[WinterMute]

当時中高生で、はらわたが煮えくりかえったのを思い出した

[raf00]

20年前の流れを見ると、規制に対抗できるのは自主的なゾーニングなのかもしれないなと思う。

[cubed-l]

規制は明確かつ最小限であるべき

[uhyorin]

なんだかなあ…。コミックだからこそわかりやすく性と暴力を知ることができたって人も多いだろうに。知る権利の剥奪とかいって訴えても意味がなさそう…か？

[KoshianX]

後半も興味深い http://d.hatena.ne.jp/nakakzs/20100330/1269905402

[enemyoffreedom]

さらに今ならネット経由でものすごい件数の"ご注進"があるだろうから当時よりも過酷な規制行政となりそう

[zyesuta]

規制は一度できると容易に暴走する

[ROYGB]

「百八の恋」は、高校生の百八がセックスしまくるのが問題になったのかな。学校のシャワー室でやったりもしてたし。

[z0rac]

これは気になってた。

[azumi_s]

懐かしいすなぁ…。1999年の児ポんときはベルセルクやバカボンドの紀伊國屋の自主撤去とかもあったよね。

[vabo-space]

過去に実際規制指定されたマンガで、規制に違和感が強いもののリスト／特に「ラブリン・モンロー（ジョージ秋山著）」は違和感、テーマは性でなく社会的だし動物描画なのに。鳥獣戯画や生物学マンガの交尾もNGなの？

[samoku]

外からは知り得ない自主規制もあるから実際にどれだけ影響を及ぼしたかってのはわかりにくいよね

[yarukimedesu]

電影少女もくらったのかな。パンツをはいている版とはいてない版がある。

[k-takahashi]

『多くの人が想定していた範囲だけでは規制は止まらなかったいう事実』　『百八の恋』（畑中純）、『ラブリン・モンロー』（ジョージ秋山）、『Blue』（山本直樹）、『さくらの唄』（安達哲）、『傷追い人』