クルマをハッキング、つまり乗っ取って、外部から自由に動かすデモンストレーションが行われました。なぜそのようなことができるのでしょうか。いま進化している自動運転技術。それに比例して“危機”も大きくなっています。 勝手にエンジンをかけたり、ラジオを爆音にしたり クルマというのは、「自動車」と書くことからも分かるように、自分の意志で好きなところへ、好きな時間に移動できる乗りものです。その登場は鉄道や飛行機などに匹敵するほど、人や物の移動に革新的な進化をもたらしました。 いまでも“クルマ”は自由な乗りものであり、実際に運転しているほぼすべてのドライバーがそう思っているでしょう。しかし、もしそうではないと聞いたら、驚くでしょうか。 そのひとつの表われとして挙げられるのが「クルマのハッキング」です。勝手にエンジンをかけたり、ステアリングを切ったり、ブレーキをかけたり。またラジオを爆音で鳴らすといったイ