見解やはりこの記事でも、「ロシアは今もウクライナを兄弟とみなしており、現在の状況に心を痛めている」というプーチン発言が取り上げられています。この「言い方」が、ロシアの善性を強調するうえで依然として効果的だと、プーチンおよびロシア人の多くが考えているのでしょう。 しかし、私自身も何度も指摘していますが、仮にロシアがウクライナを「兄弟だと看做しているのであれば、ウクライナをナチス呼ばわりして3年以上にわたって執拗に軍事攻撃を続け、バフムトなどをはじめとした東部のロシア語話者居住地を焦土と化させたりすることなど、そもそもしないはずです。トランプ大統領がプーチンと直接会うことで、この「兄弟言説」に引きずられなかったことを願うばかりです。
「プッシュ・オーケー?」と家をのぞきこむ米兵 1947年9月9日、午後10時ごろだった。越来(ごえく)村字安慶田(あげだ)(現沖縄市)の松林で、ドラム罐をたたく音がし始めた。それは松林のなかの仮小屋から始まって、しだいに丘の下のほうへ伝わり、木の枝に吊った酸素ボンベや軒先の石油罐など、一斉に鳴りだした。 敗戦から2年後、いったん“捕虜”の扱いをうけた住民も収容所から出されて、ほとんどが仮小屋の不便な暮らしながらも、生活の建てなおしをはかっている時期である。この住民区域に、夜になると米兵が女漁りにあらわれ、「プッシュ・プッシュ・オーケー?」と誘惑とも脅迫ともつかぬことば(プッシュは性交の意味)をならべながら、家をのぞきこむ。 人妻であろうが娘だろうが拉致して行き、2、3日もてあそんでから帰すようなことが頻繁に起こっていた。住民はたった一つの自衛手段として、音のするものをガンガンたたき、斧や棒
日本婦人団体連合会(婦団連)は16日、原水爆禁止日本協議会(日本原水協)の土田弥生事務局次長と来日している英下院議員・核軍縮運動(CND)副会長・前労働党党首のジェレミー・コービン氏らを招いて「戦争はごめん女性のつどい」を東京都内で開きました。大軍拡に反対し、核兵器禁止条約に参加する日本の実現に向け、運動を広げる決意を固め合いました。 主催者あいさつで小畑雅子会長は、戦争・被爆80年を機に、核兵器の非人道性を被爆者とともに世界に広げ、日本政府の核兵器禁止条約への一日も早い参加を求めるとともに、核兵器をなくすための運動を呼びかけました。 土田氏は講演で、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞受賞や核使用の危機にある世界情勢を説明し、核保有国と「核の傘」の国の運動が重要だと指摘。国内世論を変え、日本政府を禁止条約に参加させる取り組みの飛躍を呼びかけました。 コービン氏は、日本
米ロ首脳会談が開催された米アラスカ州アンカレジで15日、ロシアによる侵略と戦うウクライナに連帯する市民らがプーチン大統領に対する抗議行動を繰り広げました。 報道によると、今回の行動は地元のNGOなどが「国際的な戦争犯罪者に抗議の声を上げよう」とSNSで呼びかけたもので、数百人が参加。青と黄色のウクライナ国旗や侵略国ロシアのプーチン大統領を非難するプラカードを掲げ、攻撃をやめよと訴えました。 参加者は、ロシアが占領した地域から2万人ともいわれる子どもを連れ去ったことを糾弾し、子どもたちをすぐに親元に返すよう要求しました。 NGO「先住民運動」は声明を発表し、「戦争犯罪者のプーチンをもてなすという決定は、私たちの歴史を裏切るものだ」と述べ、トランプ米大統領に対しプーチン氏と取引を行わないよう求めました。
“愛と勇気のヒーロー”を生んだ、やなせたかし氏の原点を巨大絵本型展示で巡る!日本橋三越本店で8月20日より、多彩な展示とともに軌跡をたどる展覧会を開催。「やなせたかしと三越~3頭のライオンとの出会い~」は初公開資料やクイズ体験も!連続テレビ小説「あんぱん」展を本会場で同時開催。 今年話題のやなせたかし氏の軌跡をたどる展覧会を8月20日(水)~9月2日(火)の期間、日本橋三越本店 本館1階中央ホールにて開催いたします。 アンパンマンの生みの親として子どもたちに笑顔と愛と勇気をくれたやなせ氏は、1947年から三越宣伝部に在籍し、社内報で漫画執筆や店内ポスターのデザインを手掛けていた経歴があります。 会場では、やなせ氏の人生と仕事に大きな影響を与えた3頭のライオンにまつわるエピソードや、三越伊勢丹ホールディングスが所蔵する初公開の自筆ポスター・社内報・イラストなどの貴重な資料を、巨大絵本をモチー
「役所で書類を書いてと言われたけど、どう書いたらいいか分からないまま、生活保護を打ち切られた」。ソーシャルワーカーとして被災地の生活保護利用者を支援してきた金沢市の信耕(しんこう)久美子さん(66)は、昨年12月、奥能登地域の40代女性からの相談に耳を疑った。「財産消失を補塡(ほてん)するお金が、なぜ収入なのか」 女性は持病があり、介護が必要な80代の母親と2人暮らし。昨年1月の地震で自宅が全壊し、避難所を転々とした後、同4月から仮設住宅に入った。受け取った義援金や生活再建支援金は生活用品などの購入に充てたが、今後の生活拠点も見通せないため、約100万円は口座に残した。これが収入と判断されたとみられ、同10月に生活保護の支給が停止、今年2月に廃止された。
