弘南鉄道の活性化に向け、沿線の高校生を主役に展開する複合イベント「弘南鉄道文化祭」の第1弾が14日、大鰐線松木平駅前のリンゴ畑で始まった。弘前実業農業経営科が育てたリンゴの新品種「初恋」をテーマに、高校生がデザインした同品種のモニュメントやリンゴ箱が会場を彩ったほか、動画投稿アプリ「ティックトック」を使ったダンスコンテストも行われ、来場者を楽しませた。15日午後4時まで。 県中南地域県民局地域連携部が主催。春、夏、秋の各シーズンで1回ずつイベントを企画し、今回の第1弾には同校と弘前学院聖愛、弘前工業の3校が参加した。
聴覚に障害のある子どもが学ぶ弘前市原ケ平の弘前聾学校(木村禎子校長)。今年で創立75年と歴史がある特別支援学校で、1993年3月末までは高等部があった。昨今は少子化の影響で児童生徒数が減り、幼稚部、小学部、中学部に計9人が在籍。聞こえや言葉に関して専門性の高い教員らが子どもの教育的ニーズに応じた教育活動をしており、木村校長は「聾学校の良さを今まで以上に発信して、選択肢の一つにしてもらえれば」と、認知度を上げる取り組みに力を入れている。 同校は1948年、城西小学校に盲唖(もうあ)学級が付設されたことから始まり、50年に小学部、中学部、高等部を設けた県立弘前盲聾学校となった。66年に初めて幼稚部を設置、72年に南富田町から現在の原ケ平に移転し、93年3月末で高等部が廃止に。2018年に創立70周年を迎えた。 11年度には「そだちとまなびの支援センター」が設置され、中南地域にある医療や福祉等関
聴覚に障害のある子どもが学ぶ弘前市原ケ平の弘前聾学校(木村禎子校長)。今年で創立75年と歴史がある特別支援学校で、1993年3月末までは高等部があった。昨今は少子化の影響で児童生徒数が減り、幼稚部、小学部、中学部に計9人が在籍。聞こえや言葉に関して専門性の高い教員らが子どもの教育的ニーズに応じた教育活動をしており、木村校長は「聾学校の良さを今まで以上に発信して、選択肢の一つにしてもらえれば」と、認知度を上げる取り組みに力を入れている。 同校は1948年、城西小学校に盲唖(もうあ)学級が付設されたことから始まり、50年に小学部、中学部、高等部を設けた県立弘前盲聾学校となった。66年に初めて幼稚部を設置、72年に南富田町から現在の原ケ平に移転し、93年3月末で高等部が廃止に。2018年に創立70周年を迎えた。 11年度には「そだちとまなびの支援センター」が設置され、中南地域にある医療や福祉等関
10月1日に消費税のインボイス(適格請求書)制度が新たに始まったが、年間売上高1000万円以下の小規模事業者はインボイスを発行せず、消費税の納税義務のない「免税事業者」のままでもいられる。民間信用調査会社の東京商工リサーチ青森支店が8月、県内企業に実施したアンケートでは免税事業者との取引を「これまで通り」とした企業は65・3%で、4・0%が「取引しない」、26・5%が「検討中」と答えた。制度開始後の現在も、免税事業者との取引方針が定まらない企業が一定程度あるもようだ。 インボイスは商品やサービスの購入にかかる消費税額を、8%と10%の税率ごとに分けて記載した請求書のこと。事業者同士が取引する際に発行するもので、発行には税務署への登録が必要。登録すると「課税事業者」として扱われ、消費税の納税義務が生じる。 消費税は、事業者が商品を売り上げた際に取引先や消費者から受け取った消費税額(売上税額)
10月1日に消費税のインボイス(適格請求書)制度が新たに始まったが、年間売上高1000万円以下の小規模事業者はインボイスを発行せず、消費税の納税義務のない「免税事業者」のままでもいられる。民間信用調査会社の東京商工リサーチ青森支店が8月、県内企業に実施したアンケートでは免税事業者との取引を「これまで通り」とした企業は65・3%で、4・0%が「取引しない」、26・5%が「検討中」と答えた。制度開始後の現在も、免税事業者との取引方針が定まらない企業が一定程度あるもようだ。 インボイスは商品やサービスの購入にかかる消費税額を、8%と10%の税率ごとに分けて記載した請求書のこと。事業者同士が取引する際に発行するもので、発行には税務署への登録が必要。登録すると「課税事業者」として扱われ、消費税の納税義務が生じる。 消費税は、事業者が商品を売り上げた際に取引先や消費者から受け取った消費税額(売上税額)
五所川原市の津軽鉄道津軽飯詰駅周辺の線路沿い2キロ近くにわたり黄色いじゅうたんが広がっている「飯詰を元気にする会」や県内外の津鉄愛好家でつくる「我(わ)んどの津鉄応縁団」のメンバーらが7年ほど前から地道に植えてきた菜の花が今年満開になった無人駅の風情に魅せられた人々が駅や周辺地区に新たな風を吹き込んでいる。 【写真説明】菜の花の脇を通り抜ける列車=29日午後3時ごろ
