物事が決まったら、組織一丸となってその目標達成に挑み、その力を発揮する。日本の特徴であり強みであると言われた。しかし、この特徴は一面強い、けれど反面危うい。変化に弱い、と言うことも覚えておかなくてはならない。ある強力な指導原理があり、それに則って技術改良を進めていけば良いような状況も、日本にとっては強みの出せる状況であろう。事業運営的には望ましいし、技術選択のリスクがないからエンジニアにとっても心地良い。技術改良における評価指標は、「半分」とか「2倍」といった量的なものとなる。従って、分かりやすく皆でまとまりやすい。日本の半導体ではこういう状況が1980年代から1990年代の20年に及ぶ期間存在した。その時の主力製品はDRAM(Dynamic Random Access Memory)であった。日本はその組織力で優位に立ち、普段の技術改善に邁進し、世界シェアの大半を押さえることができた。
日々進歩するIT技術は、ともすると取り残されてしまいそうな勢いで進化の速度を高めています。そこでキーマンズネット編集部がお届けするのが「5分でわかる最新キーワード解説」。このコーナーを読めば、最新IT事情がスラスラ読み解けるようになることうけあい。忙しいアナタもサラっと読めてタメになる、そんなコーナーを目指します。今回のテーマは、従来のレーザ読み書きヘッドの仕様をそのままに、1枚の12cmディスクで1TB記録を視野に入れる新規格「Archival Disc(アーカイバル・ディスク)」。今年3月にソニーとパナソニックが共同で策定したこの業務用光ディスク規格にはどんな技術が使われているのでしょうか? 1.「Archival Disc」とは 2014年3月に公表された、ソニーとパナソニックが共同で策定する、データアーカイブ用大容量光ディスク規格。現在1枚あたり300GBの仕様が策定されており、第
HDDやフラッシュメモリ、そしてBlu-rayディスクなど、今日さまざまな大容量の記録媒体が普及していますが、決して主流になることは無く、歴史の表舞台から姿を消していった非常に個性的な記録媒体いろいろです。 多くの人が一度は見かけたことがあるようなものから、人の目に触れることもほとんど無いままひっそりと消えていったものまで幅広くラインナップされており、興味深い内容となっています。 詳細は以下から。 1:2インチのフロッピーディスク(ビデオフロッピーディスク) 1981年にソニーが試作し、その後他社からもリリースされた「電子スチルビデオカメラ」用の記録媒体。記録容量は720KBで、1989年に登場したノートパソコン「Zenith Minisport」の記録媒体としても採用されました。 2:マイクロドライブ(Microdrive) 2003年にコンパクトフラッシュと同じサイズで発売された超小型
1950年代にアメリカで「磁気テープ」を使ったコンピュータの記録メディアが開発された。 当初は巨大なものであった。 磁気テープは、粉末状の磁性体をテープ状のフィルムに塗布した記録媒体で、磁化の変化により情報を記録・再生するというもの。 1960年代にオランダのフィリップス社が「コンパクトカセット」という規格で小型の磁気テープを開発した。 これが音楽などの音声記録に用いられるようになり、広く普及した。 同時期にハードディスクドライブ(磁気ディスク)も開発された。 ディスクがアルミニウムなどの硬い素材でできており、大きな記憶容量を持ちアクセス速度も非常に高速。 1970年代、ハードディスクドライブ(HDD)は高価だったため、1990年代末まで「フロッピーディスク」が記録媒体として使用された。 これは磁性体を塗布したプラスチックの薄い円盤を回転させ記録する。 1971年にIBMが最初に開発したフ
日頃より、ejnetをご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。 「ホームページサービス」のサービス提供は2015年11月30日をもちまして終了させていただきました。 これまで長らくご利用いただき、誠にありがとうございました。 今後も、皆様によりよいサービスをご提供させていただけるよう、サービス品質向上に努めて参りますので、何卒、ご理解いただけますようお願 い申し上げます。 <ejnetをご契約のお客様へ> 後継サービスとして「userwebサービス」を提供させていただいております。 詳しくは、以下のリンクをご参照ください。 ▼「userwebサービス」のご案内 http://www.ejworks.info/userhp/ejnet/index.html 今後ともejnetをご愛顧いただけますようお願い申し上げます。 株式会社イージェーワークス ejnet カスタマーサポート htt
※速度表記が記載されている場合、特別な断りが無ければ規格値であり、実環境での速度ではありません。 ※各会社名・商品名などが記載されている場合は、一般に各社の商標または登録商標です。 ※価格が記載されている場合は、希望小売価格です。 ※記載されている仕様、価格、デザインなどは予告なく変更する場合があります。
