今年春の政治日程の最大の山場、衆参5つの補欠選挙が終わった。結果は自民党が4勝1敗と勝ち越し、岸田文雄首相はメンツを保った。当初、危ぶまれた参院大分、衆院千葉5区でも立憲民主党の候補に競り勝った。だが、統一地方選で猛威をふるう維新に、和歌山1区では敗北。手放しで喜べる状況ではなく、岸田首相も4月24日、「(国民から)叱咤激励いただいた」と渋い表情で語った。 【写真】東京から「女帝」も応援に駆けつけた 「和歌山1区はこちらが3期衆院議員を務めた候補。統一地方選前半の和歌山県議選では、公認と推薦の自民候補を全員当選させた。一方の維新は昨年夏の市議補選に当選したばかりの候補。格からも、だれが見ても負けるわけがないと思っていた。時代の移り変わりを認識して次に対策を立てないと、維新にやられてしまう」 自民党幹部が苦々しげに語った。 和歌山1区で自民党は、衆院議員を3期務めた門博文氏(57)を擁立した
衆参5つの補欠選挙が4月23日に投開票が行われた。このうち安倍元総理大臣の死去に伴って行われた衆議院山口4区補選では、自民党の新人で元山口県下関市議会議員の吉田真次氏、衆議院山口2区補選では、同じく自民党の新人で、岸信夫元防衛相の世襲候補である岸信千世氏が、それぞれ当選することになった。 【独自】逮捕された「美人すぎる寝屋川市議」の写真集全カットを公開する 同じ「安倍元首相の遺志」を継ぐとした吉田・信千世の両氏だったが、叩き上げで政策が具体的だった吉田氏に比べて、信千世氏の地元での評判はすこぶる芳しくなかったようだ。実際に、山口4区では次点候補にダブルスコアをつけた吉田氏と比較して、信千世氏は僅差(惜敗率90%)での勝利だ。 「『父が病気で引退し、後を継ぐ』が出馬の理由では訴えに力を欠く」(時事通信社が報じた、党関係者の証言) 「東京で生まれ育った落下傘候補。地元のことはよく知らない。演説
次期衆院選で、若者はどの政党に投票すべきか。前回の公約は果たされているのか。実績を残した議員は誰か。若者の声を政治に反映させることを目指して、与野党を問わず各党へ働きかけている超党派の若者団体「日本若者協議会」の代表理事、室橋祐貴(むろはし・ゆうき)さんに、主要6政党の注目ポイントを聞きました。( 笑下村塾・たかまつなな) 【写真】今さら聞けない投票用紙の書き方、こんな字でもOK 実物を使ったわかりやすい説明 自民党 若者政策は評価、問題はジェンダー・情報公開――まず自民党について、この4年間で大きな公約違反はありますか。 公約違反らしきものはないというのが正直なところです。 2017年の衆議院選挙では消費税の10%への引き上げを公約に掲げて、消費税の用途を高齢者向けではなく全世代に使う、つまり幼児教育と高等教育の無償化を行うと言いました。 野党がみんな消費税率の引き上げに反対していた中で
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