鹿児島県立博物館の所蔵品を展示する「博物館がやってきた」が12、13の両日、鹿児島市の鹿児島盲学校であった。同校の小中高等部の児童・生徒をはじめ、近くの小学生らも会場を訪れ、化石や動物のはく製、昆虫の標本を見たり触れたりして、身近な自然を体感した。 同博物館は、県内各地で移動博物館を実施しているほか、2006年度から特別支援学校にも出向き、移動展示している。 会場には恐竜の骨やアンモナイトなどの化石をはじめ、身近な動物や鹿児島の天然記念物をはく製や写真で紹介。カブトムシやチョウといった昆虫の標本など約2000点が並んだ。 博物館の職員は同校の児童・生徒を対象にした科学実験も披露。子どもたちは液体窒素で凍らせた花がバラバラになることや、ボールが固くなることを、触れたり音を聞いたりして確認した。