大麻に対する見解や取り締まりは国によって様々ですが、ドレスデン工科大学(ドイツ)の疫学研究チームはこのほど、“大麻はアルコールほど危険ではない”という研究報告を発表しました。 「Scientific Reports」に掲載された報告によると、同研究チームは、曝露幅(Margin of Exposure)*という手法を用いて、アルコール、ヘロイン、コカイン、タバコ、エクスタシー、メタアンフェタミン(覚せい剤)、大麻の7種を対象にその危険性を評価しました。 この結果、最も健康影響へのリスクが高かったのはアルコールで、次にヘロイン、コカイン、タバコ、エクスタシー、メタアンフェタミンと続きます。大麻は最もリスク度が低く、最高のアルコールと比較すると、114分の1になるそうです。 大麻は“低死亡リスク”に分類され、アルコール、ヘロイン、コカイン、タバコは“高死亡リスク”、エクスタシー、メタアンフェタ