文:Colin Barker and Jonathan Bennett (UK.Builder.com) 翻訳校正:尾本香里(編集部)2006年05月29日 12時51分 Oracleの最高セキュリティ責任者(CSO)が、ソフトウェア業界にはバグの多い製品を販売するメーカーがあふれており、「ソフトウェア開発者が製作した飛行機には乗ることができない」事態に陥っていると発言した。 同社のCSOであるMary Ann Davidson氏は「大半のソフトウェア開発者が、安全性やセキュリティ、信頼性といった観点に基づいて思考する訓練を受けていない」と、業界の現状を酷評した。開発者は「パッチに次ぐパッチ」をリリースするという風潮に慣れきっていて、ソフトウェア市場を危険にさらしているという。 「ソフトウェア開発者がコードを記述するのと同様の方法で、建築業者が橋を建造したらどうなるだろう。おそらくは、朝一
セブン-イレブン・ジャパンは5月下旬から、セブンイレブンの店舗における発注業務などを支援する「店舗システム」を刷新する。全国1万1282店(4月末現在)に新型の発注端末「GOT(グラフィック・オーダー・ターミナル)」を配置。店員がGOTを使って、販売データや商品紹介用の動画コンテンツを売り場で参照できるようにする。これにより、発注精度のさらなる向上を目指す。店舗システムを全面的に入れ替えるのは8年ぶり。 各店舗に設置する店舗用サーバー「SC(ストア・コンピュータ)」も、NEC製の新型機に置き換える。新型のSCでは、データベースにOracle10gを採用。C#で構築した.NETアプリケーションをWindows 2003 Serverで動かす。2005年6月に導入した光ファイバ・ネットワークを通じて、データセンターから動画コンテンツを受信できるようにする。 セブンイレブンは、店舗システムの再構
米Gartnerは米国時間5月24日,2005年におけるリレーショナル・データベース管理システム(RDBMS)の世界市場に関する調査結果を発表した。それによると,RDBMSソフトウエアの売上高は,前年比8.3増の138億ドルに達した。 ベンダー別のシェアは,米Oracleが48.6%で1位,2位は米IBMで22.0%だった。トップ5のベンダーの売上高が同市場全体のおよそ92%を占めている。米MicrosoftはSQL Server 2005に対する繰延需要の影響により,トップ5ベンダーの中で唯一業界平均を越える成長率を達成した。 同社主席アナリストのColleen Graham氏は「スウェーデンのMySQLや米Ingresといったオープンソース・データベース管理システム・ベンダーを合わせた場合,収益基盤は小さいが成長率では過去最高となる。オープンソースDBMS製品は機能や拡張性の面で向上を
文:Candace Lombardi(CNET News.com) 翻訳校正:吉武稔夫、長谷睦 2006-05-26 21:11 Oracleがデータベースソフトウェア市場における圧倒的優位を保っていることが、最新の調査結果で裏付けられた。しかし、今後はオープンソース陣営からの挑戦が待ち構えているというのがアナリストたちの見解だ。 調査を行ったIDCとGartnerの両社は、データの保存/操作/読み出しを行うリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)ソフトウェア市場は、今後も世界規模で成長を続けると予測している。また、主に企業のデータウェアハウスに対する需要が、これからも市場を牽引するとみている。 両社はそれぞれ、5月の第4週にRDBMSソフトウェアの2005年世界市場の売上に関する調査を発表し、その中で以上のような見解を明らかにしている。 また、今後、RDBMS市場におけるOr
Generative AI will drive a foundational shift for companies — IDC
調査会社IDCがまとめた速報値によれば、2005年のリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)世界市場は前年より9.4%拡大して146億ドルとなった。 大手5社の顔ぶれに変動はなく、Oracleのシェア44.6%を筆頭に、IBMが21.4%、Microsoftが16.8%、Sybaseが3.5%、NCR Teradataが2.9%となっている。 Microsoftは引き続き目覚ましい伸びを見せており、SQL Server 2005のリリースでさらに弾みが付くとIDCは予想。さらに、MySQLなどのオープンソースベンダーも新世代のデータベースデベロッパーからかなりの関心と人気を集めつつあり、いずれこうしたオープンソースベンダーが、RDBMS製品の価格とライセンス体系に根本的な変化をもたらす可能性があると指摘している。