図面や書類を長期保存しておく場合、アパチャカードは大変優れた保存媒体です。 マイクロフィルムのほかに各項目をカードに書き込めるため、一目でマイクロフィルムに何が書かれているか分かるのです。 保管の実績もあり、アナログ媒体なので完全に読めなくなってしまうような心配がありません。 ではアパチャカードは電子化しなくても良いのでしょうか? 続きを読む "アパチャカードのスキャンと電子化" » アパチャカードのスキャンと電子化 A0図面等の大判原稿は、必然的に保管スペースも大きくなってしまいます。 大判の原稿はA4サイズ等に折られている事も多く、頻繁に使う古い図面などは破れてしまう事もあります。破れそうな古い原稿でもコピーすれば紙は新しくなりますが、書かれている内容はコピーするほどに劣化していきます。 続きを読む "A0サイズ図面等の大判モノクロ原稿のスキャン" » A0サイズ図面等の大判モノクロ原
コンピュータの世界では、長らくストレージデバイスとして磁気メディアが使用されてきました。磁気ヘッドを使い、ディスクやテープなどの磁性体にデータを磁力として記録する方式で、磁気テープから始まり、フロッピーディスクやハードディスク、光磁気ディスク(MO)などがその代表と言えます。しかし長年の半導体技術の進歩により、小容量サイズのデバイスから順に半導体メモリデバイスへと置き換わりつつあります。これはNANDフラッシュメモリに代表される不揮発性半導体メモリの大容量化と低価格化によって、半導体メモリのストレージデバイスへの採用が可能になったためです。 半導体メモリのもっとも身近な存在は、メモリカードやUSBメモリなどでしょう。メモリカードはデジカメや携帯電話をはじめ、ゲーム機やビデオカメラ、さらにはカーナビや音楽プレーヤーまで、さまざまな用途で使われています。USBメモリ(写真1)はこのメモリカード
パナソニックから対応テレビとレコーダーが発表され、注目を集めている「SeeQVault」(シーキューボルト)。USB外付けHDDの録画番組がその機器でしか再生できない、いわゆる“機器バインド”からの脱却を目指している。「CEATEC JAPAN 2014」のブースには昨年をはるかに超える対応機器が並び、普及段階に入ったことが伺えるものの、一方でメーカー間の互換性は確保できないことが分かった。 SeeQVaultは、フラッシュメモリやHDDなどのストレージ向けコンテンツ保護技術。パナソニック、サムスン、ソニー、東芝の4社が開発し、現在はカリフォルニアに本拠を置くNSM Initiatives LLCがライセンスを管理。ライセンスを受けた企業は16社で、Silicon MotionやCyberLinkといった台湾企業も名を連ねるようになった。 SeeQVaultの特徴は、AES 128bitや
不良セクタ・不良ブロックとはなにか ハードディスクの中ではプラッタと呼ばれる磁性を帯びた円盤が回転していて、これを磁化することにより情報を記録している。例えばこのプラッタの磁性が極端に弱くなれば、記録された磁気情報は読み出すことができなくなる。原因が磁性の劣化に限らず、読み込み不能の領域を不良セクタといい、Windowsでは不良ブロックと表現される。不良ブロックは仮に再度書き込みを行っても読み込めない可能性が高いので、論理フォーマットをし直さない限り、OSは一度検出した不良ブロックには二度と書き込みを行わない。 不良セクタが発生した場合の実際の動作は多少複雑である。先ほどの例えと同じ、プラッタの一部分の磁性が弱くなった際の動作を考えてみよう。磁性が弱くて通常の動作で読み取りにくいビットセルがあった場合、ハードディスクのファームウェアが読み込み開始タイミングの調整やヘッドのバイアス電流などの
磁気ディスク(プラッタ)は、セクタ(ディスクセクタ)と呼ばれるブロックの記録領域で区画されています。これが、ディスクに記録する 最小記録単位になります。HDDは長らく、「1セクタに512バイトの容量」でした。 セクタのタイプ このHDDの物理ディスクセクタ・サイズが、「512バイトから4KB」へ拡張する動向がみられ、2009年に4Kセクタ(4KB)が規格認証されました。(Western Digitalは2009年末に販売開始) 2011年には、HDD業界によって本格的に移行が進められました。 そのため、従来の512セクタ(512バイト)製品、次世代の4Kセクタ(4KB)の製品が流通していることを把握しなくてはなりません。さらに移行のための措置として、「物理では4Kセクタであるがエミュレーションを行うことで論理上512セクタとして使える」、Advanced Format (512E)という製
3月版 2TBを超えろ! ATAディスクの4Kセクタ問題とは? 小崎資広 2010/4/7 前回書いたsys_membarrier()ですが、なかなかマージされない状態が続いています。だいたい議論も出尽くして後はマージするだけだと思っているのですが、どうもIngoは気に入らないご様子。たぶんオレ専用APIっぷりが美的感覚に合わないのでしょう。いつも「Genericに使えるように」っていいますから。 Compactionパッチは、マージの一番のネックだったkosakiがなかなかレビューしない問題は先月若干進展して、マージする方向で進んでいるみたいです。 さて、今月は久しぶりにハードウェアのお話です。ハードディスクの容量が2TiB(編注:テビバイト、1024GiB)を超えるのと前後して、4KiB(編注:キビバイト、1024bytes)セクタのハードディスクが出回り始めています。これについてハー
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