弘前市の弘果弘前中央青果で、津軽地方で最も生産が盛んなリンゴの晩生種「ふじ」の入荷が平年より早くピークを迎えている。休業明けとなった6日は、無袋栽培のサンふじを中心に今シーズン最多となる約12万箱(1箱20キロ)が上場。木箱やコンテナ箱が所狭しと並んだ市場では、競り人たちの威勢の良い掛け声が飛び交い、活発な競りが行われた。 今年は生育が早かった影響で、入荷が平年より数日前倒しになり、10月23日から有袋ふじを中心に本格化しその後、連日6~9万箱が上場。今月3日にはサンふじ中心の入荷に切り替わり、市場は活況となっている。 6日は今シーズン最多の11万8081箱が上場し、リンゴが建屋内に入り切らず、屋外にも大量の箱が並べられた。このうちサンふじが9万1339箱で全体の約8割を占め、王林が1万3432箱、有袋ふじが9740箱と続いた。サンふじ(上実)の相場は高値1万1880円、中値8100円、安
シードルの「CRAZY CIDER DRY(クレイジーサイダードライ)」を製造する「クレイジーサイダーファクトリー」の運営会社「タグボート」(平川市)は、シードルを原料とした蒸留酒アップルブランデー「CRAZY DAYS(クレイジーデイズ)」の製造に9月から本格的に取り掛かる。熟成させたものは来年春先ごろまでに公開したい考えで、熟成を共に待つ「カスクオーナー」を募集するほか、原料となる加工用リンゴ生産の省力化にも取り組む。水口清人社長は「未来ある事業をつくりたい。継いだ人たちがより良いものを造り続けてほしい」と語る。 クレイジーサイダードライは米国で流通するキレのあるハードサイダー(シードル)を目指した商品。2022年度県特産品コンクールで県知事賞を、同年度優良ふるさと食品中央コンクール新製品開発部門では食品産業センター会長賞をそれぞれ受賞している。 水口社長は、製造機材があり要件を満たし
青森市出身の世界的板画家棟方志功(1903~75年)が原画を手掛けたトラの絵の緞帳(どんちょう)「御虎(おんとら)参るの柵」が、板柳町役場に隣接する福祉センター内のホールにある。同町に本店のあった津軽信用金庫が74年、町に寄贈したが、町史に記載はなく、ホールも老朽化のため5年ほど前に閉鎖。一般の目に触れる機会もなくなり“幻”の存在になっていたが、棟方志功研究家で孫の石井頼子さん(67)=富山県南砺(なんと)市=が26日、特別に見学した。石井さんは「(74年は)寅年なのもあるが、棟方の父・幸吉の五十回忌に当たる年であり、父親の思いに答えた作品ではないか」と推測。他館の志功の緞帳は、地域に関係した絵が多い中、志功の私的な気持ちがより反映されていると考えられるとし「貴重で大事な作品」だと位置付けた。 町総務課の大井俊介課長によれば、町史には緞帳についての記録が残っていない。志功の緞帳と分かってい
弘南鉄道(本社平川市)の船越弘造社長が、27日の株主総会で、大鰐線を2016年度いっぱいで廃止する方針を明らかにした。 利用客の低迷による赤字経営が続いており、会社側にとっては廃止もやむを得ないという苦渋の決断のようだが、地域の交通機関がなくなることは大きな痛手だ。 通勤、通学などで日常的に利用している人も多く、利用者や沿線住民らにとっては突然の廃止方針に戸惑いや不安も多いことだろう。 大鰐線が廃止されるとなれば、こうした利用者の移動手段をどう確保するのかが大きな課題となる。公共交通機関全体の在り方を改めて見直し、地域の交通機関を維持、確保していくための方策を見いだしていく必要があろう。 弘南鉄道は弘前市を中心に弘南線(弘前―黒石)と大鰐線(中央弘前―大鰐)の2路線を運営している。このうち大鰐線には14の駅が設けられており、沿線には高校や大学も複数ある。 近年は、マイカーの普及や
JR東日本が東日本大震災からの復興支援を念頭に5月から発売開始し、同社管内全線が1日乗り放題となる「JR東日本パス」の売り上げ枚数が目標数を12万枚上回ったことが5日、分かった。同日、同社の定例会見で清野智社長が明らかにした。青森デスティネーションキャンペーン(DC)に伴う関連「びゅう」商品も好調で、前年同期比20%増=3日現在=の利用者・予約数となっている。 「JR東日本パス」は大人1人1万円で管内全線のほか青い森鉄道などが利用でき、東日本大震災に伴う被災者のお見舞いやボランティア活動での利用も前提にしている。利用期間は前期6月11日から同20日まで、後期が今月9日から18日まで。JR東によると、前後期合わせた目標枚数24万枚に対し、前期の利用は約22万枚、後期は3日現在の予約で約14万枚、合計約36万枚に及んでいる。 震災復興に関しては8日から10日まで山手線主要駅で「みちのく観光
東日本大震災の影響を受けた県内の公共交通機関は14日、東北新幹線が引き続き運休する一方、在来線が一部運行を再開し、生活の足となるバスも津軽地方を中心にほぼ通常通りの運行を予定している。ただ、電力や燃料の供給見通しが不透明なことから、全面復旧にはなお時間を要するとみられる。 JRは13日、東北新幹線、在来線が全線で運休。14日も終日運行を見合わせるが、奥羽線弘前―青森駅間、秋田―弘前駅間は始発から運転を再開し、上越新幹線経由での東京方面への移動が可能となる。 津軽鉄道は13日、通常通りの運行を開始。弘南鉄道は全列車を運休したが、同日夕に電力会社から送電可能との連絡を受け、弘南線、大鰐線とも14日始発からの運行再開を決めた。 青い森鉄道は13日、全列車を運休。14日も引き続き運休するが、青森―浅虫温泉駅間については電力の供給が可能な見込みとなったため、同日午後5時以降の運行再開を目指し作
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