日本オラクルは5月25日、日本オラクルインフォメーションシステムズ(OIS)と連携を強化するためにクロスライセンス契約を6月1日に締結すると発表した。OISは日本ピープルソフトが今年4月1日付で、社名変更した会社。米オラクルが買収した米シーベルシステムズの日本シーベルも、6月にもOISと合併する予定である。 今回、締結するクロスライセンス契約の柱は二つある。一つは、日本オラクルが旧日本ピープルと日本シーベルの製品を取り扱うことが可能になる。OISも、日本オラクルのデータベースやミドルウエアをOIS製品とバンドルして販売できるようになる。両社の営業活動は、米オラクルの日本アプリケーション事業担当を務めるディック・ウォルベン上級副社長兼ゼネラルマネジャーが統括する。 二つめは、サポート業務におけるオペレーションを両社で一元化していくというもの。日本オラクルのカスタマーサービス統括本部長兼プロダ
札幌市で昨年も実施された「IT人材雇用プログラム」が今年も実施される。「Oracle&Javaコース」「Windowsセキュリティ&サーバ管理コース」が設置予定。 札幌市において地域提案型雇用創造促進事業を推進する「さっぽろ雇用創造事業推進協議会」は5月18日、昨年も実施した「IT人材雇用プログラム」を引き続き実施することを明らかにした。伊藤忠テクノサイエンス、日本オラクル、パソナテック、マイクロソフトの4社の民間企業が参画して行われる。7月末から2カ月間の予定で研修開始、年度内(2007年3月期)に70名の就業を目指しており、5月下旬よりプログラム研修生120名の選抜を開始する。 同プログラムは、厚生労働省の推進する「地域提案型雇用創造促進事業」の取り組みの一環で、雇用機会が少ない地域における地域経済の活性化や雇用機会の創出への施策に対し、それらの取り組みの雇用創造効果をさらに高めるため
調査会社Gartnerが5月24日まとめた統計によると、2005年の世界リレーショナルデータベース管理システム市場はソフト販売額が計138億ドルとなり、前年より8.3%増加した。 ソフト販売額に占めるシェアはOracleが48.6%で首位を守り、以下IBM(22.0%)、Microsoft(15.0%)、Teradata(3.2%)、Sybase(2.9%)の順。Microsoftの販売額が前年比で業界平均を上回る16.6%の伸びを示した。 MySQLとIngresを含むオープンソースデータベース管理システムベンダーは、総合的に最も力強い伸びを示したとGartnerは解説。Gartner Dataquestのソフト市場調査ではこれまで新規ライセンス販売額に基づきシェアを計算していたが、オープンソースソフトの人気やホスティング、サブスクリプションといったモデルの台頭を受け、新規ライセンスとア
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます システムの総所有コスト(TCO)削減などの要請に伴い、今後のエンタープライズ向けシステム開発の重要な手法として期待されるサービス指向アーキテクチャ(SOA)。5月16日より米国サンフランシスコにて開催された「2006 JavaOne Conference」でも、このキーワードを中心としたテクノロジセッションや展示が行われていた。JavaOneのセッションや展示会場を通じて、各ベンダーのSOA対応製品およびJava関連技術の利用状況について探った。 Javaは当初、Sun MicrosystemsのフェローであるJames Gosling氏らが、コンピュータネットワーク社会で使うことを考慮して、組み込み機器向けに開発していた言語が進化して
中堅・中小企業を攻めるITベンダーが、米国流の協業戦略を持ち込み始めた。販売パートナーとの間に「卸業者」を介することで、商品供給から後方支援まで、均質なサービスを提供する。三者の新しい役割分担が業界に根付こうとしている。 シスコシステムズが、手付かずだった中堅・中小企業(SMB)の攻略に、今夏から乗り出す。狙うのは、「社員数が3000人以下から数十人規模まで」(吉野孝行取締役・営業担当)の企業である。このうち、特に重点的に攻めるのが500人以下の企業だ。既存パートナーも営業が手薄になっており、シスコ製品の存在感がほとんどない顧客層だからだ。 そこで、シスコは新たな販売戦略を日本に持ち込む。これまで縁遠かった、中小や地場のソリューションプロバイダを販売パートナーとして開拓し、今年度前半にも1000社を獲得。併せて大手ディストリビュータ(卸業者)との協業を5月中にもまとめ、多数あるパートナーへ
