遺伝子を書き換える「遺伝子治療」で幼い命が救われました。 5月11日に『New England Journal of Medicine』に掲載された論文によれば、免疫系を持たないという致命的な疾患をかかえて生まれてきた50人の赤ちゃんに対して、遺伝子を書き換える「遺伝子治療」を行った結果、98%(48人)の治療に成功したとのこと。 遺伝子のエラーが原因の遺伝性の病気の場合、これまでは生涯にわたる投薬治療が必要となっていましたが、問題である遺伝子そのものを書き換えることで、根本的な治療が可能になったのです。 しかし、研究者たちはいったいどんな方法で、赤ちゃんの遺伝子を編集したのでしょうか?