SQLアタマアカデミー 第7回性能改善の鍵、インデックスの特性を知る~B-treeとハッシュ (2)ハッシュ ハッシュ 概要 チューニング技術としてB-treeの次に重要なのは、ハッシュ(hash)です。ハッシュとは「ごちゃまぜ」とか「細切れ」という意味で、ハッシュドビーフとかハッシュポテトなどの料理名にも使われています。 ハッシュのポイントは分散です。キー値に対して適当な関数を適用して、データを格納する先のアドレスを割り当てるのですが、このときポイントなのは、異なる値のキーに対しては、異なるアドレス(それもなるべく離れた)を割り振れるかどうかです。これができるほど、ハッシュ関数として優れているということになります(図6)。 図6 ハッシュのイメージ図(ハッシュパーティションの場合) なおハッシュは、Postgre SQLやMy SQLのようにインデックスとして実装しているDBのほか、