線状降水帯の発生による大雨で犠牲者が出るなど大きな被害を受けた熊本県甲佐町に「災害救助法」の適用が決まりました。日本共産党の田村貴昭衆院議員(党豪雨災害対策本部事務局長)や党地方議員団らが現地調査に入り、被災者の要望や実態を聞き取り、内閣府防災担当に要請していたものです。14日、国から田村氏のもとに電話で報告がありました。 田村氏らは13日に熊本県内を回り住民から聞き取り調査を行い、「二次災害(急傾斜地の再崩落)が心配」「自力での避難は困難」など、支援や対策を求める声がでていました。 要望を受けた田村氏は14日、国に▽甲佐町上豊内地区の土砂崩れは再崩落の危険が高く、すでに死者がでている▽被災家屋の近くに10軒の家があり、病気で寝たきりの人がいる家では避難と救助が必要▽孤立世帯がある―などを担当者に伝え、写真も示して救助法の適用を要請しました。 国側は、「要支援者の情報を寄せていただいて感謝
夏は長距離の移動が増える季節です。駅や空港、商業ビル、催しもの会場などの女性用トイレでできる長い行列、今年はどうでしょうか? 長い間、「女性は時間がかかるので仕方がない」とばかりに放置されてきた光景が、ようやく変わろうとしています。 7月、政府は女性用トイレの行列問題を改善するため、関係府省庁連絡会議の初会合をもちました。行列解消のよい取り組み事例を広めること、トイレ設置数にかかわる各種の基準や調査をふまえ、国としてガイドラインを作ることなどを確認しました。 花火大会や野外フェス、盆踊りなどの催しについては、バランスのとれた仮設トイレ設置、近隣施設のトイレ活用、常設の男性用トイレを一時的に女性用に転用することなどを緊急に呼びかけました。 ■障害者らの運動で 外出先でスムーズにトイレが使えることは、社会参加に直結する課題です。 人権にかかわる問題だと訴えてきた障害のある人たちの運動が、車いす
【アンカレジ共同】トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領は15日(日本時間16日)、米アラスカ州アンカレジの米軍基地で直接会談に臨んだ。トランプ氏によると、最大の焦点だったウクライナ停戦に向けた合意には至らなかった。プーチン氏は「危機の根本的な原因を除去しなければならない」と従来の強硬姿勢を維持。両首脳は当事国ウクライナ不在のまま、同国とロシアの「領土交換」を議論した。 トランプ氏は共同記者発表で「多くの点で合意したが、大きな問題がいくつか残っている」と述べたが、詳細の説明は避けた。米東部時間16日にウクライナのゼレンスキー大統領や欧州首脳らに会談結果を電話で説明。ゼレンスキー氏は米国の招待を受けて18日にワシントンを訪問し、トランプ氏と会談する。 3年半続くロシアによるウクライナ侵攻の開始後、米ロ首脳が対面したのは初めて。停戦交渉の進展で具体的成果を示せず、戦闘がさらに長引く懸念が強ま
開催中の全国高校野球選手権大会で初戦を突破した京都国際高(京都市東山区)に対し、昨夏の大会に続き、再びX(旧ツイッター)上で民族差別的な投稿が相次いでいることを受け、京都府と京都市は14日、悪質な3件について京都地方法務局に連名で削除要請を行った。表現の自由には配慮しつつ、今後も問題のある投稿を見つけ次第、迅速に削除を求める構えだ。 同高は韓国系民族学校が前身。昨夏の大会中から、校歌が韓国語であることなどを受けた民族差別や侮辱的な投稿が散見され、府と市は同高が大会で優勝した後、計7件の削除を求めた経過がある。 府は府代表として連覇を目指す選手や試合に影響がないよう、今月1日からSNS(交流サイト)やインターネット掲示板のモニタリングを強化。同高に関する悪質な投稿をいち早く見つけ、サイト上に放置せず、拡散もさせないよう、チェックしている。 府人権啓発推進室によると、これまで同高に言及した投稿
2024年秋、沖縄本島南部の20代女性が病院に搬送された。商業施設の駐車場で「笑気麻酔」を吸引した。だんだん体の自由が効かなくなり、倒れて地面に頭を強打した。救急車で搬送中、頭がひどく痛み、意識がもうろうとした。以前も吸ったことがあったが、この時を契機に痛感した。「やっぱり危険な物だったんだ」 沖縄県内の10~20代を中心に乱用されている俗称「笑気麻酔」。国内未承認の医薬品成分エトミデートを含む危険ドラッグで、今年5月16日付で指定薬物となった。海外では「ゾンビたばこ」と呼ばれ、乱用が問題になっている。吸引するとどんな症状が出て危険なのか。沖縄でなぜ広がったのか。現状を追った。(社会部・平良孝陽、豊島鉄博)
開催中の大阪・関西万博で地下鉄アクシデントによる帰宅困難者が続出したことを受けて、吉村洋文大阪府知事が改善すべき点などをXで募集したところ、1000件以上の意見が集まった。 予想外のオールナイト万博を楽しんだなどと、良かった点を挙げる声も多かったが、厳しい指摘も多い。吉村知事は、「良かった点はもっと横展開や拡大し、悪かった点は、今後、同じような事態が生じた時の改善に繋げていきたい」としている。 「午前4時に水の配布というのは流石に遅かった」 「災害時と同様の対応を取るべきと考えます」 2025年8月13日21時半ごろにアクシデントが発生し、多くの来場者が会場内で夜を過ごす事態になると、吉村知事は14日午前0時過ぎ、Xで謝罪したうえで、こう投稿した。 主催者の万博協会と協議して、まず大阪ヘルスケアパビリオンの開放を指示するなど、次々に対応策をアップした。その結果、36人が救急搬送されたものの
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