文:Dawn Kawamoto(CNET News.com) 翻訳校正:河部恭紀(編集部) 2006-05-15 15:32 SAPは米国時間5月15日、Siebel Systemsのアプリケーションを利用するOracleユーザーを対象とした第三者保守サポートサービスの提供を発表する予定だ。 同サービスを提供するのはSAPの完全子会社であるTomorrowNowで、SAPは、Oracleの保守サポートサービスの半分の価格でサービスを提供することで、Siebelユーザーを獲得しようと考えている。 今回の動きは、エンタプライズアプリケーション市場でOracleに対抗しているSAPやTomorrowNowにとって特に珍しい動きではない。TomorrowNowは、PeopleSoft、J.D. Edwardsなど、Oracleが買収したほかの企業製品向けに第三者保守サポートサービスも提供している。
サンフランシスコの魅力は底抜けに青い空 JavaOneに参加するデベロッパは文字通りのJava Geek。そして、場所は西海岸--フォーマルなジャケットなど着ていると、"Are you from east?"と聞かれるような雰囲気がある。そして、これこそがJavaOneの魅力だろう。 朝は8:30、独特な渋い語り口のJohn Gage氏による挨拶により、General Sessionが始まる。これが終わると24:00近くまでテクニカルセッションやBOFが目白押しだ。はっきり言ってしまえば、ここでしか得ることのできない情報ばかりでもない。多くの情報はウェブサイトで見ることができるし、開発コミュニティやJCPへの参加も気軽にできる時代だ。 しかし、世界中から参加する開発の現場のGeek達とあれやこれやと話をすることで、Javaの今を知ることができる。ランチ会場では話題によってテーブルにわかれ、
米Oracleは米国時間5月16日に,自社のAjax対応ユーザー・インタフェース(UI)技術をオープンソース化する計画を明らかにした。同社は数カ月以内に,JSF(JavaServer Faces)の技術を取り入れたAjax対応UIコンポーネントを開発し,オープンソース・コミュニティに公開する。 同コンポーネントにより,「開発者は手軽にWeb 2.0アプリケーションを構築できるようになる」(同社)。単一ページでさまざまな再利用可能なコンポーネントを組み合わせたり,コンポーネントをアプリケーション・データ・ソースに連動させたり,UIのイベントとサーバー側のイベント処理を宣言的に連携させたりといった作業が行える。 また同社は,オープンソース・プロジェクトGrailsへの参加を表明した。Grailsでは,スクリプティング言語Groovyを用いてWebアプリケーション構築を促進するフレームワークの開
Database Watch 5月版 Page 1/2 “データベースの真実”をめぐる熱き論戦 加山恵美 2006/5/20 ここ最近XMLへの関心が再び高まっているような気がしませんか。かつてほど大々的ではありませんが、静かなブームのように感じています。これまで続いた進歩が積み重なり、いまようやく本格的な導入が現実味を増す段階に到達したのではないかという気がしています。 ■XBRLは財務分野でなくてはならない存在 単にXMLといってもいまは応用技術が幅広く展開しており、その根底にあるXMLそのものにはあまり目を向けられることはなくなってきています。それだけXMLが「当たり前」のように普及している証拠なのでしょう。いまさらXMLに着目するほどではないにしても、空気のように欠かせない存在です。無視するわけにはいかないのです。 いい例が財務報告用の国際的なXML標準、XBRL(eXtensib
ILM(インフォメーション・ライフサイクル管理)に取り組む企業の悩みの種は,古いデータをより低価格のストレージに移す「データ移行管理」である。先日米Oracleが「データベースこそが,Oracleデータベースの移行先である」と発表して注目を集めた。米IBMや米Sun Microsystemsの動向を見ても,データベース管理とストレージ管理の境界があいまいになっているのは間違いない。データベース・ソフトのベンダーが,ストレージ管理機能を取り込み始めているからだ。 ILMとは,ストレージ装置を階層化して管理し,アクセス頻度の高い新しいデータは高速なストレージに保存する一方で,アクセス頻度が低い古いデータは低速ではあるけれども安価なストレージに移すことで,コスト削減を狙うことだ。従来ILMやストレージの階層化などは,ストレージ管理ソフトの領域だった。ところが米Oracleは,この流れを変えようと
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