次期衆院選の広島5区に立候補を予定する自民党現職の小島敏文氏(73)が23日、比例代表中国ブロックに重複立候補せず小選挙区だけで挑む考えを明らかにした。これまで旧広島6区で5連敗し、4回続けて比例で復活当選している。 尾道市であった後援会の集会で「次回の衆院選は小選挙区1本でいく。比例には出ない。地域のために頑張っていきたい」とあいさつした。終了後、報道陣に対し、自民党本部からの指示でなく自らの決断であることを強調し「背水の陣でやりたい。小選挙区で勝って堂々と仕事をしたい」と述べた。 2021年10月の前回選で、党は比例復活が2回以上連続すれば重複を原則認めない基本方針を示したが、小島氏は認められ、復活当選した。 広島5区には、立憲民主党現職の佐藤公治氏(64)と共産党新人の猪原真弓氏(62)も立候補を予定している。