中国最大のファウンドリであるSMIC(中芯國際集成電路製造)が、中国の天津市に75億ドル(約1兆円)を投じ、300mmウェハ対応のファウンドリファブを建設することが、8月27日に上海証券交易所(取引所)に提出し公示された書類で判明した。 公示された書類によると、登録資本金50億ドル、総投資額75億ドルの完全所有子会社を通じて、天津市西青開発区に独立法人を設立することで、天津市の経済開発区を運営する政府組織(天津西青経済開発グループおよび天津西青経済技術開発区管理委員会)と合意したという。 これらの政府組織は、土地提供、人材手配、インフラ整備の面でSMICに協力することになっている。新工場は月産10万枚の生産能力を持ち、28nm~180nmプロセスの生産を行う予定。製造品目としては、主に通信、自動車用電子機器、家電、産業などの分野向けとしているが、建設開始や生産開始の具体的な時期は明らかにさ
世界最大の受託チップファウンドリの構築に貢献した台湾の半導体業界のベテラン、蒋尚儀が、中国本土のトップチップメーカーへの入社を決めたことを「愚かなことの1つ」と呼んだことが、新たに公開されたインタビュー記録から明らかになった。 台湾積体電路製造(TSMC)の元幹部で、2006年まで同社の研究開発を率いていた蒋は、カリフォルニア州にあるコンピューター歴史博物館(CHM)との3月のインタビューで、SMICに入社したのは間違いだったと語っている。 「人は一生のうちで愚かなことをするときがある、SMICに入ったのもその愚かなことの一つだ」。 中国の重慶市で生まれ、台湾で育った蒋は台湾のチップ産業の発展に貢献した半導体専門家の1人である。 現在76歳の蒋氏はTSMCを退職後、2016年12月から2019年6月まで上海に本社を置く中芯国際集成電路製造(SMIC)で独立した非執行取締役を務めていた。20
Employees at the ASML Holding NV factory in Veldhoven, Netherlands, in 2014. Photographer: Jasper Juinen 米政府はオランダの半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングが主要装置を中国に販売するのを禁止するようオランダ政府に強く求めている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。半導体産業での中国の台頭を抑える米政府の取り組みが拡大している。 関係者によれば、ASMLに旧式の深紫外線(DUV)露光装置を一部販売させないよう米当局者がオランダ当局に働き掛けている。こうした装置は最先端品からすると一世代前に属するが、自動車や電話、コンピューター、ロボットなどに必要な汎用半導体の一部製造ではなお最も一般的に使われている。 ASMLは最先端の極端紫外線(EUV)リソグラフィーシステムについては
SMIC, China’s largest foundry has slowly been catching up to TSMC, Samsung, and various western foundries in process technology. They are rapidly approaching position as the world’s 3rd largest foundry and have higher margins than the current number 3, GlobalFoundries. SMIC has achieved this through a combination of large subsidies from the state, poaching TSMC talent, and tremendous home-grown ex
by SMIC 調査会社・TechInsightsが、中国の半導体メーカー・SMICの7nmプロセスルールのチップ生産を報告しています。すでにTSMCは2022年4月に、Samsungは2022年7月に、それぞれ3nmプロセス製品の生産体制に入ったことが報じられているので7nmプロセスの生産は驚くほどのことではないように思えますが、この発見の画期的な部分は、アメリカ商務省が14nmプロセスより高度な技術に利用可能な機器の中国への輸出を制限しているにもかかわらず、SMICが7nmプロセスの製品を製造した事実にあります。 Disruptive Technology: 7nm SMIC MinerVa Bitcoin Miner | TechInsights https://www.techinsights.com/blog/disruptive-technology-7nm-smic-mine
IT系ニュースサイトのThe Registerが、中国の著名な経済学者が「アメリカとその同盟国が中国に課している制裁を続けた場合、中国は台湾を占領してTSMCの支配権を獲得する必要がある」という見方を示したと報じ、世界の半導体製造能力の半分が集う台湾と、そこに籍を置く半導体企業TSMCの先行きを考察しています。 China 'must seize TSMC' if US imposes sanctions • The Register https://www.theregister.com/2022/06/07/china_must_seize_tsmc/ 中国国際経済交流センターのチーフエコノミストであるChen Wenling氏は、2022年5月末に中国人民大学の重阳金融研究院主催で行われた米中フォーラムで、制裁が長引いた場合の中国の対応について意見しました。Wenling氏はスピーチ
ASMLの新型EUV装置、ムーアの法則を今後10年延長可能に:「2nmをはるかに超えるプロセス」可能に(1/2 ページ) ASMLが、新しいEUV(極端紫外線)リソグラフィ装置の開発計画を発表した。EUVリソグラフィツールは今や、世界最先端の半導体市場において非常に重要な存在となっている。その分野で唯一のサプライヤーであるASMLの経営幹部によると、今回の新型装置の開発により、ムーアの法則はこの先少なくとも10年間は延長される見込みだという。 ASMLが、新しいEUV(極端紫外線)リソグラフィ装置の開発計画を発表した。EUVリソグラフィツールは今や、世界最先端の半導体市場において非常に重要な存在となっている。その分野で唯一のサプライヤーであるASMLの経営幹部によると、今回の新型装置の開発により、ムーアの法則はこの先少なくとも10年間は延長される見込みだという。 2023年前半には提供予定
2020年下期より顕在化してきた半導体不足は、12インチウェハのみならず8インチウェハでも問題視されるようになっている。8インチウェハ需要をけん引しているのは電気自動車や5Gスマートフォン向けパワーマネジメントIC(PMIC)などで、こうした新規アプリケーションからの需要は少なくとも今後数年間は高まり続けるとTrendForceでは予測している。 こうした旺盛な需要に応えるためにTSMCやUMC、SMICといった大手ファウンドリは現在、成熟プロセスへの投資を拡大している。その結果、TrendForceでは、半導体業界の8インチウェハの生産能力が2019年から2023年までの期間、年平均3〜5%で成長すると予想している(12インチウェハの生産能力は同期間で年平均11〜13%で成長すると予想している)。 8インチでもっとも生産能力が不足しているプロセスは0.18μm~0.11μm、12インチで
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